党首討論「哀れな枝野」と動画が拡散→誤り。菅首相の「東京五輪の思い出」が編集され全カット (original) (raw)
拡散しているのは、「Dappi」というアカウントがTwitterにアップした動画。
「日本が大好きです。偏向報道をするマスコミは嫌いです。国会中継を見てます」などと記しており、フォロワーは14万5000人以上と、拡散力も大きい。
野党批判の文脈から国会答弁の動画や、DHCテレビ「虎ノ門ニュース」の動画などをたびたび公開している。
今回の動画は1分36秒ほど。枝野氏の質問が終わってから約10分後、午後4時40分にアップされている。
菅総理「立憲民主党の“ゼロコロナ戦略”は無症状も含めた徹底検査だが、私権制限強化に慎重だった立憲はどう国民に強制検査させるつもりなのか?また強い私権制限可能な台湾・NZ・オーストラリアと日本を比較する如何なものかと」
枝野幸男「党首討論に相応しくない話!」
哀れすぎる枝野
ツイートは以下のような内容で、2900以上リツイートされ、7700以上「いいね」がつくなど拡散。動画も9万回近く再生されている。
なお、まとめサイト「Share News Japan」もこの動画を引用して記事化。
【ゼロコロナ】菅総理「立憲はどう国民に強制検査を?強い私権制限可能な台湾・NZ・オーストラリアと日本を比較する如何なものかと」→ 枝野代表「相応しくない話!」という誤ったタイトルで配信している。
実際の答弁を振り返る
枝野代表:それではオリンピックに関連してお尋ねしたいと思います。総理は月曜日の参議院決算委員会で、国民の生命と健康を守るのは自分の責任で、それがオリンピック開催の前提条件であり、その前提が崩れたら行わないとおっしゃられました。大変勇気ある、しかし当然のご発言だったというふうに思います。
国民の生命と健康という観点から、私は最大のリスクは開催を契機として国内で感染拡大を招くということだと思っています。総理の言う国民の命と健康を守るとおっしゃるのは、大会参加者などによる直接的な感染拡大だけではなくて、当然のことながら、開催を契機として国内で感染が広がる。
それが国民の生命と健康を脅かすような事態を招かないと、こういうことも含むという意味でよろしいですね、確認させてください。
菅首相:私、枝野代表から「zeroコロナ」というのを何回か聞いたこともあります。zeroコロナ戦略というのは、要は無症状の方も含めて検査を実施して感染者を徹底して探すということになるわけでありますけど、本邦では、特措法の私権制限強化に非常に慎重な立場でした。国民の皆さんにどうやって検査をしてもらうか、強制的な検査を受けてもらうのか。ここは、1回私も伺ってみたいというふうに思ってました。
また、欧米諸国では検査を徹底しても、感染拡大が止まらなかった、強制的に検査を行うことができない中でどうされるのか。そして同時に、何回となくオーストラリア、ニュージーランド、台湾、こうしたことを前に出されますけども、この3国というのは、罰金や懲役による強い私権制限を行っているところです。
特にオーストラリアについては人口密度も非常に少なく、日本の100分の1であります。そうしたその強い私権制限のできるところと比較することはいかがなものかなというふうに思います。
それと、オリンピックについても私の考え方をぜひ説明をさせていただきたいと思います。東京大会は、感染対策、水際対策、これ徹底して安全安心なものにしなきゃならないと思います。
海外から来る選手をはじめ、大会関係者、これ当初は18万人と言われたんですけど、半分以下に絞り、さらに縮小する方向で今検討してます。また選手など8割以上は、ワクチンを接種をして参加するということを、報告を受けてます。入国前に2回、入国時に1回、そしてその後に3回、徹底して検査をし、選手については期間中も毎日行う、その予定であります。
また海外メディアなどは、組織委員会が管理するホテルにこれ集約をします。日本国民と接触することがないように、GPSを使って、行動管理をし、検査もこれしっかり行います。また事前に計画書を出させますから、登録をさせて、違反した場合は強制退去させます。
この5月だけでも4回テスト大会でもやっています。感染対策を含めて、いろんな準備をして、一つ一つこうした対応を行っております。まさに、安全安心の大会にしたいというふうに思います。
それと、よく私はオリンピックについてよく聞かれるわけですけども、実は私自身、57年前の東京オリンピック大会、高校生でしたけども、未だに鮮明に記憶してます。
それは、例を挙げますと、例えば、東洋の魔女と言われたバレーの選手。回転レシーブというのがありました。ボールに食いつくようにボールを拾って、得点を挙げておりました。非常に印象に残ってます。また、底知れない人間の能力というものを感じました。あの……マラソンのアベベ選手も、非常に影響に残ってます。
そして何よりも、私自身、記憶に残ってますのは、オランダのヘーシンク選手です。日本柔道が国際社会の中で、大会で初めて負けた試合でしたけども、悔しかったですけども、その後の対応、すごく印象に残ってます。
興奮したオランダの役員の人たちがヘーシンクに抱きついてくるのを制して、敗者である神永選手に対して敬意を払ったあの瞬間というのを私は、ずっと忘れることができなかったんです。
そうしたことを子どもたちにもやはり見てほしい。さらに当時、パラリンピック……初めてパラリンピックと名前をつけて行った大会です。パラリンピック、障害者の皆さんには、まさに障害者スポーツに光が当たったのが、日本の大会であります。
そしてこのことを契機に、障害者の皆さんが社会進出を試みたい、まさに共生社会を実現するための一つの大きな契機になったという思います。こうした素晴らしい大会をぜひ今の子どもや若者が見て、希望勇気を与えてもらう、伝えたい、さらに心のバリアフリー、こうしたものも、しっかり私は大きな学習にもなるのではないかなというふうに思います。
そしてこうした様子を(*ヤジが飛ぶ)テレビで40億の人が見るということが言われています。東日本大震災から復興したそうした姿というものをぜひ見てほしいというふうに思います。
世界が新型コロナという。大きな困難に立ち向かい、世界が団結してこれを乗り越えることができた。そうしたこともやはり世界に日本から発信をしたい、そうした思いであります。
少し先ほど感染の話をされました。このことについては、まさにこのIOC、IPC、そして組織委員会、東京都、国との中で、その国内基準の中であった形で方向性を6月中に決める、そういう方向になっています。そういう中でそうしたことは十分配慮されるこのように思います。
枝野代表:あの、2年ぶりの党首討論ということで多くの国民の皆さんが、特に感染症から、そしてオリンピック開催して命と暮らしを守れるのかどうか、注目されています。 総理の後段のお話は、ここには相応しくないお話だったんではないかと言わざるを得ません。