イベリコ豚と恋の奴隷。 - ちるちる (original) (raw)

前作・今作とも原作既読、CD視聴済みです。

前作よりも、原作の雰囲気や台詞に忠実に作られているように感じました。
CDオリジナルのギャグなんかも挟みつつ、全体的にテンポが良いので、さくっと楽しく聴けます!

吉宗(CV:小野友さん)は、相変わらず色気駄々漏れ、艶っぽいお声にもうドキドキしちゃいました。

今作は、いつも飄々としている吉宗が感情を表に出すシーンが多くて、どんな風に演じられるんだろう、と楽しみにしていたのですが…小野さんさすがです!
「やりてーよ」からの少し苛立ったような演技がたまりません、切ないです。

源治(CV:前野さん)は低音の落ち着いたトーンですが、悪魔な吉宗に振り回されてわたわたしている様子が楽しいです。

吉宗を気遣いつつ空回りしつつ…でも欲望に忠実で、そこが健気でお馬鹿っぽい!
ちょいちょい敬語が抜けちゃってるところなんかも、可愛くて良かったです。

内心複雑で表面はサバサバな吉宗と、内も外もワンコっぽいけど芯のある源治の対比が、上手く表現されているなと思いました。

本番は3回(?)…と源治の妄想で1回。
妄想のエロエロな吉宗も良いけど、やっぱり控えめ に耐えるように喘ぐ吉宗が最高に色っぽい!
本番シーンも丁寧に再現されております。

少し気になったのが、前野さんのリップ音でしょうか。
キスをしているときや体を触っているとき、くわえちゃってるとき等、どの場面でも同じ音に聴こえてししまいました。
もう少しシーンごとに音の違いがあれば、さらに良かったかなーと思います。

入江と椿のカップルは勿論、イベリコ豚メンバーがいい味出してます。
個人的にホエイが喋るとどうしても笑ってしまう…ホエイさんほんと良いキャラしてますね!

全体を通して、SHOOWA作品独特の空気とノリを音で感じることができる、素敵な作品だと思います!
小野さん前野さんの演技や演出等も、とても満足のいく出来でした。

原作を見ながら聴くもよし、音だけで楽しむもよし…という感じです。
長文レビュー失礼いたしましたm(_ _)m