ブレーキフルードリフィラー補修 (original) (raw)
デイトナのブレーキフルードリフィラーですがオン−オフの動作も軽快で交換時にとても便利に使えました。
だけでは面白くないのでちょっと掘り下げます。
まず購入時にグリス塗り過ぎ。何のグリスか分かりませんがフルード内に混入するので気持ち悪いです。もちろん使う前に全部バラしてブレーキに使えるグリスに打ち替えました。ついでにスプールバルブ自体とガワ内側の仕上げが荒いので軽くペーパーで仕上げ。オイルライン側の返りバリっぽいものも除去。スムーズにOリングを抜き差し出来る様に。
Oリングを交換して長く使えそうなのはとても良いと思います。今回の購入の大きなポイント。でもOリングの選定が微妙。JASO F404 と言うホームセンター等では入手し難い規格。安易に使い捨て出来ません。繰り返し使える様にブレーキフルードがグリコール系なのでOリングの材質にエチレンプロピレンゴムを選択。「OR EPDM-70 JASO F404-1012-N」「OR EPDM-70 JASO F404-1008-N」を補修用として手配しました。マスターやピストンのシールと同材質でグリスとの相性も良さそうです。
問題はボトルの閉まり具合。固めに閉じても微小エアーの吸い込みがありダダ漏れでボトルを動作確認済品と交換してもらったのですが微妙。
標準付属の2mm厚パッキンに軽く当たるまで閉じると蓋が上下に0.5mm超えてガタつきます。そこから手で最大限に閉じて1/8強。交換後は何とか漏れずに使えていますが蓋が斜めに浮いています。**デイトナの検証では1/4まで閉じられたようですが、バンドでクランプするとかしないと閉じられないし破損すると思います。**
切り出した1mm厚のパッキンでは軽く閉じた状態のガタツキは減り、1/4弱まで閉じられます。そこまで閉じなくても漏れません。ちなみにどちらのボトルもパッキン無しで漏れませんしキレイに当たって奥まで軽く閉じます。
現在デイトナとの検証結果の話が噛み合わない状態ですが、後からパッキンを追加してネジの掛かり具合とか考えていない様な気がします。だた、抜き取り検査で問題なく1/4閉めれば漏れないと言うまだ閉じる様な感じだったのが謎です…。
おまけで締付けの接触部分はゴムチューブで保護。そのまま使えば確実に傷が入ります。テープでも良いし何か一枚噛ますだけでも良いと思います。
いきなり実践投入する物でも無いですし、勝手に工夫して使ってれば漏れないんで良いんですが、気になって再度問い合わせ中です。