青空の澄んだ色は - ちるちる (original) (raw)

表紙の青がとても綺麗です。
で、ぺらっと捲るとカラーの口絵があるのですが…もう本当にもう…ナニコレ。
新米教師だった頃のリュウ先生が小学生の秀を肩車しているんですが…秀はニコーってしてて可愛いし、リュウ先生は爽やかで清潔そうで優しそうな好青年なんですよ!!!
もう…こんな先生だったら毎日が楽しそうです。
保護者ストーカー化しちゃうのも分かるレベルです←

それはさておき、そんな憧れのリュウ先生と赴任先で再会した瞬間の秀の心境は「・・・( ゚д゚)ポカーン」なこと間違いなし!
自分が知っているあの頃の雰囲気と大違いなんですもん。
ボサボサよれよれで無精髭生えているわジャージも着っぱなしだわ…。
そんな感じで最初はげんなりしていたのに、やっぱり本質は変わりなくリュウ先生で。
一生徒にすぎないと思っていた自分のこともしっかりと覚えていてくれていて…。
忘れられているだろうな…って思っていた相手に覚えてもらえているのって嬉しいと思う。

小学生の秀(サカエ)がリュウ先生に「強くなりたい」「お母さんのこと守りたい」って言っている場面に(´;ω;`)ブワッとなりました。
泣きじゃくるわけではなく、両目からポロポロと涙が溢れだしてしまった感じなのが余計に痛々しくて…。
抱きしめながら「暴力は強さじゃない。優しい心を忘れちゃいけない」って諭すだけじゃなく「君の力になる。何があっても君を必ず守るよ」って言ってくれたリュウ先生の存在は本当に心の支えになったんだろうな。

気持ちを自覚してから、思いが募ってだんだん苦しくなって…トンボをきるのを見せてくれたリュウ先生の姿に堪えきれなくなって体育倉庫で涙をこぼす秀が切なくて痛々しくて可愛い。

見た目はワイルドになったリュウ先生だけど言葉遣いとかは昔のままなんですよね。
柔らかい物腰で優しそうな雰囲気。
二人とも辛い過去があるんですが、なんだかキラキラした読後感。
あれだ、秀がキラキラとピュアさであふれているからだよ。
ってか思いが通じあってからのリュウ先生の言動が甘くて読んでて恥ずかしいのですが!
いや別に言っていることは外国人レベルの求愛発言ではないんですよ。
でもこう柔らかい言動であーいう発言は何だかもう…(*ノェノ)キャーってなります。
あと段々とリュウ先生の身だしなみが整っていくのも良いです。
元教え子にみっともない姿を見せたくないってのが現れていて。
(段々と元教え子から好きな人に…に変わっていっていますがそれもまたイイ)

エロは朝チュン並。
なくても気にならない。
でもエロ突入あたりで秀が「リュウ先生」って呼びかけた時に「犯罪犯している気分になる」から違う呼び方希望の場面がとても美味しかったです。
もう本当にリュウ先生まじイケメン、秀まじ可愛い(*´Д`)ハァハァ

無自覚な秀に翻弄されていると思っているリュウ先生と、リュウ先生に翻弄されていると思っている秀。
二人とも可愛くてたまらんです。

脇役の黒髪メガネの浅宮先生が気になります(ノ´∀`*)