2024,10,5 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場) (original) (raw)

今週から東京、京都、新潟の3場開催となる。3場とも週間に雨が降り、金曜午後から土曜日も雨予報となっているため、3場とも道悪になる可能性がある。

東京競馬場は木~金曜日の昼までに22.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは不良。府中市は金曜午後から土曜日にかけての天気予報が気象会社によってかなり違うので、雨量に注意したい。

京都競馬場は木~金曜日に昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。土曜日の京都市は天気が回復する予報なので、馬場状態も徐々に回復しそうだ。

新潟競馬場は木曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は金曜午後の雨量が多い予報だが、土曜日は晴れ予報なので馬場状態は回復していきそうだ。

では、2024年10月5日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

【目次】

東京競馬場

ダート

【備考】

【解説】

・芝

木~金曜日の昼までに22.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は気象会社によって予報がかなり違う。金曜午後から土曜日にかけて雨量が多いと予報する会社と、土曜日は雨予報だが昼前後を中心にしとしと降ると予報する会社がある。どちらにも対応できるようにしておきたい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~75㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

今週が開幕週。使用コースは順にAコース3週、Bコース3週、Cコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。傷んだ箇所を中心に約31,000㎡の芝を張り替え(去年も約31,000㎡。一昨年は約21,100㎡)。エアレーション作業を実施。今年は気温が高い日が多いこともあり芝の状態は例年以上に良好そうに見える。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報だが、開幕週で芝がしっかりしていると想定されるため、雨量が少なければ影響も少ないと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.5~-1.5秒位になることが多い。今週は金曜午後以降も雨が降る予報なので、土曜日は雨量次第で-2.3~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定している。

枠は内~外と想定。雨量がそれなり以下の場合は、馬場の表面が緩めになりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場がタフになるのでバイアスは出にくいだろう。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れた場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れた場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、近年の東京芝の重以上の傾向からするとスムーズに走れる外伸びになることもありえる。それ以外の場合は、開幕週で馬場が良好なのでバイアスは出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。雨量が少ない場合は、馬場の表面が緩めだと思われることと、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなり程度の場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスも出にくいだろう。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、さらにタフになり上がりもさらに遅くなりそうなので、逃げ先行が有利になる可能性がある。

・ダート

木~金曜日の昼までに22.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は気象会社によって予報がかなり違う。金曜午後から土曜日にかけて雨量が多いと予報する会社と、土曜日は雨予報だが昼前後を中心にしとしと降ると予報する会社がある。どちらにも対応できるようにしておきたい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は3~75㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~±0秒位になることが多い。今週は金曜昼以降が雨予報なので、土曜日は雨量次第で-3.5~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-2.0~-0.7秒位になることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。近年の東京ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは馬場状態に関わらず出ないことが多い。

前後は展開次第~差しと想定。近年の東京ダートは道悪になり速い上がりが出るようだと差し有利になることがある。

京都競馬場

ダート

【備考】

【解説】

・芝

木~金曜日に昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れ時々曇り予報となっている。金曜午後の想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは順に、Aコース4週、Bコース3週、Cコース3週、Dコース3週。3~4コーナーから直線を中心に約30,000㎡の芝を張り替え。エアレーション作業を実施。今年は気温が高かった日が多かったためか、馬場は例年以上に良好そうに感じる。開幕週で芝がしっかりしていると想定されるため、雨量が少なければ影響も少ないと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.4~-1.5秒位になることが多い。今週は金曜午後が雨予報なので、土曜日はその雨量次第で-2.3~-1.0秒位と想定している。

枠は内~外と想定。週間の雨の影響で馬場の表面が緩いと思われるので、スムーズに走れる外枠有利になる可能性がある。ただ、晴れて気温が上がり馬場の水分が抜けるのが早いと、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。晴れて気温が上がり馬場の水分が抜けるのが早いと、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。ただ、まだ開幕週なのでバイアスが出ない確率が高いと思われる。

前後は展開次第と想定。まだ開幕週なので4角で後ろ過ぎると厳しいかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。

・ダート

木~金曜日に昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れ時々曇り予報となっている。金曜午後の想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~+0.3秒位になることが多い。今週は週間に雨が降り土曜日も道悪だと思われるので-2.5~-0.5秒位と想定している。ただ、馬場改修工事後は道悪になると時計が遅くなることが多かったので注意したい。

枠はフラット~外と想定。馬場改修工事後の京都ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。馬場改修工事後の京都ダートは馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。馬場改修工事後の京都ダートは道悪になると前有利になることがある。

新潟競馬場

ダート

【備考】

【解説】

・芝

木曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は15~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

今週が開幕週。使用コースは4週すべてAコース。馬場は野芝のみ。芝の張り替えは無し。珍しくエアレーション等の馬場をほぐす作業も無し。前開催は馬場の傷みが例年よりも少なく、中間の気温も高い日が多かったので、芝の状態は例年よりも良好だと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.3~±0秒位になることが多い。今週は金曜午後に雨が降る予報なので、土曜日はその雨量次第で-1.2~+1.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。今週は金曜午後に雨が降る予報で馬場の表面が緩めだと思われるので、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。開幕週で馬場が良好だと思われるので、雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。金曜午後の雨量が少なく速い上がりが出るようだと、外回りは差し有利になる可能性がある。それ以外は開幕週で馬場が良好だと思われるのでバイアスは出にくいだろう。

・ダート

木曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は15~50㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.0~-0.3秒位になることが多い。今週は金曜午後に雨予報なので、土曜日はその雨量次第で-3.5~-0.3秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。馬場状態が稍重程度の場合は、土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、表面の乾燥具合によっては砂を被りにくい外枠有利になる可能性がある。重程度の場合も、近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。近年の新潟ダートは馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。前開催や近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。

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