鬼ヶ城岩手山登山!不動平避難小屋と岩手山神社奥宮の詳細! (original) (raw)

岩手山山頂に登頂した登山者

前回の記事で書きました、岩手山八合目避難小屋で1泊したのですが、水も美味しく前日の登山の疲れを癒すことが出来ました!

翌日は岩手山へ登り、お鉢巡りをした後に、難路で冷や冷やする鬼ヶ城を経由して七滝コースを下山したのですが、今回はその時の登山の様子について解説したいと思います!

鬼ヶ城岩手山へ登山した経緯について

前回の岩手山への登山に引き続き、今回は宿泊した岩手山八合目避難小屋から出発し、お鉢巡りをしたのち、鬼ヶ城経由で七滝登山口へ下山した時の様子について書いていきたいと思います!

岩手山へ登るまでは「鬼ヶ城」という名前すら聞いたことがなかったのですが、実際に見てみるとその迫力に圧倒されてしまいまして、本当に登れるのか?っと珍しく弱気になってしまいました・・・。

残念ながら配下には猿、雉、犬ではなく、歩荷力が桁外れなマエちゃん(登山仲間)のみの陣容に、守備に定評な「鶴翼の陣」で迎え撃つべきか、それとも「魚鱗の陣」で戦闘力をアップするべきかで登山計画をする際、迷いに迷ってしまいました(笑)

結果、鬼ヶ城には普通に登れたのですが、それでも絶壁な所もあったりと、油断ならない感じでした。

今回は、そんなスリル溢れる鬼ヶ城への登山と、岩手山のお鉢巡り、岩手山神社奥社、不動平避難小屋について書いていきたいと思います!

特に気になるのが登山ルートの様子や、不動平避難小屋のトイレや小屋の内部の状態になるかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います!

まずは前回書きました岩手山八合目避難小屋の詳細についての記事がこちらになります。

www.aohigetozan.com

岩手山八合目避難小屋の料金や予約、水場、トイレについて詳細に書いてますので、参考になれば幸いです!

www.aohigetozan.com

そしてこちらが、岩手山への登山で利用した七滝コースの詳細について書いた記事になります!

七滝コース登山口から名瀑の七滝、自然の息吹を感じる大地獄谷までの登山の様子について書いた記事になります。

恒例になりますが、今回の鬼ヶ城と岩手山、不動平避難小屋について撮った登山動画がこちらになります!

上記写真を押すと、岩手山から鬼ヶ城経由で七滝登山口へ下山した時の様子を撮った動画(YouTube)を観ることが出来ます!

鬼ヶ城の稜線の様子や不動平避難小屋など撮ってますので、良かったら登山の参考にしてみて下さい!

岩手山への登山とお鉢巡りルート、岩手山神社奥宮の詳細!

岩手山神社奥宮

名残惜しいですが岩手山八合目避難小屋から岩手山の山頂目指して登っていくと、祠が見えてきます。

こちらが岩手山の山頂に鎮座してる岩手山神社奥宮になります。

岩手県の最高峰の神社になりますね。

岩手山神社奥宮に奉納されている品々

岩手山神社奥宮に奉納された品々が数多くありました!

流石、信仰の聖地であります岩手山だな~っと思ってしまいました。

岩手山神社奥宮周辺の景色

こんな石碑は、どのように岩手山の山頂まで持ってきたんでしょうかね!?

ヘリで荷揚げしたと思いますが、人力だったら凄い事ですよね。

岩手山山頂にある奉納された剣

岩手山の避雷針の役目をしているのかな!?っと、思ってしまった剣になります。

なんとなく南アルプスの甲斐駒ヶ岳の山頂を彷彿させる奉納された品々でした。

荒々しい岩手山の景色

岩手山神社奥宮を過ぎるとより荒々しい岩手山の景色を見る事が出来ます!

岩手山のお鉢巡りルートは、日本ではないと思ってしまう景色が連続します。

岩手山のお鉢巡りルート

岩手山のお鉢巡りルートを歩いていくと、噴火口も見る事が出来ます!

ここから噴火したのね~っと思うと、自然の力って本当に凄いですよね!

