ホンダ・クラリティ・フューエル・セル (original) (raw)

■どんなクルマ?

欧州での販売は「おあずけ」

クラリティ・フューエル・セル」はホンダの量産型燃料電池車としては初めてのクルマである。

ホンダはこのクルマの売り込み先を、興味を持ってくれそうな地域に限定することとした。したがって少量生産のクラリティは、アメリカと日本で販売されることとなった。

今回クラリティを販売開始するにあたって、ホンダはトヨタの牙城を崩したかったのではないかとわれわれは予想する。

また今回コペンハーゲンでお披露目した、燃料電池に対するホンダの取り組み姿勢や、30年に及ぶ同社の燃料電池における技術は進歩しているということを世界的に知らしめるためでもあるのだろう。

現在、ホンダ・クラリティの生産は日本で行われ、1日に3台を作ることが可能とのこと。

将来的には世界中の国々にデリバリーされるが、ドイツやデンマークも近い将来、マーケットとして有望な地域である。水素ステーションの普及が急速に進んでいて、燃料電池車に乗ったとしても苦労することが少ない地域であるからだ。

気になるのは「あたりまえの」室内環境