囀る鳥は羽ばたかない 7 - ちるちる (original) (raw)
待ちに待ってたドラマCD7巻です。あーもー、とにかく、神。もはや神以外考えられない、今回も完璧な作品でした。
カジノオーナーになった矢代はもう、大人の色気がマシマシ。もちろんコミックス既読ですが、なんなんですかね、あの色気は。
それをもうそのまま!いや、それ以上に、新垣さんのお声までもが、もう色気マシマシ!!
とにかく7巻では、三角さんと矢代の絡みがエロ過ぎて、ここドラマCDだとどんなふうになるのかなーって、めっちゃドキドキしながら聴いたんですけれども。
はい。はい、エロい(笑)あの6巻で見せた怖い三角さんが、矢代を殴って無理やりシャツを剥いでる…!!
「全部見せろ。俺のモンだろ」
このセリフ、もう名言じゃないですかね。三角さんが魅せる暴力的で絶対的な所有感。やっぱり、三角さんがラスボスなんじゃないかと思わずにいられない…。
個人的に大好きな綱川役には、上田燿司さん!もう、想像していた綱川にピッタリ、ドハマり!!色気もあって、大人なのに子供っぽさもあるような茶目っ気もあって、本当にめっちゃめちゃかっこいい!!
百目鬼と車の中で交わす会話や、天羽さんが百目鬼を桜一家に連れてきたときの回想シーンなど、今回は綱川のひとり語り部分も多く、上田さんの渋いお声が何度も聴ける、素晴らしい仕様となっております。
あと天羽さんの出番もとっても多くて、佐藤さんの渋い天羽さんがまたまた超かっこよくて、天羽さんと綱川のやり取りシーンは、ありがとうございますっ!って感じでした。
あとは竜崎の復活〜!!刑務所での矢代との対面シーンでは、変わらない竜崎がそこに居て、個人的推しである竜崎の再登場に、感無量(泣)三宅さーん、待ってました…ほんとにほんとに最高の竜崎をありがとうございました。
そして、神谷役の増田さん。もうあのチンピラ感が、神谷!って感じでピッタリでした!神谷のチンピラで小賢しい感じ、と言うんでしょうか。神谷だけじゃないけど、この囀るのドラマCDは本当にコミックスの世界観を何倍にも膨らますほど、再現力が半端ないんです!!
そして、やっぱり、百目鬼と矢代の再会シーン。ここは、やっぱりグッときちゃいました…。
自分の心を抑えながらも、百目鬼が矢代に話しかける。
「俺のこと覚えてたんですね、頭」
このときの百目鬼のセリフ…はぁーーー。もう、言葉もありませんでした。
このドラマCD7巻では、終始、百目鬼の成長というか、やはり4年という時間が経過してるんだなーと思わせる感じなんですよね。そこが羽多野さんの名演技なんですが、とにかく素晴らしいんです。
個人的には、甘栗とのやりとりの回想シーンでの百目鬼がめちゃめちゃ好きでした。矢代に復讐するのか、と問われたときの返答。
「ああ。そのつもりだ。だが今はしない」
絶対に矢代を諦めていない感。バシバシに出ていて、しかも甘栗と話すときは敬語じゃないから、百目鬼のかっこよさが3倍増しなんですよね。あーもー、羽多野さん、天才です。
そしてここはもう一つ。矢代が七原と一緒に車で綱川家に向かう際、七原が百目鬼についていろいろ話してるんだけど、七原に「少し黙れ」って珍しく矢代が言うちょっとしたシーン。
ここ、本当に新垣さんが、矢代なんですよ…。矢代ってもはや新垣さんによって、本当に存在してるように思ってしまいますが、ここのシンクロ率と言いますか、もう、ほんと、矢代の繊細な動揺がちゃんと伝わります。新垣さん、知ってたけど、やっぱり天才としか言えないですね…。
そしてやはり言わずもがな。矢代と百目鬼のお風呂場でのシーン。ここはコミックス片手にドラマCD聴きました。なんか、2人の今までを全部見ている(?)から、このシーンはドキドキするけど切なくもあり、もう自分の心もどーしたらいいのかわからない(笑)
「変わらないなら 俺ともできますか 矢代さん」
百目鬼…。もう部下じゃない。この踏み込んだ百目鬼のセリフに、4年を感じますよね…。矢代もね、百目鬼と再会して、いつも通りに見えるけど、なんとなく平常心を取り繕ってる感、ちゃーんと新垣さんが表現していらして、もうすごい緊迫感なんです。圧巻。毎度毎度、囀るのドラマCDの完成度の高さには恐れ入りますが、今回も間違いなく、圧巻でした。
七原役の興津さんは、今回はめちゃめちゃ可愛くて、矢代を心から尊敬し、矢代が片目の視力を失ったことに自責の念を抱えて涙するアッツイ男から、綱川家の離れにキャピキャピするかわゆいななたんまで幅広く演じてらして、これまた最高なんです。それに、神谷と七原のチンピラコンビのやりとりも最高(笑)めっちゃ可愛く仕上がっております(笑)
フリートークでも皆様仰っていましたが、もはや8巻が待ちきれない!!私は雑誌でも囀るを追っているのですが、明らかに百目鬼との再会に動揺する矢代と、動揺しているかもしれないけど、決して表情には出さず、しかし、心の奥底には絶対的な矢代への執着を持っている百目鬼のこれからの展開が気になりすぎて、こちらも平常心が保てません(笑)
今作も想像の何倍もの完成度であり、神以外の評価はつけられません!