オーロラの国の花嫁 - ちるちる (original) (raw)
以前、金髪攻めさん追いかけて買った本で、2015年刊。安心してお気楽に読める超王道溺愛スピード婚話、「本編220Pほど+あとがき」です。フィンランドの自然描写やスイーツ話が少々あって、北欧話が好きな方にも少し良いかも。
夏休みを利用して、フィンランドのヘルシンキで和カフェを営む従兄弟を訪ねてきた洵(しゅん)。無事その店に到達したものの、店は閉まっているわ、迎えてくれるはずの従兄弟とは連絡つかない上に、店に来た柄の悪そうな二人組に絡まれていたら、通りかかった金髪イケメンが救いの手を差し伸べてくれて・・・と続きます。ああ王道。
攻め受け以外の登場人物は
クリスティアン(攻めの秘書、つんつん)、ヤコブ、ハンナ(攻めの屋敷の使用人)、磨生(受けの従兄弟)、ムスタ(攻めの飼い犬、しゃべらないがお利口)ぐらい。クリスティアンが良い・・・びしびし磨生をしごきそう。
**攻め受けについて**
貴族でお金持ちって素敵。これに尽きる。その上に金髪イケメン、お金を錬金術のように産み出す才能、そして若い、どんだけ支払ってもお釣りくるよというぐらい超豪華物件。そのため皆さん、妻の座をゲットしたくて、攻めさんにとってはウザったい、だから舞い込んできたぽやぽや天然ちゃんを婚約者に仕立て上げちゃうというお話です。
そしてまんまと天然ぽやぽやに仕留められてしまうというところが好きなんだろうなーこの手のお話って安心して読めるし溺愛を堪能できるから一息つきたいときにはモッテコイなんです(私には)。
ただ、天然ぽやぽやがあまりに「考えてないやろ!」とか「気絶すんな!」「意識を手放すなそこで!」とか、イラっと感じる方もいるかもなので、「んー可愛いからおーるおっけー」と心にゆとりがある時にお読みいただくことを推奨します。
いいよなあ金持ちイケメン。