See you later,Mermaid - ちるちる (original) (raw)

個人的に2人の関係性がすごく好きな部類でグッときました。

煽りに対する率直な感想は
「極上のミステリアス・ラブ」は少々盛りすぎかな?と。
まったく先が読めないというわけでもなかったので…。

けれど先が読めるからこその萌えがありました。
きっと"こう"くるんだろうなーとワクワクして読み、
ああやっぱりねー!ほらねー!(∩´///`∩)クゥゥゥゥゥ!
すっごい好きなヤツで切なキュンで指がビリビリしました。

(以下、ネタバレになりますのでワンクッション)

というわけで、
幼馴染みの両片想いがお好きな方は是非。
最後まで読んでから冒頭と読み返すと別角度の萌え増しです…!

さてさて。
ストーリーはあらすじにもあるように、
ミステリアスな青年2人が海辺で出会うシーンから始まります。

攻め:一士の左手の薬指にキラリと光る指輪が。
1人で旅行だというのに、旅館は2名で予約。
辰実を見つめる目が淋しげで温かいのですね。

受け:辰実は不思議な力を持っています。
波の音のような声で発した言葉は強制力を持っていて人の心を操れるという…。
旅先で出会ったばかりの一士にその秘密を吐露し、
別れ際に「好きになって欲しい」と零してしまう。

言葉の強さ、無力さ。
言葉の怖さ、大切さ。
色んな感情が言葉に込められて展開します。

もうね。絶対初対面じゃないでしょ?という匂わせ。
どちらかの記憶喪失かな~?と思いつつ、
関係がハッキリしないけどなんかある!に萌えるのです~!!!
1話目でワクワクMAXでした(∩´///`∩)

2話目以降から2人の過去に遡って、
出会いから現在に至るまでの関係をそれぞれの視点で。

出会いは小学生の時。
2人は家庭環境が良くなく同じ悲しみを知っているのですね。
幼い子供が慰め合って、寄り添い合って。
個人的にこういうの弱くてギュ~ッってなる…(;ω;)

そして成長するにつれ
純粋だった気持ちが形を変える。

先に自覚したのは一士。
けれど大事な親友にそんなことを言えるはずもなく
彼女を作って見ない振りをするのですね。
で、一士が彼女を作ったのを知って初めて自覚する辰実。。。

それから現在に至るまでずっとずっと
想いに蓋をした両片想いが続くのですよ(;///;)

個人的に『幼馴染み・両片想い』が大ッ好きなので
堪らん~~~!(∩///∩)と何度も悶えてました←

辰実視点だと何気なく出てくる音楽プレイヤー。
一士視点だと違った意味を含んでるのが切なキュンで…もぅ…もぅ…(;///;)
語彙力なくてコレしか言えないけどすっごい良かった。良かった。

恋愛感情に蓋をしたまま側に居続けたけれど
溢れる苦しさが限界を迎えて冒頭に至るのですが、
最後まで読んだ後に冒頭を読み返すとすっごいキュンキュンします…!

何を想い、何を願い、他人を装ったのかーー。

海辺で話をする2人の内心を考えると萌えがシンドイ。
1度目より2度3度読み返す毎に萌えが増しますね。
何度も幼馴染み愛と両片想いが楽しめるスルメ漫画になりそうです。