ケネディ・センターのコンポーザー・イン・レジデンス カルロス・サイモン作品集 極彩色の管弦楽、弾むリズム ジャナンドレア・ノセダ 、 ワシントン・ナショナル交響楽団 (original) (raw)
カルロス・サイモン: 4つの交響的作品集
ジャナンドレア・ノセダ 、 ワシントン・ナショナル交響楽団
「この作曲家と彼の音楽は聴かれなければならない。彼の音楽は重要なことを語っているだけではなく、様々な事柄について深く考えさせる音楽だからだ」- ワシントン・ポスト紙
カルロス・サイモンはケネディ・センター・コンポーザー・イン・レジデンスの作曲家。
Tales-A Folklore Symphony」は、アフリカ系アメリカ人の文化とフォークロアを掘り下げたもので、黒人霊歌から、アフロ・フューチャリストのクリエイティブ・デュオ、ブラック・カービーによるコミックまで、幅広いアイデアに触れています。
The Blockは短い習作的作品。アフリカ系アメリカ人の都心での生活から南アフリカの生活までを反映させた作品をのこしたアーティストのロメール・ベアデンの視覚芸術からインスピレーションを得ています。
メゾ・ソプラノとオーケストラのための『Songs of Separation』は、ワシントン・ナショナル交響楽団の委嘱作品。13世紀のペルシャの詩人であり、スーフィズムのジャラール・アル=ディーン・ムハンマド・ルーミーの4つの詩にインスピレーションを得て書かれました。
アルバムの最後を飾るのは、コンチェルト。この曲は、ますます混沌とする社会で、自分自身の意識について聴衆に問いかけたものとなっています。
ライナーノートより(抜粋抄訳)「父にはいつも怒られる。彼は僕に牧師になってほしいみたいだが、僕はいつも『音楽は僕の説教壇だ、僕はここで語るのだ』と父に言ってきた。」カルロス・サイモンは、ワシントン・ポスト紙の『2022年に注目すべき作曲家とパフォーマー』リストにこのようにコメントを寄せました。アトランタで育ち、長い伝道師の家系とゴスペル音楽とのつながりからインスピレーションを得てきたサイモンは、グラミー賞にノミネートされ、すぐれた楽曲はまさに説教になることを証明しています。彼の音楽は、大小のアンサンブルのためのコンサート音楽から、ジャズ、ゴスペル、ネオロマンティシズムの影響を受けた映画音楽まで幅広い作風です。
キングインターナショナル【曲目】
カルロス・サイモン(b.1986):
1. The Block (2021) [録音:2021年9月25日]
2. Tales: A Folklore Symphony(2021)(物語:伝承の交響曲)[2022年3月3-5日]
3. Songs of Separation(2021)(分離の物語)*
〔1.The Garden(庭)、2. Burning Hell (燃える地獄)、3. Dance(ダンス)、4. We Are All the Same(われらは皆同じ)〕[録音:2023年4月21-23日]
4. Wake Up! Concerto for Orchestra (2023) (起き上がれ!オーケストラのためのコンチェルト)[録音:2024年1月25-27日]【演奏】
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ワシントン・ナショナル交響楽団
*ジャネイ・ブリッジズ(メゾ・ソプラノ)