【行って来いからさらに上昇】地政学リスクの懸念は杞憂に終わるのか? (original) (raw)

先週末の雇用統計で上昇した分を月曜日に吐き出したのにも関わらず、火曜日にはまた金曜日と同等、さらにはそれ以上の上昇がありました。

地政学リスクが懸念されていたので、これはなかなか調整が長いかもしれないと思っていましたが、たった1日で上昇したのには少し驚きました。

懸念されている地政学リスクは無くなってはいないみたいですが、それほど大きな問題にはならないと楽観視されているのかもしれません。

世の中そんなものでしょう。

市場なんて予想できないですから、下手に売買をしたら、これは損していたかもしれませんね。

バイアンドホールドやジャストキープバイイングというのは投資業界では有名な話ですが、売買をして、スイングトレードをするよりも、買ってホールドした方が、結果的には利益が取れているという話です。

下がったところで買って、上がったところで売り、さらに下がったところで買えば、儲かるのでは?と考えるのは素人の愚の骨頂です。

それはチャートを見ていて、結果が分かるから判断できるのであって、明日も明後日もどのような動きをするのか分からない場合は、何も判断できない、キープするというのが正しい確率が高いってことです。

まあ、米国株式は右肩上がりのチャートを示していますから、下がった時に買い増し、買い増しを繰り返していけば、それなりに上がりを取れる可能性がありますし、安く買えていれば、いずれ上がってくるだろうと考えることだってできます。

とはいえ、下がっている時、市場が恐怖になっている時には、なかなか買い向かいにくいものです。

そのような時にいかに買いに迎えるかが勝負だと思いますけど、そこが人間心理と逆にいかなければならない難しさです。

■元金が増えると変動額も大きい

投資信託の収益は月曜日の下落を反映していますので、大きく下がりました。

元金が膨れ上がってきているので、2%も3%も下がると、それなりに金額としての下落幅が大きくなるのですが、これはそれだけリスク資産を大きく持っているという証なので、受け入れなくてはいけないです。

下がることを怖がっていては大きく儲けることはできないですからね。

インデックスファンドで持っていれば、そんなに大怪我をすることはないです。

やはり分散が効いているので、一つの銘柄が大きく下げても、他の銘柄の下落が小さかったり、逆に上がっていたりすると、そこで薄まったり、相殺されたりしますから。

逆に、大きく儲けることが難しいのもインデックスファンドの特徴なのかもしれません。

最近は、オルカンやS&P500に投資していても、富裕層になれないって話がでているくらいです。

それが分散しすぎているということだと思いますし、上昇幅も小さいですからね。

大きく儲けようとすると、分散を抑えるか、出来るだけ少ない銘柄に投資することになるので、そこは見極めが難しいところです。

私が新NISAで大きく買ってきたFANG+のボラティリティが高く、投資家を不安がらせる状況にあるのは、やはり分散性がS&P500を比べて劣っているからでしょうね。

大きく上がる時は、レバナスをも超えて上昇していくので、それはそれで激しいのですが。

■今日はFOMC議事要旨発表

今日はFOMCの議事要旨が発表されます。

そして明日はCPIの発表になります。

なので、今日はそれほど大きく動かないと思いますが、予想ではFOMCは今後の利下げスピードや利下げ幅の話が発表されると思いますので、市場の織り込みとのギャップを埋めていく展開を予想しています。

大きく動く可能性はあると思いますが、下手にネガティブサプライズにならないようにして欲しいですね。

今日も売買は基本的にしないでホールドを心がけます。

下手に動いて損をするよりも、動かずにしっかりと利益を取っていく姿勢の方が大切だと思っています。

10月が最後の懸念月です。

11月の大統領選挙が終われば、そこからは年末ラリーを期待するばかりなので、ここはしっかりとホールドし、下がったら買う姿勢が良いかもって思っています。