作家ミラン・クンデラ氏死去、94歳 「存在の耐えられない軽さ」 (original) (raw)

2023年7月12日 19:30 発信地:プラハ/チェコ [チェコ ヨーロッパ ]

【7月12日 AFP】(更新)チェコ出身の作家で、「存在の耐えられない軽さ([The Unbearable Lightness of Being](/search?fulltext=The Unbearable Lightness of Being&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪))」などの作品で知られるミラン・クンデラ([Milan Kundera](/search?fulltext=Milan Kundera&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪))氏が11日、死去した。94歳。出身地ブルノ(Brno)にあるミラン・クンデラ図書館([Milan Kundera Library](/search?fulltext=Milan Kundera Library&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪))が発表した。

同館の広報担当者は翌12日、AFPに対し「ミラン・クンデラ氏が長年にわたる闘病の末、きのう(11日)亡くなった」と明らかにした。

1929年4月1日生まれのクンデラ氏は当初、詩や短編小説を執筆していたが、67年の「冗談([The Joke](/search?fulltext=The Joke&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪))」で一躍有名になった。

一時は共産党員だったが、68年に民主化運動「プラハの春([Prague Spring](/search?fulltext=Prague Spring&category%5B%5D=AFPBB>記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪))」をソ連が弾圧。以後、当局から締め付けを受けるようになった。

75年に共産主義政権下のチェコスロバキア(当時)からフランスに亡命し、以来同国で暮らしてきたが、2019年にはチェコの市民権を再取得した。(c)AFP