「君と夏のあと」君は夏のなか 初回限定版小冊子 - ちるちる (original) (raw)

自分にとっての神作品シリーズです。

こちらは『君は夏のなか』の後に絶対に読んで欲しいです。
この小冊子を含めて、『君は夏のなか』だと思います。

『君は夏のなか』と『君と夏のなか』及びそれぞれの小冊子は男女問わず全世界の人に読んでもらいたい!
『君と夏のなか』のレビューにも記載させていただきましたが、まさか私の汚れた魂を浄化してくれる作品に出会えるとは思いませんでした。

『君は夏のなか』のその後『君と夏のあと』とその前『君と君』です。

1作品目は『君と夏のあと』
東京と大阪で離れて暮らす渉くんと千晴くん。
2人が久しぶりに会えたときに打ち明かされる再会時のお話です。

年末に東京に遊びに行くと千晴くんから連絡があり、自宅への宿泊を提案する渉くん。
イケメンの千晴くんに大喜びの渉ママと渉姉。
普通なら当たり前の手土産の気遣いもイケメンだからありがたみが増してます(笑)

初めての渉くんの実家、初めての渉くんの家族、初めての渉くんのお部屋。
きっと、千晴くんはすごく緊張したに違いありません。
だって、将来は家族に…(ゲホゲホ)
千晴くんが冗談で渉くんをベッドに押し倒す流れから、千晴くんが中学生のときにお付き合いしていた話になります。
数人(?)の女子とお付き合いした千晴くんですが、10歳のときの渉くんが心の奥にいたため、誰とお付きいしても続かなかったようです。
高校に入学し、すぐに渉くんの存在に気が付いた千晴くんの取った行動は…。

このお話で特に良かったなと思うシーンがあります。
千晴くんが渉くんに再会秘話を打ち明けた後にキスをするのですが、照れた渉くんが千晴くんの肩に顔を埋めるシーンです。
2人の距離が少しずつ近づいている感じが嬉しかったです。
「渉!そこで千晴の背中に手をまわせ!」と思ったのは私だけではないはずです…。

2作品目は『君と君』
こちらは千晴くん目線のお話です。
高校の入学式のときにチラッと渉くんを見た千晴くん。
「なんか 似ている ような」

その数日後、風で飛ばされたプリントを廊下で拾っている千晴くん。
近くにいた渉くんも飛ばされたプリントを拾い、千晴くんに渡します。
「…あれ? なんか この感じ」

そうです。
運命だから感じるのです。
千晴くんの心の奥が。

渉くんが友達に呼ばれます。

千晴くんは気が付きます。
入学式のときに「なんか似ている」と思った同じ新入生
プリントを渡されたときの「この感じ」
10歳のときに会った「わたる」なんだと。

このお話で特に良かったなと思うシーンは、
高校入学式の時に千晴くんと一緒に千晴ママがいたことです。
親子仲も良好に感じました。
ただ、千晴くんの本当の気持ちはわかりませんが…。
千晴くんはすごく優しいので態度には出さないかも知れません。
個人的には、ぐっちママのお顔が見たかった(笑)

この『君と君』はとても短いですが、すごく重要なお話だと思います。
2人の運命が動き出す瞬間です。
絶対に読んで欲しいです。

千晴くん つぎはその手を離さないで!