旅 久し振りの奈良へ~室生寺と街歩き (original) (raw)
60数年来の友人、そこそこ元気なおしゃべり婆ちゃん4人旅
あの静かな歴史漂う大好きな奈良が・・・様変わり~!
京都からの奈良行き特急電車は、満席ほぼ全部が外国の方たち
いろんなことばが飛び交い、日本語は聞こえず~
外国へ旅してる気分~!
途中乗り換えして、やっと日本人ばかりになり~宇陀市に着くと
懐かしい奈良の景色が蘇る。穏やかに静かに流れる時間に包まれる
自然に包まれながらの祈りの世界を求める旅・・・。
まずは、大きい器にたっぷりと盛られた、温かいにゅうめんを頂き
よもぎ餅を頬張りながら~室生寺の向かう
仁王門をくぐり、階段を登りまた登り~、
弥勒堂の弥勒菩薩像に手を合わせ、諸仏に見守られながら
五重塔まで~。奥の院には足が届かず・・・遠くに向かって
合掌する。杉木立に囲まれながら一段一段上りながらは、叶わないまま
だけど・・・こころは祈りとともに上に向かった心地に~。
室生の里は何とも優しく懐かしく、そこに流れるゆったりした時間を
楽しむ!
民宿までの道風景を楽しみながら、又々急な坂道をのぼり今日のお宿へ
ほっこり温かいストーブに迎えられ、小さな器に一品ずつの、地元で
とれた野菜や川魚がつぎつぎと並び、どれも優しい心のこもったお味に
大満足~何とも幸せ!ずーっとおしゃべりは続きっぱなしで~
何を話したのやら~だれも覚えず・・・。こころは空~?
室生の里を堪能する。霧が流れて揺らめいたり薄らいだり~体の中を
清めてくれるようなここちの時間が嬉しい朝の散歩道・・・。
朝露を纏った冬枯れの草たちに何度も呼び止められて~
清らかないのちが透けて見えるようで、美しい!
冬はもうそこまで来てる!
この室生の里の冬景色を想像しながら・・・
みんないのちの一服の季節のように見えるけど~
また新たないのちを繋ぐのに忙しい・・・見えないままに。
生き続けるのは、そんな繰り返しだとわかっているけど
冬を迎えるたびに同じように~あ~ぁ、また寒い冬が来るのを
がっくりとする~~~。
これから奈良の街中に向かう、旅の二日目!