くびすじにkiss ~香港夜曲~ - ちるちる (original) (raw)

鬼門中の子安攻めの中からの1枚。
メインは探偵事務所の所長・スタンリー馮(子安武人)×ヴァンパイア・今井龍太郎(宮田幸季)のカップリングとなる。

舞台は香港。
普通の高校生だった龍太郎は、家族旅行の途中で四絶(成田剣)という男に襲われてしまい、ヴァンパイアとなってしまう。
ヴァンパイアとして生きてゆくには、パートナーの血を吸うか人間たちを無差別に襲うかという究極の選択の中、四絶に姿をくらまされた龍太郎は人間を狙うことは出来ず、血のない生活を1年間続けることになる。
ある夜、龍太郎は四絶と間違えてスタンリー・馮という探偵に声をかけてしまうのだが、そこから馮の激しい求愛が始まる・・・というのが導入部分。
やはり尺に限度があるので、色んな部分が駈け足だ。
原作ではもう少し心情描写が細やかに描かれているんだろうか。
だって人違いで声をかけただけの出会いで、龍太郎激ラヴになってしまった馮がよく分かんない・・・ああそれが一目惚れか・・・・ああ(´-ω-`)

そしてキャストの感想だが・・・今回の宮田さんはなかなか良い!
高校生ながらとても落ち着いた声で、しっかりとした意思をもった少年を演じてられていた。
そして吐息がえろいかった~(*ノ∀ノ)
正直絡みは子安氏よりも、ヴァンパイア仲間のクロエ(岸尾大輔)との方がやらしかったかもだ。
お花ちゃん同士のいちゃいちゃだったので、高音ふたりが喘ぐと初めはどっちがどっちかよく分からなかったくらいで(笑)

それから・・・子安さんについては今回は何とかセーフだった。
しかしあのいい声でなんでなのかなぁと、しばし熟考。
あれだ、コヤピは常識人をやっちゃうと魅力半減なんじゃないのかな、と。
あの方は常に高笑いしているような、傲慢・高慢・我侭・鬼畜じゃないとキャラ的に立たないというか・・・。
だから脇役で自由に動いている時の方がいいのかもしれない。

そしてこの作品はヴァンパイアがたくさん出てくるので、血を吸う描写が多々出てくるのだが、その際の擬音がちょっとお間抜けで笑える。
確かに音で表現は難しいんだけども、でもカァーー!ってのは、痰が絡んでるようでちょっと・・・。
四絶役の成田剣さんも「見てほしかったなぁ。カァーー!とかやってたんだよ」とフリートークでかなり楽しそうに語っていた。
フリトの司会進行はデイヴ役の花輪英司さん。
ところが・・・かみまくりのグダグダだったので、全員が薄ら笑いを浮かべている状態で、少々お気の毒だった(笑)

総評としては・・・今回の宮田さんの吐息は必聴!ということで。
え、それだけ?
いやいやホント色っぽかったんですよ、奥さん!!