狂い鳴くのは僕の番 - ちるちる (original) (raw)
原作未読。
薄暗い中二感のあるオメガバース。
メインCPは、Ω嫌いのα(古川)×身体で出世するΩ(白井)。
ジャンルとしてはリーマン社内恋愛もの。
モブに輪姦もされるし、白井総受けの様相を呈しております。
Ωなのにキャリア上司の白井さんはダウナーで苛烈。
新人αの古川さんも気の強い腹黒。
二人とも攻めた役。
白井→古川「お前さあ、ザーメン飲んだことある?」
静かなやり取りなのでグッとくる…。
白井さんが厭世感に満ち満ちているのが、気だるくて色っぽい。
こんな引き出しがあったの…。
自分で「ゆっるい股」「全然わっかんねーんだけど」と言うのがイイ。
まだ開始20分(2枚組の)だけど、この二人の絡みはさぞエロいだろうなあ…。
(という期待は後に裏切られるのですが)
発情期で強引に事に及ばなくてよかった。
古川さんの役が、αだからか非常の仕事のできる新人で痺れる。
「足どけてもらえます?」で苛ついているのがわかるし、
お互いキレていて、ヒリヒリする男同士の良さがある!
「番にしてくれんの?」「死んでも嫌ですって言えよ」の答えが
「アンタ、もっと自分大事にしろよ」なのも、
捨て台詞が「勃ってますよ」なのもイイ。
ダルそうに言う「おせっくす」もイイ。
二人ともハマり役なのだと思う。
回想シーンの白井さんは、喘ぎ声は可憐で、泣き声は可愛い。
新垣×白井は回想夢で短い。
告白→口説いて両想い。
たった一言「言い方」が少しギャグっぽくて浮いているように感じるほど、
全体的に閉塞感のある話。
あれはギャグというより緊張をコミカルにした表現かな?
気になるから原作も読もうと思う。
このままハピエンかと思いきや、
なかなかに悲惨な過去回想編に突入(川原×白井を含む。絡みは短い)。
穏やかなBGM→発情期セックスとは思えないほど静かな絡み。
「やーだ」が幸せそう。よかったね。
「噛んで」で番う。そこでFO。まじかよ…。
5回したらしいけど?カットが過ぎるぜ…。
諸々の濡れ場は多いが、二人のセッは最後に一度なので、
ここは聴かせて…。
〆は日常に戻り、あっさりと。
初回ミニドラマ。
烏丸さんが尻に敷かれている!可愛いなあ…。
攻めくんは頼もしい。
本編から一転して、甘い後日談。
ほのぼの。幸せになってね…!
初回巻末コメント。
司会の白井さんが慌てすぎw
まったく仕切れていないし、ガンマはないよw
女子マネのような「ファイ!」のくだりのときに、
白井さんが「言われたい」と言ったのを私は聴き逃しませんよ!
「和を以て」という言葉が古川さんから出てくるとは!良い心掛けです!!
総括。
展開も演技も面白く、一気に聴けた。
この白井さんは囀る鳥の新垣さんなのだと思う。
キャスティングの慧眼が素晴らしいです。
白井さんは各方面で攻めの姿勢で仕事に挑んでいて、
頼もしい限り。応援しています!