ゲイの30歳実業家、遠戚は安倍元首相 夢の政治家に挑んだ18日間 (original) (raw)

10日に投開票された参院選東京選挙区は、全国最多の34人が立候補し、6議席をめぐって激しい選挙戦が繰り広げられた。

ゲイの当事者であることを公表し、30歳で出馬した斎木陽平氏もその一人だ。

政治家を志すきっかけは、遠戚にあたり、子どものころから憧れていたという安倍晋三元首相の存在だった。

選挙戦の最終盤に突然飛び込んできた、かけがえのない人の悲報。投開票日までの激動の18日間を追った。

参院選が公示された6月22日の午後8時過ぎ。その姿は、きらびやかなネオンがともる東京・新宿2丁目にあった。

LGBTQなど性的少数者らが多く集まり、ゲイバーがひしめきあう細い路地を慣れた様子で歩く。

パネルを持ち制服姿で店の案内をする人、道行く同性カップルらに次々と声をかけた。

自宅は六本木タワマン 「何度も飛び降りようと」

「僕も普段はこの辺で飲んだくれているんですよ」と声をかけながら、伝えた。

「今回、選挙に立候補しまし…

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参院選2022