【スポットライト世紀のスクープ】2015年アカデミー作品賞 (original) (raw)
映画「スポットライト世紀のスクープ」
随分前に書いた「下書き」の放出です
↓
今日からまた、大好きな「映画」のアカデミー賞関連にもどります
もうひとつの大好きなロック関係の記事と「まとめ」記事に寄り道していました
コチラと
コチラでしたね
映画「スポットライト」今、隠せなくなったカトリック司祭による性的虐待の歴史を問う
2015年のアカデミー賞関係の記事に追加です
この作品が、アカデミー賞、作品賞受賞作でした
国においても
宗教においても
学校においても
何かしらの権力をもつと人は、
ひとりひとりは、ごく普通の人であっても、
マズいことに対して「臭いものに蓋」という形で、
「あったことを、無かったことにする」という、
「ねじ伏せ」が必ず起きていますよね
全体のために、犠牲者を捨てる
全体のために、加害者を守る
やりきれない思いの残る映画です
けれど、
ウォーターゲート事件で知った「新聞社の権力に対抗するチカラ」
巨大権力に対する「映画という多大なる人口を動員するチカラ」もありますよね
昔から「口封じ」という、とてもとても怖い手があり、
それゆえに、ものも言えない人たちは、少なくありません
その怖さの中で、ダイレクトに立ち向かえる勇気のある人たちばかりでなく、
勇気などなくても、こうして、娯楽映画というものを通して、世の中には矛盾する正義と悪事があるのだと「知る」ことも、
ひとつの対抗手段なのだと思います
知ろうとしなければ、また、犠牲者を増やしていくだけですから
マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチ、ビリー・クラダップ、そしてマーク・ラファロ
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の裸で走るマイケル・キートン、
『アバウト・タイム』のキュートだったレイチェル・マクアダムス、
『プラダを着た悪魔』のスタイリッシュだったスタンリー・トゥッチ、
『あの頃、ペニーレインと』のロックスター役だったビリー・クラダップ、
『シャッター・アイランド』での静かな役のマーク・ラファロが、
それぞれ全く違う味を出していますよね
いやあ、しみじみ、役者は化けますよね
ありがとうございます
この映画も、子供が選んで3人で観たものです
最後のシーンのテロップに「見間違いか?!」と怒り狂う親子
調べ直すと、本当のことで、やりきれないです
「こんなのもあったよね」と、
インディアナ州でのDNAによって発覚した人工授精事件のことを話し出す子供
この映画をきっかけに、
なかなか興奮がおさまらない、家族の会話が続きました
「村社会」でおこりがちに思えることも、
「大きな村である大都市」でも起こるわけで、
自分達の日常の平和のために「臭いものに蓋」をする傍観者の罪を考える映画でした
みなさまも、ご覧になりましたか?
理不尽な映画は苦手でしょうか
今日もいい1日をお過ごしくださいね