Chara Collection Petit 2011 - ちるちる (original) (raw)
『憂鬱な朝』の番外編が掲載されていると言う事でお借りしましたこちら。
私の大目当てはそれだったのですが、ページを捲っていくと、何と1作目に木下けい子さんの『うちの王子いりませんか』番外編が!
もうこの作品、大好きで大好きでたまらなかったので、すっごく嬉しい始まりです♪
目次を見ると、読んだ事がない作品ながら豪華な作家陣の顔ぶれ。
勿論初読みの方もいらっしゃいますが、絵柄は見た事がある!一度読んでみたいと思ってた!な方も居たりしてワクワク。
その上、漫画だけじゃなく、小説からの番外編も有ったりして、何と豪華な1冊なのでしょう…♡
そんな中から、特にお気に入りを。
◆木下けい子さん『こねこおうじ』うちの王子いりませんか番外編
…いやもう、とっぱじめから酷く悶えました…。
だってだって、みんなしてネコミミなんですもん!亮平が!あの亮平ですらネコミミ!
亮平・雄太・優の仲良し3人ネコ(と言いつつ姿はいつもと同じ。それにプラスしてネコミミ付)が歩いていると、電柱のカゲからこっそり見ている猫影(笑)が。
それはしろちっちゃい、悠(はるか)で――と進んでいくのですが、やっぱり王子は王子、とってもラブリー♡
しかも、悠だけ一人でしーっかりリボンをつけて貰ってるんです。
イイトコのこねこちゃん(おぼっちゃん)だから?もうもう可愛いっ♡
お友達になりたくて見ていたから、お友達になれると知って嬉しくて泣いちゃう…なんて、悠はどれだけひとりぼっちを味わってきたのー(涙)
たった数ページなのに、萌え萌え王子が詰まってる作品でした♪
◆日高ショーコさん『same color』憂鬱な朝番外編
菊見会の衣装の仕立てをする時間になっても来ない暁人を迎えに行った桂木。
ノックをしても出て来ないので、暁人の部屋に入ると――と進んでいきます。
今回は桂木目線。
この時の桂木は、暁人の言葉と思いを感じながら、何を考えたのでしょうか。
さらりと髪を軽くすくう手つきに、目の前にある暁人の寝顔。
望み。桂木の望み。暁人の望み。
考えてもまだ答えが出ていないこの時。
ブランケットを掛けてやり、そのまま寝かせておき、自分が替わりに暁人の仕立ての指示を出す。
「暁人の好みは全て知っている」。
そんな言葉に深い意味があったのかいないのか…。
相変わらず、『憂鬱な朝』には心がぎゅっとなって、色々と考えを張り巡らせてしまいます。
こう、余韻を残すような雰囲気がタマラナイです。
読めて嬉しかった1冊。
素敵な小冊子に大満足です♪