パーフェクトアディクション - ちるちる (original) (raw)

原作が好きな作品で、主役の斉藤さん、阿座上さんは大好きな声優さん。発売を楽しみにしていました!(長文レビューで失礼します)

【キャストについて】
●冴役の斉藤壮馬さん
冴はクールで落ち着いた人物なので、役に合わせて、ちょっと落ち着いた声でクールビューティーという雰囲気です。冴にぴったりと思いました。
基本ツンツンなんですけど、たまにデレる時の演技がとても可愛いです。トラック2の「がっかりなんてしてないっ」とか、トラック5の「わかるでしょ…」とか。

●明仁役の阿座上洋平さん
低すぎない中低音。ちょっとチャラい大学生という感じが出ていて、こちらも明仁役にぴったりはまってます。
トラック2の「帰っちゃうんだ」は色気があってよかった。
濡れ場の攻め喘ぎも大変良きでした♡

●バーの店長役の石谷春貴さん
美人のオネエ店長役。少し高めの美人声でかわいらしいです。
大学生のモブ役もちょこっと演じていました。
石谷さんは他のCDでもよく脇役で出演していますが、色々な役を演じられていて、いつもお上手だな〜と感じて好きな声優さんです。

●明仁の友人役の市川蒼さん
少しの出演ですが、演技が好きな声優さんなので聴けて嬉しい。出番が少なくてもキラッと光る、いい演技をする方だと思います。
明仁のサークル仲間の陽キャ大学生役。明るくて元気でコミカルな演技がとてもよかったです。
昨年メインデビューしましたが、これからももっと聴きたい声優さんです。

【作品について】
収録時間: 58分38秒(1枚)

音声のみで数回、原作を読みながら数回聴いてみました。
原作からカットされたシーンはないです。忠実に音声化されています。原作の書き下ろしも収録されています(トラック6)。
ちょこちょこセリフが追加されていて、音声のみでもわかりやすくなっています。丁寧に制作されているのを感じます。

正直あんまり深さのあるストーリーではないです。サラッとした恋愛ものです。
私は主役キャスト二人のファンで、原作もけっこう好きなので、初めのうちは音声だけでも楽しく聴いていました。
でも何回か聴いているうちに、音声だけだとちょっと物足りない印象を受けるように。

なぜだろうと考えてみたんですが、そもそも原作は、ストーリーよりも主人公たちの表情に魅力を感じていたんですね。やっぱりストーリーは割と展開が平坦なラブストーリーなので。
それを音声化すると当然表情は見えないので、私にとって原作の魅力が減ってしまうというか…。

例えば冴は、女子にキャーキャー言われるほどのすごい美人なんだけど、性格は寡黙でちょっと陰キャっぽい。漫画だと美人顔が魅力的なんだけど、音声だけだと冴の魅力を感じ取りにくい気がします。斉藤さんはいいお声なんですが。

トラック1の「そ、そうなのかな?」とか、トラック6の「ばれた」とか、原作では冴が時々すごく可愛い顔をするのがギャップ萌えなんだけど、音声だけだと、どうしてもそれを感じ取りにくい。

私にとっては、音声だけだとちょっとだけ満足度は低いかも…と感じてしまいました。
なので、そのまま聴くよりも、原作を読みながら聴いた方が楽しめる作品でした。

濡れ場は数回で、けっこうしっかり尺を取っています。斉藤さんはさすがの演技です。阿座上さんも攻め喘ぎが素敵でした♡
(フリトによると、二人のテンポが自然とすごく合ったそうです。)
あとキスシーンのリップ音も良かったです。

アニメイト特典おしゃべりCDは約15分。斉藤さんと阿座上さん、二人のフリートーク。
BLCDでは初絡み。よく共演されるそうで、とても仲良くいい雰囲気の楽しいフリトでした♪作品についても楽しく、且つまじめにお話しされていて好感度大です!
ファンとしては最高なフリトでした。キャストファン必聴です!またこの二人の共演作を聴きたくなりました。

おしゃべりCDを聴くまでは、萌2かな、と思っていたのですが、お二人の作品に対する姿勢などお聴きして、やっぱり神!と思い直しました。

いろいろ書きましたが、キャストの演技も良くて、原作に忠実で、脇役の演技も良くて、総合的に満足感のある作品でした!

原作の2巻も発売されたので、そちらも音声化されるといいなと思います。