九州視察旅行 2日目 Part1【大分県杵築市】 (original) (raw)
いつも読んで頂きありがとうございます。
3泊4日の九州視察旅行の2日目は大分県杵築市からのスタートです。
九州の小京都と言われる杵築
杵築市の杵築は重要伝統的建造物群保存地区となっており屋敷や城下町が残っていま
す。商家の集まる谷町通りを挟み、その南北の高台に武士たちが暮らしていてそんなV
字のような地形がサンドイッチのように見えることから_サンドイッチ型城下町_と呼ばれ
ています。
◆ちょっと豆知識◆
杵築の地名は以前は「木付」でしたが1972年に幕府から藩主松平重休に与えられた
朱印状で「木付」を「杵築」と誤記されていたことを機に「杵築」となったと言わ
れています。
酢屋の坂
北台側の「酢屋の坂」を下がると商人の町があり坂の下で酢屋を繁盛させたことが坂の
名前の由来です。北台側は上級武士の屋敷があるので坂道が塀で囲まれています。
奥の方に見える階段は南台の「塩屋の坂」で酢屋の坂と同じく坂の下で塩屋を繁盛させ
たのが名前の由来で上っていくと展望台がありますがそこまで行く元気がありませんで
した。
酢屋の坂は見た目で分かるように急です。
バスガイドさんにこの坂は絶対下がって情緒を感じてくださいと言われたので下がりま
したが上りはマジできついです。上らなくても帰って来られますがちょっと意地になっ
て上りました。
杵築藩上級武士の屋敷【大原邸】
北台武家屋敷通りにある上級武士の屋敷の大原邸を見学。
明治元年の絵図では大原家となっており、嘉永の藩士帳に見える用心大原文蔵(200
石)の屋敷ですが、いつごろから住んでいたのかは不明らしく文政以降と言われていま
す。杵築の武家屋敷では最も整った庭園があり普通の武家屋敷ではなかったことを物語
っています。
ご利用案内
- 開邸時間:10:00~17:00(入邸は16:30まで)
- 料 金:一般300円・小中学生150円・団体(30人以上)一般240円・小中学生120円
- 駐 車 場:共同駐車場
茅葺屋根と煙
大原邸に入ると煙臭い感じがしますが奥の炊事場に行くと大きいかまどに火が着いてお
り煙が出ています。炊事場は天井を張らず、その煙で屋根を燻すことで屋根裏に虫が付
かないようにするのと茅葺を長持ちさせています。
茅葺屋根は約10年に1度で全貼り換えしているみたいで費用は約5,000万円かかると大原
邸の案内の人が言っていました。
日本人の美意識を感じる回遊式庭園
大原邸の庭園は地形に応じて繰り広げられる景観を鑑賞できる回遊式庭園になっていま
す。中島もあり縁側から四季折々の表情の庭園を眺めることが出来ます。
大原邸その他
小さい画像をクリックすると中央に表示されます。
昼食は若栄屋の鯛茶漬けと杵築城見学
若栄屋さんは城下町杵築市の老舗料理屋で人気コミック「美味しんぼ」で紹介され全国
で有名になっています。そして今回は名物の鯛茶漬けを頂きました。
鯛茶漬けですが鯛の切り身に普通にお茶だけかなと思ったら胡麻ダレがかかっていて出
汁ではなく地元杵築の熱いお茶をかけます。
お茶をかける時「写真や動画を撮りますか?」と聞いてくれて撮るタイミングを教えて
くれます。美味しかったですが胡麻ダレは好みが分かれますね。
日本一小さい城【杵築城】
昼食が終わり外に出ると山の上に杵築城が見えます。
杵築城は八坂川河口近くの台地にそびえる日本一小さい城とされており、 応永元年
(1394)に木付頼直によって建てられました。
杵築城の入り口があり城まで約300m上る感じです。杵築城は自由見学で行きたい人だ
け行くという事になりましたが食べてすぐは動きたくないという人が多かったのと年配
の方は最初から行く気なしでした。そんな中、私も含め5~6人で行くことに。
そして、食べてすぐの重い体を運ばせ杵築城に到着。
小さいながらも良い雰囲気をかもし出していますね。
ご利用案内
- 営業時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
- 入場料金:一般400円・小中学生200円。団体一般320円・団体小中学生160円
- 駐 車 場:17台(大型4台)
- そ の 他:御城印(300円)
杵築城から眺める八坂川河口や海の景色も良い感じです。
最後に
観光の場所が多かったので今回は杵築市のみの記事となりましたが屋敷とか古い家は好
きなので個人的には良かったですね。杵築市の後は別府、湯布院と行ったので次回の記
事で紹介したいと思います。
今回参考にしたブログはこちら