バイトを100個した記録と感想ブログ vol.2(量販店で福引き、ミニストップ、ニトリ、携帯の組み立て、印刷工場、100均、社員食堂、喫茶店で皿洗い) (original) (raw)

バイトを100個した記録と感想ブログ第2弾です!第1弾はコチラ。

目次☞

6.量販店で福引スタッフ

量販店で福引き

量販店で福引きを行った。 入口に入ってすぐのところにパイプ机を出して、青地のハッピを着て、店内放送で度々呼びかける。自分の声が拡声されて店内に響き渡っているのが不思議で面白かった

一緒に働いたのは無口なキャバ嬢

一緒に福引きをしていたのは、すごく無口でわりと小柄な20代の髪の長い女性だった。店内放送の時の声もすごく小さくて、全体的にオドオドしていた。暇なタイミングで、普段何してるか尋ねたら、なんとキャバクラで働いているとのことだった。こんな無口なキャバ嬢がいるとは。

福引を引くお客さんの鋭い指摘

仕事はお客さんが来たらレシートを見せてもらって5000円購入につき1回福引きを引いてもらい、当たったら鐘を鳴らし、外れたらティッシュを渡すというもの。

なんとなく福引きを引くのに気恥ずかしさがあるのか、軽口を叩いていくお客さんが多かった。

👩「本当に当たり入ってるの?」

とか

👨「一等ディズニーランドか。別に当たってもなぁ」

とか。

ちなみに「本当に当たり入ってるの?」は、聞かれた時は分からなかったけど、かなり鋭い指摘で、途中からすごくオドオドした男性社員が来て当たり券を大量に福引きの箱に入れていったので、相対的に前半の人が不利になったのは事実だった。「えー今まで引いた人かわいそう」と「実はキャバ嬢の人」に言って分かち合いたかったけど、石碑のようにサイレントなのでやめた。

もう一つの軽口、「一等ディズニーランドか。別に当たってもなぁ」に関しては、ディズニーランドを悪く言いたいわけでなく、結構気持ちは分かる。誰でも喜ぶものではない気がする。(結婚式の二次会のゲームの景品にもよくなるけど)。実際ディズニーランドの男性40歳以上の入園者はやや少なめだし。

すごいサイレントなバックヤード

休憩時間にはバックヤードに行き、人がいる割に静かすぎる空間にびっくりした。なぜかぴったり隣同士に座っている人もいるのに、会話はほぼなく、咳払いすら遠慮がちだった。店の中のCMなりテーマソングなり店内放送の音漏れがある以外はほぼ無音だった。

照明が強い場所で長時間仕事をするカメラマンの中には、仕事以外暗闇で過ごすことを好む人がいると聞いたことがあるので、現象としては似ているのかも

福引の結果

結果的に私がシフトに入った日は一等が出ず、3位のオリジナルキャラクターのエコバッグが最高だった。お客さんの反応は薄め

7.ミニストップでバイト

住宅街近くのミニストップでバイト

家から近すぎない・ソフトクリームがおいしいという理由でミニストップでバイトをした。駅から10分くらいで住宅街近くにあり

週2くらいのシフトだったけど、一緒のシフトの人がすごく優しくて面白くて、非常に癒された。その人は中学生と高校生の息子さんのいる50代の女性で、オーナー夫婦の親戚だった。店長も親戚で、社員はオーナー夫婦の息子で、絵に描いたような家族経営だった

すごく働く家族経営

2019年の経済産業省発表資料によると、

回答者の属性別に出勤頻度を見ると、FC本部・社員の13.3%が「ほぼ毎日」と回答とした。オーナーの家族は25.0%が「ほぼ毎日」と回答、加盟店で採用されている社員は25.6%が「ほぼ毎日」と回答した。

とのことで、オーナーの家族の「ほぼ毎日出勤」の人の比率が高すぎてびっくりするも、なんとなく想像はつく。オーナー自体がこの統計になぜか含まれていないけど、私の働いていた店舗ではほぼ毎日オーナーとオーナーの奥さんが出勤していたし、息子も一度ブラック企業で働いて戻ってきてコンビニで働く決意を固めていたので、非常に順調な家族経営がされていた。

一緒に働いた人が面白かった

一緒に働いていた人は佐藤さんと言い、旦那さんが上場企業社員で、経済的にはあまり働く必要はないようだけど、頼まれてシフトに入っているらしかった

めちゃくちゃ面白い人で、「人を見たら泥棒と思え」といつも言っていた。嫌味なく悪口を言えるタイプで、面倒な業務は率先して行ってくれた。息子二人の恋愛事情やバンド活動についてなど、週ごとに進捗があるのが面白かった

