言ノ葉便り - ちるちる (original) (raw)
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表題作 言ノ葉便り
あらすじ
余村と長谷部が付き合い始めて半年。
いくつかの季節を共に過ごし、二人の絆はますます深くなっていた。
ある日、長谷部の妹の果奈が自宅に恋人を連れてくることになり、
余村も同席を望まれる。
以前の恋人との破局に責任を感じていた余村は、
果奈の幸せを強く願いつつ家を訪ねた。
だが穏やかに終わった顔合わせのあと、
長谷部の部屋でキスしているところを果奈に見られてしまい……?
作品情報
作品名
言ノ葉便り
著者
イラスト
媒体
作品演出・監督
阿部信行
音楽
オンリード
脚本
鈴木昌子
原画・イラスト
三池ろむこ
オリジナル媒体
小説
メーカー
シリーズ
収録時間
77 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー公式通販・K-BOOKS系列店舗予約購入特典:砂原糖子先生かきおろし小冊子
パッケージ発売日
2015/07/28
JANコード
4560223561659
神
(50)
萌々
(14)
萌
(1)
中立
(0)
趣味じゃない
(0)
レビュー数
5
得点
309
評価数
65
平均
4.7 / 5
神率
76.9%
レビュー投稿数5
22/08/01 15:43
言葉を心に伝えるために。
前作のハッピーエンドが大好きで長谷部と余村はきっとラブラブだろうなと、二人の幸せぶりを見たくて、知りたくて、この作品を買い、拝聴したんですが。
はじめはいい感じ。仕事も順調、長谷部のために料理なんかもしたりして、楽しそうな長谷部と余村の会話が弾む。でもその中にどうにも聞き捨てならない台詞があった。長谷部の妹のことを[永遠に赤の他人]だと。
そっか。なるほど。余村は自分の恋人の妹のことをまだ[赤の他人]だと思ってたわけですね。うーん。それはちょっと長谷部が可愛そうかなぁと思ってましたが、だからこそ、長谷部はそこらへんも含めた上で余村を自分の恋人という存在だけでなく自分の家族でもあるように思ってほしくて、いよいよ果奈にカミングアウトすることを決めたんでしょうね。やはり男らしい決断です。誠実だし真面目だし、優しくて何事にも真摯に向き合うその姿勢は好感でしかない。私の理想の男性像の一つです。だからその気持ちが余村に伝わってほしいと今回も思い、なんか、必要以上に感情移入してしまいました。果奈が兄思いの理解力ある妹で良かったですね。カミングアウトは私もするべきだと思ってましたが、なんだかんだでうまくいき果奈から気持ちを込めた結婚式の招待状をもらえて、涙混じりの余村の声は私も嬉しく感じました。[別れましょう]その長谷部の言葉が悪夢でほんとに良かったです。
それにしても、今時のBLドラマはリアリティありありで、色々考えさせられるものありますね。カミングアウトするべきか、私はするべきだと考える方です。独身を貫く男二人が、いつも一緒に行動し、同じ家にも住んでいることが会社の中でも知られることになったりしたら、[あいつらやばくね?][友達にしてはおかしくないか?][できてんじゃね~の]そんな噂が湧き上がり、あっと言う間に広がることは想像に容易い。この先の長谷部と余村の生活の上に降りかかる可能性も肝に銘じておいた方がいいでしょうね。そんなこともマジでありうるご時世ですよ。だから、なんだかこのカップルはずっと気になるし、応援したいと心から思う。でも、私の声などこの二人に届くわけもないので、この二人。特に長谷部をサポートできるような頼もしい友達などが現れるといいなと思ったりする今日この頃です。
長谷部の性格や考え方などの目に見えないモノの良さ以外にもまた一つ、長谷部の魅力を見つけてしまった。それは声そのもの。長谷部の声って、マジで心に響いて来る。それもそのはず。担当は小野大輔さんですからね。一流のイケボの声優さんですから、余村が長谷部の発する声の響きに惹かれたのも無理もない。声優マニアの私が夢中になるのと似たようなことかもと。最近わかったです。だから余村は[長谷部の声が聞きたい]って、よく言ってたのかもな、と。声の良さは十分人を引き付ける魅力の一つ。私の一番好きな声優の子安武人さんが演じるキャラ以外で、こんなにも気になるキャラは小野大輔さん演じる長谷部俊一くらいです。このドラマのテーマにあるのは[言葉]だし、本当に長谷部役にぴったりな気がします。長谷部は自分の心が中々余村に伝わらないことをたまに悩んだりもしてますが、その声の良さを活かして余村に気持ちを伝えるいい方法を知ってますよ。それは[歌]です。長谷部は音楽など無縁の生活をしてきたでしょうが歌を通して余村の心を鷲掴む、なんてことも十分可能です。それくらい音楽の持つ力はスゴイですから。