岩手山お鉢巡りルートの登山道の様子

こちらが岩手山のお鉢巡りルートの登山道の様子になります。

写真の通り、木はおろか草もほぼ生えていない不毛の大地が広がってますので、風が吹くと隠れる場所がありません。

稜線は、ふきっ晒しになってしまいますので、暴風、防寒対策はシッカリしたほうが良いかと思います。

特に砂が結構飛んでくるので、サングラスは必須になります。

岩手山の山頂

そんな感じで岩手山の山頂に到着です!

私は前日に岩手山へ登っているので、これで2回目の登頂になります(笑)

岩手山の標高は2,038mになりまして、夏でも山頂はかなり涼しいです。

岩手山の山頂からの景色

岩手山の山頂からの景色になります!

ガスガスでゴザンス♪でちょっと残念な感じはありますが、それでも幻想的な景色ですよね!!

岩手山山頂からの鬼ヶ城の景色

岩手山の山頂から眺める鬼ヶ城の景色になります!

いや~これからアソコを歩くと思うと一気に萎えてしまいました・・・。

ここはマエちゃん愛飲の「元気になる薬」をお裾分けして貰わないとイカンな~っと思っていた時間帯でした(笑)

岩手山山頂から不動平避難小屋への登山ルート

岩手山の山頂とお鉢巡りのルートを堪能したところで、不動平避難小屋を目指して進みたいと思います!

鬼ヶ城の麓に不動平避難小屋が建っている様子

鬼ヶ城の麓に不動平避難小屋が見えているのですが、近いようで遠い感じになります。

お鉢巡りルートから見ると、鬼ヶ城が岩手山の外輪山であることが良く分かりますよね。

不動平避難小屋の内部の様子と水場、トイレ、冬季避難小屋の詳細について

不動平避難小屋遠望

岩手山から下山すると、正面に不動平避難小屋が見えてきます。

早速、どんなものか調査したいと思います!

不動平避難小屋外観

こじんまりとした避難小屋ながら、中々新しい建物であった不動平避難小屋になります!

避難小屋の周辺には、ベンチと机がありまして、平地も広がっているのでテント泊も出来そうな感じでした。

ただ残念ながら、岩手山八合目避難小屋と同様に、不動平避難小屋もテント泊は禁止ですので注意してください!

不動平避難小屋入口

不動平避難小屋の建物の様子と入口になります!

こちらの左側の梯子の先の入口は、冬季用(2階)になりまして、右側が1階の出入り口になります。

不動平避難小屋正面玄関と雨水タンク

ただ、建物の左側が本来の入口になりますので、普段はこちらを利用いたします。

なお、こちらの入口に入って右側にトイレがありまして、非常に綺麗でした!

また、不動平避難小屋には水場がありませんので、岩手山八合目避難小屋まで汲みに行く必要があります。

雨水を貯めたタンクがあるので、浄水器や煮沸すれば飲み水として使えるかもしれませんが、多分、トイレ用としての使用のみかも知れません。

不動平避難小屋の内部の様子と広さ

そしてこちらが不動平避難小屋の内部の様子と広さになります。

1階は、大人10人前後がゆったりと寝れる広さになります。

それほど広くはないので、岩手山のシーズン中は、かなり混雑します。

私が岩手山八合目避難小屋に宿泊した際も、水を汲みに来ていた不動平避難小屋の利用者が「滅茶苦茶混んでいる」と言ってました。

不動平避難小屋からの岩手山の景色

不動平避難小屋からの岩手山の景色になります!

岩手山の山頂から一番近い避難小屋なだけあって、雄大な景色を独り占めする事が出来ます!

不動平避難小屋冬季避難小屋として利用できる

ちなみに不動平避難小屋は、冬季も利用する事が出来ます!

不動平避難小屋冬季避難小屋の入口

こちらの階段を昇と、冬季避難小屋の入口にアクセスする事が出来ます!