仕事もそんなに大変じゃなかった

仕事内容としては、納品されたら必要に応じて商品に値段のシールを貼りつつ陳列し、時間が来たら廃棄の商品を下げ、商品棚を整えること、後はレジと簡単な調理だった。そこそこゆったりとしたお店だったので、忙しすぎることはそんなになく、個人的にすごく良いバイトだった

8.ニトリでバイト

(一応)ニトリとは

「ニトリ」は札幌市に本社を構える家具・インテリア用品小売業の大手企業で、日本国内に700店舗程度、外国に100店舗程度チェーン展開をしており、業界では安定して国内シェア1位を獲得している。1967年創業、2002年に東京証券取引所一部に株式を上場している老舗企業であり、幅広い世代に愛されている。

ちなみに会社名は、創業者の「似鳥(ニトリ)」さんの名字が由来となっている。北海道や岩手県に多い名字らしい

NITORI magazine vol.1 ニトリでつくるおしゃれインテリア&収納 (扶桑社ムック)

穏やかな雰囲気の職場だった

今回の短期バイトは全部で2人で、私の他には心をそんなに開かなさそうな黒髪ボブの短大生がいた。多分全然悪い人ではないけど、仲がいい人以外と話すのを億劫に思ってるんだろうなと思った。自分も同じタイプだからなんとなく…。

軽くフロアの説明を受けてから、レジ業務を行った。購入する品数が多かったり重かったり割れ物だったりするので、そんなに楽ではなかったけど、幸いにも私が配属された1階は全般的にとても平和な雰囲気で、ねぎらいの言葉を掛けてくれるお客さんもいた。(レジで「重くてごめんね~」「ゆっくりでいいよ~」など)。多分あまり気が急いた状態で家具屋に入る人はいないからか、全体的に優しげだった。

レジに慣れたらレジの人の横で袋詰めをした。袋詰めは商品が大きいと少し大変だった。お茶碗などの梱包も急いで確実にやらないといけないので結構焦る。焦ると新聞紙がまるで人格を持っているかのように開いてくるので更に焦る

休憩時間には新卒のレジ係の人とお話しした。とてもおっとりとした女性で、のんびりお話をしつついつも目が笑っていた。結構こんまりさんに似ていて、いかにも家具が好きそうな雰囲気だった。(こんまりさんが家具好きかどうかは知らないけど)。

9.携帯の組み立て

なかなかきつい

ガラケーの組み立て作業を行った。(一応まだ製造されている)。レゴブロックの組み立てに非常に似ておりパチンと綺麗な音をするまではめる作業は最初の方はなんとなく楽しいけど次第に指、手が痛んでくる。パチンとはまらないと置いただけで分解されてしまうので終盤は渾身の力を込めないといけないし、何時間もパイプ椅子に座って行うのでなかなかきつかった

明るいリーダーとうす暗い作業スペース

つなぎを着たリーダーのお姉さんが2人いて、PUFFYみたいに結構派手で明るかった。話してる内容も「塗装行く?」「行っちゃうか~」「そうね~。じゃあ行きますか!」みたいな感じでやたら軽くて明るい

PUFFY COVERS

作業員としては、私の他に短期バイトの慶応の女子大学生と眼鏡の無口な30~50歳くらいの男性が数人いて、休憩時間は大学生とコンビニで買ってきたパンを食べながら、昔レゴで遊んだことやサークルのことなどを話した。ショートヘアで小柄ですごく素直そうな女性だった

工場内の照明は結構暗く、塗装も行っている為、塗料の独特な匂いとキュイーンと言う音がした。エミネム主演の『8マイル』の工場に薄暗さ含めよく似ている

8マイル(字幕版)

かなり疲れている上、夜になると工場は少し寒くなってよりきつさが増した。ようやくバイトが終わり、駅までのやや遠い道のりを歩きながら、座りっぱなしだった足を動かせてうれしかった

10.印刷工場で働く

ワクワク印刷工場

印刷技術というのはペーパーレスの時代でももちろん進化し続けていて、ものすごい技術革新が起きている。そんなハイテク技術みっちりの工場・印刷工場で働けるということで、わくわくして現場に向かった。実際に大型の複雑なつくりの機械がありいかにも面白そうだったけど、仕事内容は印刷されたパンフレットをひたすら10枚セットにすると言うものだった。かなりハイテク機械を導入しており、ほぼ自動化されている中でその部分だけアナログなのが気になった。おそらく超小ロッド・規格外なのかなと思いつつ…。

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すごい疲れた

7時間ずっとセット組をしていたので本当に疲れ果てた。しかもセット組をするのがニッチすぎる内容の企業向けパンフレットかなにかで、「こんなに頑張ってセット組しても実際これの中身を読む人は何人いるのだろう」と思ってうつろになった。

一緒に働いているメンバーは女子高生が多かった。隣でお弁当を食べている女子高生がすごく性格が悪くてやや滅入った。同じクラスのアレルギーで魚が食べられない子に「魚おいしいのになんで食べないの?」って何回も訊いた話を嬉しそうにしていた。顔を観たら結構かわいくなかったので、「あぁ、この人もコンプレックスがあるのかな」と残酷な生態系を思い嫌な気持ちになった。

11.100均で働く

品数が豊富!

