小さな映画館から大きな夢を応援 唐津で「演屋祭」 (original) (raw)

小さな映画館から大きな夢を応援 唐津で「演屋祭」

神谷裕司2023年7月20日 10時00分

佐賀県唐津市京町の映画館「シアターエンヤ」が22、23の両日、3回目となる映画祭「唐津演屋祭」を開く。「地方の小さな映画館から皆さんの大きな夢を応援します」とのキャッチコピーで全国から作品を公募。審査に当たっては従来の金銀銅の各賞に加え、新たに「観客賞」を設けた。

今回は「進化」をテーマに映像作品(20分前後)を募り、前回の110作品を上回る158作品が寄せられた。そのうち映画館スタッフらが選んだノミネート9作品を23日午前10時から上映する。

映画監督の大森立嗣さんや映画プロデューサーの浅野博貴さんら3人が審査員を務める。新設の観客賞は、9作品全てを見る観客(先着10人)に自分の目線で作品を二つ選んでもらって集計し、1作品に贈る。23日午後3時15分から受賞作品の発表と授賞式が行われる。

初日の22日には、応募作品(ノミネート外)の唐津ロケの短編2作品や、大森監督の3作品「GOD SPEED YOU」「セトウツミ」「星の子」が上映される。大森監督のティーチイン(トークショー・質疑応答)などもある。

映画祭は、映像クリエーターの育成や地域振興をめざして2021年に初めて開かれた。過去2回は「演屋祭」と銘打っていたが、地域性をはっきりさせるために今回「唐津」の名を冠したという。

甲斐田晴子館長は「新進気鋭の素晴らしいクリエーターの映像を楽しんでいただければ。また、楽しむだけでなく、ぜひ観客賞の審査にも参加してほしい」と話している。

両日とも入館無料。問い合わせはシアターエンヤ(0955・53・8064)へ。

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