不動平避難小屋冬季避難小屋の入口のドア

こちらが冬季避難小屋の入口になります。

レバーを手前に引くとドアが開きます。

不動平避難小屋の冬季避難小屋の内部の様子

こちらが不動平避難小屋の冬季避難小屋の内部の様子になります。

1階に比べるとだいぶ狭いですが、それでも6人前後の方が過ごせるだけの広さはありました。

入口が2階部分にあるだけで、1階も使用できると思われますので、実際はかなりの人数を収容する事が出来ると思います。

鬼ヶ城登山とルートの詳細、岩手山の景色について

鬼ヶ城ルートの注意点

不動平避難小屋の詳細に引きつづきまして、鬼ヶ城ルートの注意点になるのですが、稜線上に登山道が付いているので、火山ガスなどは気にしなくても大丈夫そうでした。

不動平避難小屋から鬼ヶ城へ登山をスタートの様子とお花

不動平避難小屋から鬼ヶ城へ登山をスタートすると、お花がモリモリ咲いていてとても綺麗でした!

嵐の前の静けさでしょうかね・・・。

鬼ヶ城と網張方面の道標

不動平避難小屋から稜線に出ると、「鬼ヶ城」と「網張」方面の案内が表示されておりました。

鬼ヶ城周辺のお花

それにしても鬼ヶ城周辺はお花が多く目の保養になりました!

やっぱり、嵐の前の静けさでしょうかね・・。

鬼ヶ城岩手山登山の危ない箇所

お花に目をとられていると、直ぐそこが崖になっているので、注意散漫は大敵な登山コースになります。

鬼ヶ城から眺める岩手山の景色

鬼ヶ城から眺める岩手山の景色になります!

段々目線と同じくらいの高さになってきましたね~

鬼ヶ城周辺の登山道の景色

それにしても、鬼ヶ城は、日本とは思えない景色と登山道が続きます!

荒々しい登山ルートですが、意外と雰囲気は良いですよね。

鬼ヶ城への登山はアップダウンが連続

鬼ヶ城への登山は、アップダウンがかなり多く、岩手山からの眺めとは違った感じでした。

勝手に稜線上の岩稜を歩くのだと思っていたのですが、実際は巻き道が多いです。

鬼ヶ城岩手山登山ルートのすっぱりと切れた場所

すっぱりと切れた登山ルートが続きますので、誤って滑落しないようにして下さい!

濃霧の時や、残雪がある時期は、この辺は怖いと思います。

鬼ヶ城からの岩手山周辺の景色遠望

鬼ヶ城からの岩手山周辺の景色になります!

天気が良いと、鬼ヶ城から秋田駒ヶ岳方面が見えるみたいですが、残念ながら今回は見る事が出来ませんでした。

鬼ヶ城の稜線の難易度

それにしても絶望的な鬼ヶ城の稜線になります・・・。

いや~道が険しいですね・・・。

鬼ヶ城への登山の核心部

鬼ヶ城の登山の核心部がこちらの岩場になります。

登山道には鎖や梯子はないものの、手掛かり、足掛かりが豊富なので、慎重に上り下りすれば問題ない感じでした。

鬼ヶ城の稜線美

振り返っての鬼ヶ城の稜線になります。

厳しくも美しい稜線美にウットリしちゃいました♡

岩手山へ登る際には、是非、鬼ヶ城にも足を運んで欲しいです!

鬼ヶ城開放的な稜線景色

鬼ヶ城の岩場が終わると、段々登山ルートが平和になってきました!

開放的な稜線ですよね~!!

後は消化試合かな~っと思っていると、なんと!ニッコウキスゲの群落がありました!

鬼ヶ城周辺で咲いていたお花畑

鬼ヶ城は、本当にお花が多いので、花好きにはたまらに稜線歩きになると思います!

ニッコウキスゲの群落に、小躍りしてしまった誰かさんでした!

岩手山と鬼ヶ城の景色が見れた最後の場所

ぼちぼち岩手山と鬼ヶ城の景色とも見納めですね~

季節を変えてまた再訪したいですね。

岩手山登山記録チェックポイント

モリモリ進んでいくと、「岩手山登山記録チェックポイント」がありました。

よくわからんですが、こちらが鬼ヶ城①になります。

何かトラブルがあった際の目印になりますので、覚えておくと良いかも知れません。

岩手山七滝コースで下山の様子について

鬼ヶ城岩手山登山の切通しの分岐

そんな感じで鬼ヶ城への登山が終わり「切通し」の分岐に到着できました。

ここから七滝コースは、お花畑と大地獄谷方面に進んでいきます!