100均はわりと奥が深くて、安い商品を売っているお店といえばその通りだけど、ラインナップの幅が非常に広い。はりがねとか微妙なコルクとかおもちを電子レンジで調理する器具とか、商品ラインナップを考える為に社員が真剣に延々「古今東西」をしているのではないかと思えてくる。

働く側としては陳列場所を覚えるのが大変だった。あと単価が低いので、購入する点数が他の小売りと比べ物にならないくらい多いのがきつい。レジで「雑貨が1点、2点…」と声に出して数えながら別のかごにうつしていくのだけど、40点を超えた後くらいから同じ数を2回数えた気がしてくる。本気で冷や汗が出てきて2回くらいお客さんに謝って数えなおしをさせてもらった。新庄剛志に似たお客さんが冷や汗をかいていたら笑いながら「大丈夫?」と声をかけてくれて優しかった。(他の仕事でも新庄剛志似のお客さんがとても優しかったので、本人も結構いい人なんではないかと勝手に思ってる)。

スリルライフ

品出しは商品の陳列棚下のストレージから補充をするだけなので気持ち的に楽だったけど、変な姿勢をするので腰が痛くなった。

12.社員食堂で働く

まず某通信系大企業の社員食堂で働く

某通信系大企業の社員食堂は、その会社の社員も社員食堂も同僚もとても感じが良かった。別の仕事で取引先としてその企業に接した時もとても感じがよかった。 「仲良さそうですね」とリーダー的な人に言ったら、「前は昼シフトと夜シフトで対立していたけど、今はあまりそういうのはないかな」とのことだった。

窓からは東京タワーが見えて、絶えず明るい光が差し込む綺麗な食堂だった。メニューも少ないのでオーダーを聞くのが楽だった。お盆に載せて定食を運ぶだけなのもいい。メニュー数は少ないものの、かなりおいしそうな料理を出していた。ラッキーなことにまかないでその定食を食べられたけど、実際においしかった。色どりも豊かで、栄養バランスも良く、こんなものを毎日食べられるなんてうらやましすぎる

某航空会社の社員食堂

某航空会社の社員食堂は主に整備士さんが利用していた。アメリカの給食のようにバイキング形式になっており、レジ係とせっせと料理を作って盛る係がいた。地味なおかずメインだったけどとてもリーズナブルで味もおいしかった。ひたすら野菜を切っているだけなので、仕事も楽だった。50-60代の女性の従業員が激しく揉めている状態が延々と続いていた。忙しく料理を作りながら、ラップバトル並みにずっと揉めているのである意味すごいなと思った

13.川崎の喫茶店でお皿洗い

商業施設内の喫茶店

川崎の喫茶店で皿洗いをした。その喫茶店は、大きなパフェやシチューを出すお店で、商業施設に入っており、若者とファミリーのお客さんが多かった

休憩有りで5時間、茶色いエプロンをつけて水につけたお皿を簡単に洗ってから大型の食洗器に入れ、洗い終わったら棚に戻すのをひたすら繰り返した。ずっと一人で黙々と作業をできるから気楽だった。でも意外とお皿が重く、疲れた

まかないがやばい

あまり会話のない無機質な仕事場だったけど、ちゃんとまかないがついていた。(まったく期待していなかった)。

休憩時間になると共にホールスタッフに食洗機の少し脇の調理場に連れて行かれて「これ、自由に食べていいですよ」と言われた。見るとサンドウィッチの具材20種類くらいと耳のない食パンが積んであった。自分で自由に組み合わせてサンドイッチを作っていいようだった。紙コップにたっぷり入ったホットコーヒーもいただいた。

薄暗い廊下の階段に座って食べたまかないは、疲れ果てた体に染みて、ちょっとどうかと思うくらいおいしかった。体の疲れ具合によるものもあるけど、しっとりした弾力のあるパンと新鮮な具材にバターのパンチがすごかった。ここで食べたおいしいサンドイッチはなかなか再現できない