Lamento -BEYOND THE VOID- Rhapsody to the past  - ちるちる (original) (raw)

ボブゲ「Lamento」の脇役たちの遠い遠い過去のお話。

ディスク1は・・・
藍閃では祭りの真っ最中
バルドの宿の宿泊客は、おなじみコノエとライとアサトだけではなく
悪魔達も祭り見物のために宿を訪れていたというはじまり。

ゲーム本編では、カルツが悪魔に堕ちるエピソードは語られていましたが
ほかの悪魔たちのお話は、あまり深く語られていなかったんですよね。
フラウドの過去もゲームで語られていましたが
魔物になるもっと前、人間として生活していた頃のお話が語られます。

祭りでにぎわう雑踏の中、悪魔たちの遠い記憶を呼び覚ます旋律が聞こえ
祭りの芝居の中に遠い過去を見るラゼルとフラウド。
見ている芝居は、目の前にある芝居ではなく、自分の心の奥底・・・

いっぽうヴェルグとカルツの一行は
森で、儀式の花をヴェルグが食べたことにより
カルツがヴェルグの過去を垣間見てしまうという流れ

憤怒を司る ラゼル
喜悦を司る フラウド
快楽を司る ヴェルグ
悲哀を司る カルツ

と、彼らは生前強く心に宿した魂の叫びの種類によって
司るものが違うのだけど、はじまりは全て悲しみだったように思いました。

ディスク2は・・・
リークスとシュイの物語。
ゲーム本編中でも語られたお話をドラマCDとして
もう一度ていねいになぞった感じのシナリオでした。
ゲーム本編のシナリオよりもリークスの気持ちがよりわかりやすいかも。

しかしゲームプレイ中も、思ったけど
シュイがあまりにも天然に「君が好きだから」なんて言ってしまうから
リークスが混乱しちゃうんだよw
全ての災いは、シュイが元凶なんじゃないかと思いましたwww

「Lamento」という物語の核であるリークスとシュイ。
ボーイズラブというくくりですが、どこまでもプラトニック。

リークスと、フィリの出会いなんかも知りたいなぁ。

聴きごたえ十分。
ゲームをプレイし終わってずいぶん経つのに
BGMと彼らの声を聴いただけで、祇沙に迷いこめる。