それでも、やさしい恋をする - ちるちる (original) (raw)

待ちました。
もとい、ずっと待たせていただきました!!
同人誌を必死こいて集めた日々が遠く感じますw
そして、昨年の11月にCRAFT vol.58にて続きを読めて
小野田と出口の出会いがこの度読めるだなんて!!!!!
ここで、わりと享楽的なゲイの出口が
ノンケを好きになるヤツ(嶋)の気が知れないって思ってたのに
初対面で自分を年下だと勘違いした小野田が優しくて穏やかで。
彼女がいると共通の友人から聞いて
静かに傷付くくらいに好きになってしまっていた出口。
彼女なら、わがまま言ったって許されるだろうに、
友達なら傍にずっといられるのに、
好きな気持ちは自分ですら止められない。
手を繋いだ小野田と彼女を見て
「10代のガキじゃあるまいし」ブレーキをかけられるはずだと思ってた
タガが外れたような様子が切なかったです!!

描き下ろしで表題作の『それでも、やさしい恋をする』から
『after 9 hours』への流れがすっごく自然で
同じ作家さんが描いているんだから当たり前かもしれませんが
もう勘弁して下さい…!!!と身悶え致しました!!!

それからはもう同人誌で知っている内容なのに
きゅんきゅんきゅんきゅん、萌え殺されるってこういう感覚かも!!

同人誌部分が全面修正・加筆と記載されていましたが
違和感はまるで無いだけでなく、
『色のある世界2』で、Hシーンが当時1コマの回想のみだったんですけども
2頁、出口に押され気味の小野田が追加されてます!!!
恥ずかしがってる小野田も可愛いのですが
リードしつつ、小野田を気遣いつつ…の出口が健気で可愛すぎ!!!!!

小野田×出口のお話を全部まとめて読めるコミックスが
こんなに有り難く思えるのは、
やっぱりヨネダさんの作品だからですね!!

『どうしても触れたくない』で優しくて理解のある役どころの小野田が
3つ年上の友人だと思っていた出口に告白され
二度と会えなくなるのが耐えられないからと
答えを保留にしてもらいながら
どんどん自分の中の黒い部分を知ってしまって
出口への恋を自覚していく様子が
ゆっくり、しかし着実に進んでいとおしいのです。

出口の、まさかのノンケへの片想い、
恋は予想もせず訪れてどんどん苦しめられてツライのに
どうにもならない気持ちが手にとるようです。
恋、したいですww

そして、あとがきでも一瞬ですがダブルデートの模様がほのぼの(?)で
やっぱりいつまででも続きが読みたくなってしまいます…。
わがまま言ってすみません!!
ときめきすぎの死因ってあながち無いとは言い切れないと思うくらい!!
例えきゅんきゅんし過ぎて寿命が縮んだとしても悔いはございません!!

そして、全編帝王×野島兄さんで脳内再生させていただきました。
ドラマCD化、なりますよね??していただけますよね!!??
どれだけリピったかわからない『after 9 hours』『after 10 hours』、
あの世界観をまた味わわせてほしいです!!

あの同人誌だけなのかな…と思っていた小野田×出口に
改めて会わせていただけて
こちらを一気に読める幸せ、噛みしめております!!

いやー、素晴しい新年度の始まりとなりました……(泣)