俺の下であがけ - ちるちる (original) (raw)

20年前にこんな凄いゲームがあったとは思いませんでした…見事にハマりました。
目押しのゲームシステムが純粋に面白いですし、絵柄やシナリオ、声優さんの演技、BGMなどどこをとっても素晴らしい内容だと思います。
主人公の壱哉がエロゲ仕様(目隠れ)であったり、全キャラリバーシブルなのも嬉しい要素でした。

各ルートについての感想(※ネタバレ有)

■樋口崇文(声優:石川英郎さん)
樋口攻の鬼畜EDイチオシです。これが見られただけでもこのゲームを買って本当に良かったと思います。濃かった。
普段の彼はホワーっとした印象で、でもときどき語気の強い面もあってそこもすごく好きなのですが、あの樋口がここまで…!と衝撃を受けました。
思い返せばセクハライベントでもあっさり自分の欲望に負けていたし、そもそもセクハラカードが一番効くのは樋口だった!笑
幼馴染ということもあり、お買い上げされた後も「お前」呼びが続いているところもいい味出してます。
石川さん、どうして今まで知らなかったんだろうと思うくらいすごい演技をなさる方ですね。テキストの再現度が高い…
樋口にとって壱哉は〇〇の人だったりするので、日常イベントでその様子が垣間見られるのは癒されますねー。

●樋口編で好きな台詞
「なんで俺達、こんな風にしか再会出来なかったんだろ…?」(樋口)

■清水新(声優:阪口大助さん)
新受の鬼畜EDが好きです。
他のターゲットには何だかんだでほだされがちな壱哉ですが、このEDは力関係が明確でタイトルらしい内容になってます。
また、新攻では切ない結末を迎える二人ですが、その数日後、偶然見た夢オチイベントに新が出てきてホロリ…(ただのギャグなのに!笑)
壱哉様、覚えてくれてるんですね…
とある日常イベントでは新の一言によって、壱哉の見方が良い方向に変わっていくところもあって良かったです。
両親が失踪中の新が言うからこそ壱哉にも響いたんだろうなー。

●新編で好きな台詞
「もう…逃げたりしねぇのによ… 逃げたって…もう…」(新)

■山口幸雄(声優:飛田展男さん)
山口さん受けのハッピーEDが好きです。
元々飛田さんが好きでこのゲームを知ったこともあり山口さんはお気に入りのキャラです!
子持ちパパを攻略できるなんてたまりませんねー。
いわゆるBL的な喘ぎ声じゃないところもパパらしさがあって好きなんです。
セクハライベントでの困惑ぶりは臨場感がすごくてさすが飛田さん!と思いました。
息子の一也も交えた家族愛に萌えた方は山口編のドラマCDも合わせて楽しむのをおすすめします。
それにしても、一也のクマちゃんを抱っこして一人夜を過ごす山口さん、可愛すぎる… この人、29歳ですよね?笑

●山口編で好きな台詞
「貴方は充分、父親の役を務めているように見える。その証拠に、一也は貴方を責めてなどいない」(壱哉)

■吉岡啓一郎(声優:森川智之さん)
大まかな内容は先に購入したドラマCDで把握済みです。
ただ、吉岡を攻略する前に樋口ルートにハマった関係で、ゲームを進めるのがちと辛くなってしまったのです…。
なぜかというと樋口が思いっきり当て馬のシナリオだから!笑
吉岡のクールな表情に隠された情熱的な想いは非常に好きなんですがねー。
しばらくは原画集を眺めて我慢…ゲーム限定の吉岡受け見たかったなあ…

BLゲームは片手で数えられるくらいのプレイ経験ですが、トップクラスで面白い作品だと思ってます!
これもスタッフさんの力量とこだわりのおかげです。ほんとにほんとにありがとうございました。