月はひとり 星は二人で見上げたい - 人生は第四コーナーから (original) (raw)

あの人の背中のごとし蕪の白 − 十七音 十二月初旬篇

2020年 12月 22日

今日は日記のネタなど 一つもない

凸凹のない暮らしをしている

死んだ時 3億5千万円が出る自分の生命保険に父さんが入っていたという友だちの話とか

株がコロナのせいで急騰して 一夜で 400万円が2500万円になった友だちの話とか

友だちのそんな話を聞いているのは

ありふれたドラマを見ているよりも面白い時がある

無縁の世界だ

一時間に一回

時報がわりに

汽車(ディーゼル)が

麦畑の向こうを

走りゆくのを見ながら

ゆっくりとウォーキングをこなす日々

血液検査を久しぶりにして

Hマークは中性脂肪とコレステロール

他に、尿酸、クレアチニン

いつ 死んでも いい準備が着々と進んでいるのか

父、祖父のなくなった66年間という歳月は

もうそこまできている

🔥 🔥 🔥

十二月の日記を昔に遡って読み返している

その年々で様々な感情を持っているのが面白い

**

▼蕪噛めばじわりと大人の味がする
▼朝飯の蕪の甘酢に母の指
▼蕪食らい泥を落とした日々思い
▼あの人の背中のごとし蕪の白

▼なきまねをしているうちに夜があけて

あの人の背中のごとし蕪の白 − 十七音 十二月初旬篇 2010年|わはくま

🔗 note

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