色々いい曲を聴いて、自分の気持ちに近いような感じの曲を見つけて、覚えて、歌って、余村に聴いてもらうと、いちいち自分で考えた言葉で伝えるよりもより良く余村の心に響きやすいかもなんて思います。だから長谷部に余村とカラオケデートをしてほしいけど、そんなことを気付いて、長谷部に上手くアドバイスしてくれる感性豊かな誰がが現れてくれたら
もっともっとドラマの展開は広がるし、愛に美しさが増すのでないかと思ってるんですけどね。
イケメンのイケボが歌う曲は、めちゃくちゃ効果テキメンだと思います。私なら堕ちるかな。(笑)
この原作で、このキャスト、当然神なんだけど、、、
元本が側にあったので、冒頭からしばらくCD聞きながら本を追ってみた。
コミックだと、けっこう元本を手元にCD聞くことはあるけど、小説ではあまりやった見たことがなかったな、と。
やってみると、相当いろいろ削りに削っていて、やっぱり小説だと、コミックよりずっとテキスト量が多いのね。
このCD、1枚の中で、ストーリーは充分しっかり作り込まれていて、このCDだけを聞く分には充分すぎるくらいいいんだけど、こうやって元本と見比べちゃったりすると、ここまで削らなくていいから、もう1編くらい小話を加えて2枚組にして、キャストトークも加えてくれたら良かったのにって思う。
あんまり詰め詰めで、ラストにもうちょっと余韻が欲しかったというか、キャストトークをお蔵入りにされちゃったのが残念なので、萌×2で。
神だと期待しすぎると・・・
この作品って原作も前作CDもものすごい人気だったんですよね。私自身何度も読んでるし聞いているので暗記してるみたいに復唱できるんですけど(笑)
そういう立場だとちょっと物足りなかったですね。気づいたら、「終わってる!」ってなりました。原作も量が多いことは十分承知なのですが、2枚にしても全部入れてほしかったし、何らかの形でキャストトークもつけてほしかったので、そこを加味して評価いたしました。大好きな作品なので全部聞きたいし、キャストトークは特典でもよいのでほしかったです。
本編をつけて2枚組にしてキャストトークをチケット特典にしたらよかったのに、と思ってしまいましたね。前回からあれだけ年数が経過していますし、お二人とも続編以外のBLにはほとんど出演されない方なので貴重だと思うのですが・・・残念でした。
ただ内容は素晴らしいですね。心の声が聞こえるという突飛な要素がなくなってただの普通の恋愛なのですが、あれだけの困難を乗り越えた二人なのに距離ができていくシーンは切なかったです。この作品って長谷部修一いい男すぎるだろー!に帰結する部分が多いのですが、今回は余村さんがんばってる!ってなったので、あれから彼なりに成長したのだと思います。
BLなのにお母さんのように「よかったね」と思ってしまう不思議な作品です。
リアルな心理描写に感動
原作未読です。
前回は原作既読だったので、
大筋は知っていたのですが、今作は
全く前情報がないまま聞いたので、
てっきり付き合い出してからの話なので、ラブラブかと、思いきや、重い内容でびっくりしました。
なんか前作もそうなんだけど、この作品は妙にリアルな心理描写なんですよね。
女性の方がこんなに出番が多い作品は珍しいと、思うんだけど、
とても考えさせられる内容、演技でした。
甘いシーンは、前回よりも、凄く濃厚で
聞いてて、うわぁっ!!てなるほど
ねちっこかったです。
キスも貪る感じに絡み合って聞こえる。
なんかチュッていうような軽いキスシーンを目撃者てわけじゃなくこんな絡み合うような
キスシーンを目撃したら果奈みたいな反応になっちゃうのもわかるよなー。
だってまるで、前戯のようなキス。
そのあとの、こと想像しちゃって凍りつきますますよねー。
にしても神谷さんのフェラの演技がエロすぎてストーリーはシリアスなのに、
エッチなシーンが妙にエロくて、
ある意味衝撃でした。
16/03/12 21:27
色々惜しい!!
長谷部修一(小野大輔さん)×余村和明(神谷浩史さん)のリーマンものです。
いや~!!音声化されると本当にいいですね!!お二人とも本当に素晴らしかったです!!原作は既読でレビュー済みです。
原作を読んでいるので、動物園デートがない!とか思いましたが、それよりも最後の果奈の結婚式の話はやってほしかったです。ブックレットにはブーケを受け取るイラストがあったのに・・・。
これはマジで残念でした。そこ音声化してよ!!って思いましたね。
ブックレットといえば、小野さんと神谷さんのコメントの温度差に笑いましたね。
小野さん「心の声は聞けなくても、心の在り方は変わらない。そんなイイお話です。」
神谷さん「今回は心の声は聞こえないので普通の話です」
温度差激しすぎだろwwって思いましたね。
私はお二人のラジオでのやりとりを知っているので笑いましたが、純粋に原作ファンの方は神谷さんのコメントに対して批判的な考えの方がいるんじゃないかなぁ?って思いました。
お二人とも素晴らしかったですが、やっぱり色々と残念でしたね。