NIGHTS BEFORE NIGHT - ちるちる (original) (raw)
原作既読。
淋しさや切なさとともに愛が沁みてとても好きな作品です。
原作はとても分厚いんですが、2枚組で丁寧にジックリと音声になっています。
描き下ろし部分「THE NIGHT」までしっかりと…(;///;)
脇に至るまでのキャストさんも素晴らしく世界観を忠実に作り上げられています。
聞き応えがあって世界観にずっぷり浸りきり、
キャストさん方の声質や演技力が重なると原作を読んでた時以上に重たさを感じました。
時雨さんの存在の大きさやもういないんだっていう虚無感が襲ってきて
個人的には淋しい・悲しい気持ちで潰されそうになる場面も…。
そして春・雪鷹・シロの心の中で息づいている時雨さんを感じてまた涙・涙。
萌え的にも精神的にもシンドイ…!(;///;)
描き下ろしジャケットがとても素敵です!
表面はもちろん、裏面に時雨・春・雪鷹・シロが並ぶ姿が胸熱。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
現実では叶わないけれど時雨さんが同じ時間軸にいるのがすごく嬉しい。
ブックレットにも描き下ろしモノクロイラストがあるのですが
時雨さんより雪鷹のほうが背が大きくて、そんな些細なことですら胸に刺さる。
いつのまにかお兄ちゃんよりおっきくなったんだね…雪鷹…(;ω;)
さて音声の感想ですが、今回から新しく加わった雪鷹@おのゆーさん。
めっっっちゃくちゃ良かったです!!!
冒頭の登場シーンは時雨さんに寄せた声色でドキッとしました。
全体的に普段のおのゆーさんより低めに抑えた声だったかな?
ケンカシーンでは荒ぶってる雪鷹がドスを効かせてるのが響く。カッコイイ。
で、オラオラから一転して「…ゴメンナサイ」と小さく謝るシーンはすっごく可愛くてキュンキュン////
この振り幅にヤラレタ~~~~!!!(∩´///`∩)萌
雪鷹は良くも悪くも感情の出し方が真っ直ぐで
ガキっぽくなったり、可愛い年下攻めになったり、カッコよく成長したり。
おのゆーさんの表現がもうイメージ通りでとても良かったです…!
4話目の「兄貴が大っっ嫌いなんだよ!!」の言い方には思わずフフッと笑みが零れ、
7話目の「いつか 誰かと 幸せになれ」では一言の区切りの力強さと春への愛情に潤み。
回想の時雨さんのお葬式のあとタバコの銀紙で鶴を折って泣いてたシーンは号泣しました。
あと子供時代、1人ぼっちで蟻に話しかけてるシーンも心痛い。。。
ビフォナイは春さんの救済物語であり、
雪鷹が初めて"自分"を見てもらえて成長するお話でもあるとおもうのですが、
音声によってより表現が増し 良い意味で時雨さんにはなかった強さが雪鷹にはあると感じました。
春さん@野島兄さんと時雨さん@森川さんはMODSから引き続きなので安心安定感…!
聴きどころはやはり原作5話目にある2人の過去シーン、約25分じっくり聴けます。
ここは切ないに尽きます(;///;)
愛してても言葉には出来ず身体にぶつけるしかない2人がもぅ…!!
この感情がうまく言葉に出来ないけれど、
野島兄さんと森川さんの演技に重みがあって萌え的にも精神的にもしんどかったです。
時雨さんが去ってくシーンは行っちゃダメ!って叫びそうになりました。
CD聴きながら考えてたんですけど、時雨さんの人生ってなんだったろうなと…。
春さんとの時間がせめてもの救いになってたと願う(;ω;)
シロ@壮馬くん。個人的に壮馬くんがシロを演じる時の表現がすごく好きです。
出番は少なかったけれど、6話の雪鷹へ助けを求めるシーンは非常に良かった!!!
声のトーンに不安そうな弱々しさが乗って心打たれました(;///;)
また回想シーンで15歳のシロの時雨さんへの態度が可愛くてキュンキュン///
月守さん@益山さんは怜悧な側近という雰囲気があって涼しげなお声で爽やかさが。
背中にエグいタトゥーが入ってるようには聞こえないギャップ良きでした◎