嫌だと言ってモラトリアム - ちるちる (original) (raw)

「ドアの向こうにはロマンス」は連載中に拝読しました。こちらはアワードランクインで気になっていたので読んでみました。商業デビュー作ですね。

まず絵がとても綺麗!
攻めのナナは色気のある男前、高身長でかっこいい!ミツをロックオンしているねっとりした目線がエロいです。
受けのミツは目が大きくて可愛いけど、しっかり男の子な感じがいいですね。
わりとしっかり体格差あるのも好きです。

再会後の最初のキスシーン。
とても丁寧で官能的な描写に読んでいてドキドキします。
後日のトイレでのキスシーンもすごくエロチックですね。先生の描くキスシーン、すごく好きです。ゾクゾクしちゃいます。

ただ、ナナがミツに「抱きしめたいしキスしたいしそれ以上もしたい」って、もう明らかに口説いてるし、好きって気持ちが態度にも出てるのに、ミツ気づかないって鈍すぎん!?てちょっと思います。昔のことがトラウマになってるとはいえ。

ナナはナナで、ミツを試すようなこと言って、翻弄するような態度を取るので、いや君はずっと片想いでミツが好きなんじゃないんかい!とツッコミたくなります。気持ちと行動がちょっとチグハグに感じるんですね、う〜ん。
ミツに距離取られちゃうのは自業自得な感じしますね。

後半ではミツの友達二人がナイスアシストでした!この二人、察しがいいし、性格いいし、かっこいいしで好きです♪

二人は高校時代に結構な期間、体の関係があったので、その間にナナが告白する機会なかったの?とちょっと思いましたが、まあ無事くっついてよかったよかった。
同時告白のシーン、ナナの「愛してる」に長年の想いの重さを感じて萌えました♪

最終話はイチャコラする二人が大変良きでした♡
「好きすぎて頭おかしくなりそう」いーいセリフだなぁ。

ちょっとツッコミどころは多かったですが、綺麗な絵柄で、執着攻め好きなので、最後まで楽しく読めました。今後が楽しみな作家様です。
高評価の「ドアの向こうには〜」も単行本で読んでみたいです。

書き下ろし、カバー下、電子版特典(2P)、どれもよかったですが、カバー下の「二人の関係を察した友達コウちゃんの記憶」が特に好きです♪

シーモア 白抜き修正