ラベルド・タイトロープ・ノット - ちるちる (original) (raw)

原作既読。
原作を読んだ時から、ストーリーも絵もしっかりしていたので、これがCDになったら、もしかしたら良いものになるのではないだろうか?という期待感はありましたが、これはなったのではないだろうか。

夏生(攻め)は、高校時代に好きなのに榛臣(受け)を振ったことを、後悔し続けて成長しています。振った理由は、実は受けをめちゃくちゃにしたい、自分の汚さを知られるのが怖かったから...。
10年後に再会した二人は、変わってしまってはいますが、不器用に昔を取り戻そうと画策して、両片想いをこじらせます。

両片想いならではの、歯がゆさと切なさ、そして甘さがしっとりと表現されたCDだと思います。

声優さんのお話で、しらいむ×まっすーは本数も多く、マンネリになるのかと思いきや、練れているのではないだろうか(偉そうですみません)。
まっすー攻め、しらいむ受けになると、オラオラ×ビッチになりがちですが、受け攻め逆転したことで、パワーバランスがちょうど良くなって、作品の世界観を丁寧に掘り下げる結果となっていると思います。
あと、脇のたろりが上手で、彼主演の作品も聴いてみたいなーと思いました。

限定版は、とにかくボリュームがあります。これでこの値段でいいのだろうか?

フリトはエロいと思うホクロの位置と、
なんと、原作を読んでおっきくなるかどうか!!!!
いつも丁寧に演じてくれているなーとは思っていましたが、そんなに入りこんでいるなんて、聴いている姉さんにとっては、この上なくうれしい限りです。

BLを頑張ってくれる役者さんを、ずっと応援し続けよう…
そう心に決めた1枚になりました。