岩手山七滝コースへ下山していくと目の前に大地獄谷が見えてくる

岩手山七滝コースへ下山していくと、大地獄谷が見てきました!

鬼ヶ城への登山とはまた違った荒々しさがありますよね。

七滝コースの入口である大地獄分岐

モリモリ下ると七滝コースの入口であります大地獄分岐に到着しました。

七滝コースの大地獄谷ルート

大地獄谷をモリモリ下って登山口を目指したいと思います!

七滝コースの核心部

七滝コースの核心部は、こちらの大地獄谷周辺になります。

滑って転落すると、かなりの距離を滑落しますので、要注意になります。

また、火山ガスが発生しますので、休憩などで長時間とどまるのは止めた方が良いです。

七滝コースの核心部徒渉箇所

前日に登ったコースの下山になりますので、ある程度危ない所が分かっているので安心して進む事が出来ました。

クマが出そうな七滝コースの様子

名瀑七滝を越えると登山コースがなだらかになり歩きやすくなります!

ただ、歩きやすいものの、クマがいそうで怖いですよね~

七滝コース登山口

そんな感じで無事に七滝コース登山口に下山する事が出来ました!

岩手山、鬼ヶ城の登山を楽しめて充実した1日になりました!!

そんな感じで、今回の鬼ヶ城岩手山への登山の詳細に移りたいと思います。

鬼ヶ城岩手山登山のルート・標高差・コースタイム詳細

鬼ヶ城岩手山登山ルート・標高差・コースタイム詳細

鬼ヶ城と岩手山へのルートと標高差地図

こちらが今回登山をした鬼ヶ城と岩手山へのルートと標高差の地図になります。

登山をした日は、7月14日なりまして、天気につきましては、曇りがちだったこともありまして、気温はやや低く風が冷たくて登山しやすい1日なりました。

また、標高差の地図の通り、岩手山のお鉢巡りはそれほど苦痛はないものの、アップダウン連続する鬼ヶ城の登山は、結構苦戦しました。

また、鬼ヶ城を攻略した後の七滝コースも悪路が続き、予定よりも時間が掛かってしまいました。

特に鬼ヶ城は、絶壁の直ぐ近くに登山ルートが付いているところが多く、滑落する恐れがありますので、十分注意してください!

そしてこちらが今回登山をした鬼ヶ城と岩手山への登山のコースタイムになります!

八合目避難小屋 6:25 → 7:02 岩手山神社奥宮 → 7:31 岩手山 7:33 → 8:05 不動平避難小屋 8:17 → 9:12 鬼ヶ城 → 9:59 切通し → 10:12 大地獄分岐 → 10:58 一服峠 → 11:45 岩手山七滝登山口

宿泊した岩手山八合目避難小屋から岩手山の山頂までのコースタイムが約1時間になりました。

岩手山の山頂から不動平避難小屋までのコースタイムが約0.5時間、そこから鬼ヶ城までのコースタイムが約1時間になりました。

七滝コース登山口までのトータルのコースタイムが6時間弱でしたので、登山の参考になれば幸いです!

まとめ

初めて登る岩手山鬼ヶ場ですが、名前の通り急峻な稜線が続き、ゆったりとした岩手山とは真逆のルートになりました。

しかしながら、見た目に反して登山ルートはよく整備されているので、特段難しくはなかったです。

登山道にはニッコウキスゲ咲き乱れとても美しく、鬼ヶ城を経由して下山して大正解でした!

岩手山周辺には、八幡平を始め、秋田駒ヶ岳等名峰がモリモリありますので、また、機会を作って再訪したいな~っと考えております!

岩手山と鬼ヶ城はおすすめですよ!

www.anzairen.com

岩手山から下山後に利用した八幡平ハイツの温泉とランチバイキングについて書いた記事になりますので、良かったら参考にしてみて下さい!