臨時授業が好評(だった気がする)非社会講師が日本史の流れを1500文字以内でまとめる試み (original) (raw)

※この記事の日本史知識パートはちゃんとした日本史の先生の監修を受けています!

目次☞

かつて日本史を教えたことと、愛のないこと

以前塾で働いていた時に臨時授業で担当科目外の日本史を教えたことがある。社会科系の科目の場合、基本暗記科目なので、知識はそんなにいらないだろうと思って授業に臨み、結果的に授業は好評だった。

なんでか? と考えると、たぶん教えてる内容に対し愛がないからだと思う。私も温度感が低く、生徒たちも低かったから、逆にマッチしてたというか。

😡歴史に愛がないのか、不敬な!

という怒りの声が上がるかもしれないけど、数100年、数1000年前の知らない人対知らない人の戦いや生活に対し、どう熱くなればいいか正直わからない。普通熱くなるでしょ、熱くなるべし! というスタンスで来られると暑苦しい。(社会科系が好きな人にはそれでいいんだろうけど)

だいたい歴史の授業って、類人猿の頃から一歩づつ、さながら過去から未来に向かってタイムマシンに乗っているかのように紐解いていくから、

🤔はて、今は何号目で、私は何を聞かされてるんだ

と思ってしまう瞬間がわりとある。

初デートのわりに重い

経験したことがないもののお見合いで例えると、

👨「僕は岡山市内で生まれ、上の兄とは3つ違いの末っ子でした。僕の名前は祖父と祖母が相談をして決めたもので、岡山県ゆかりの武将から1文字もらっているのと、優しい子になるようにという意味を込めて『優』という漢字を入れてます…」

みたいに生まれた瞬間からの歴史を延々に語られるのと

👨「僕は岡山市内に二人兄弟の次男として生まれ、大学で上京、そのままハウスメーカーに就職しました。最初は営業でしたが、一念発起して勉強をしまして、経理に異動しました。経理の方がホワイトな部署で、僕には合ってます。趣味はジム通いとオペラ鑑賞です」

みたいに簡潔に歴史と特性を語られるのとでは、入ってくるイメージの量と質が全然違うのではないか。正直名前の由来とか小学校の立地なんかは、今後定期的に会う流れになって、ドライブデートで渋滞にはまった時とか、朝ごはんに表面の乾いたパンケーキ(少し失敗)を食べてる時に話すくらいでいい気がする。要するに愛もしくは多少の愛着がないと詳細を語られても(ネタを含むとかではない限り)頭に入ってこないんだと思う。

なので、ひとまずここでは、お見合いの最初の挨拶くらいの歴史と特性のサマリを作る。これだけでざっくり理解できて、ゆるく詳細理解(2回目以降のデート)に進める感じだといいなと思う。

早速日本の歴史を1500文字以内にまとめたよ

旧石器時代から最近までの流れはこんな感じ。

旧石器時代(約260万年前〜約1万年前)石を打ち砕いて作られた打製石器を使って狩猟をする

縄文時代(約1万数千年前〜紀元前3世紀ごろ)土器を作るよ


弥生時代(紀元前3世紀ごろ〜紀元3世紀ごろ)稲作をしたよ

邪馬台国女王・卑弥呼登場。中国(魏)に使いを送ったりするよ

古墳時代 3世紀〜 大和政権誕生。大王を中心とした政治を行う。

飛鳥時代 592年~ 聖徳太子が憲法作ったりするよ。中国や朝鮮の文化もやってくるよ

奈良時代 710〜 平城京に都が移る。藤原氏(貴族)がなかなか権力を持つ。政権争いでわりとごたついたよ

平安時代 794〜平安京(京都)に都が移る。藤原氏の権力が微妙になったタイミングで武士現る!源氏と平氏が2強でバチバチ。平氏winのちに衰退。

鎌倉時代 1192年〜 源頼朝が鎌倉幕府を開く。源氏の後は北条氏が執権する。モンゴルが2度も侵略してくるけど、暴風雨とかで助かる。でも政府は疲弊

室町時代 1333年〜 初期は足利尊氏vs後醍醐天皇でバチバチで混乱していた。3代目足利義満の時代になんとなく安定するも、下剋上の風潮が高まり戦国時代へ🔥 応仁の乱で細川勝元と山名宗全が激しく戦いすぎて京都はボロボロに。幕府衰退

安土桃山時代 戦国大名がバチバチする中、織田信長が頭角を表す。天下統一手前で明智光秀に追い詰められ、自害。織田信長の跡を継いで豊臣秀吉が国を統治。兵農分離が進み、武士と農民の身分の差が明確化した

江戸時代 1603〜 秀吉の死後、徳川家康が江戸幕府を開く。〇〇藩みたいにチーム制にする、大名の法律・武家諸法度の制定など、めちゃ制度化する。また、鎖国をするも、1853年アメリカのペリーが黒船に乗ってやってくるなど、開国を余儀なくされる

鎖国解除以降幕府の求心力が下がり、坂本龍馬とかが暗躍し、正式に幕府エンド

明治時代 1867〜 政権を久々に朝廷(天皇がいるところ)に返されたものの、最初の方はかなりバタついていた。しかし1881年に国会を作り始め、追って憲法も作るなどなんとなく安定してきた

強くなりたい気持ちが高まり、1894年日清戦争、1904年日露戦争をし、両方勝つ

大正時代 1912〜 大正デモクラシー(民主主義がめちゃ盛り上がる動き)を経て男子普通選挙が実施されるように

1914年からは第一次世界大戦が行われ、日本も連合国側として参戦。中国やドイツ領を攻撃。連合国側win。日本は空前の好景気で工業の発展がめざましい時期が訪れたが、戦後恐慌も起こり倒産する企業が続出した

昭和時代 1926〜 日本が線路の爆破事件をきっかけ(言いがかり?)に満州を支配したことから1937年に日中戦争が勃発。日中戦争の少し前には、五・一五事件(犬養首相暗殺)、二・二六事件(要人殺害)の2クーデターを鎮圧した軍部の権力が高まっていた

1941年 日本がハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、VSアメリカ・イギリス・中国・ソ連の太平洋戦争が勃発。ぼろ負けしている中、原爆を落とされ終戦。日本LOSE。「日本が他国から攻撃されたらアメリカが対応してやるよ」みたいな日米安全保障条約を結ぶ

日本はそれから中国や韓国とも関係を前向きに見直した。1955年から1973年までは高度経済成長でGDP世界2位まで上りつめ、なおかつオリンピックを開くなど、徐々に復活をした

平成 1989〜 1980年代後半から1990年代初めにかけて株とかが異常に高騰するバブル経済がはじけたりして、日本はまた痛手を受けた

時代の覚え方

もしもしかめよの替え歌があるからこれだけ覚えれば、流れはなんとなく頭に入ると思う。

エンド

今回まとめた内容は教科書換算だとせいぜい1-2ページだと思う。200ページの教科書換算で1%くらいのボリュームとなる。まとめながら、

🦁やっぱり日本史ってまどろっこしいというか苦手だな~

と思った。テキストを読んでも因果関係が分からないからネットで追加で調べる場面が結構あった。でも歴史が必要なのはわかる!(つらい)ということでお互い頑張りましょう。