工学部 電気電子システム工学科 3年 岩間遥さん | Chubuly Style | 中部大学 (original) (raw)
目立たなくても人々の生活を支える仕事に憧れて
プロフィール
岩間 遥(イワマ ハルカ)さん。工学部 電気電子システム工学科 3年。愛知県立常滑高等学校出身。システム開発に携わる企業に就職することが目標で、現在は就職活動やインターンシップに励んでいる。高校卒業後から家電量販店でアルバイトを続けており、3年目の今ではお客さんからの商品に対する問い合わせにも比較的答えられるようになった。
趣味は洋画鑑賞。古い作品も最近の作品もどちらも好きで、特に好きなジャンルはSF・ヒーローもの。休日は1日に3作品まとめて観ることもある。
中部大学を選んだ理由
「高校生の頃は放送局の仕事に興味がありました。中でも『放送技術者』という、送信機や送信アンテナを調整・操作し、放送電波を送出したり、決められた時間どおりに番組を電波に乗せる仕事があることを知り、この仕事に就きたいと考えていました。『放送技術者』になるには電子工学などの放送関連の知識や技術を学ぶ必要があったため、電気電子システム工学科のある中部大学を選びました。電気電子システムの知識や技術は、多くの企業で必要とされており、就職先の間口が広いこともこの学科を選択した決め手です。また、中部大学は就職率が高く、就職活動のサポートが充実しているところが魅力的でした」
学科での勉強内容
「1年生では電気回路の基礎となる物理や数学を学びます。2年生ではこれを発展させた電子回路や論理回路の知識を習得します。3年生では今までに学んだことの応用として、実際に企業に就職した際に使うような電力・設備、材料・デバイス、通信・システムの技術を身につけます。学びの分野は多岐にわたり、電子機器・自動制御、発電・変電・送電、電気エネルギーの利用などがあります。
印象に残っている科目は『電気電子工学実験』です。これまでの講義で学んできた知識をもとに実際に機器を動かして実験し、回路の作成からデータの収集、分析までを行います。実験結果を理論と比較し考察することで、理解を深めることができます。この授業の特徴は、企業出身の先生が多く、どのようなことが役に立つのか、気をつけるべき点は何かを学べ、より実践的な実験ができるところだと思います」
マイコンの勉強会をきっかけにプログラミングに興味を持つ
「2年生の春休みに伊佐治伸司教育技術員(教育技術部)によるマイコンの勉強会で電子工作(デジタル時計の作製)に取り組みました。この勉強会は自由参加でしたが、電気電子システム工学科の女子学生の参加者が多く、男女比半々ほどで楽しく取り組むことができました。当日はパソコンのディスプレイに文字を表示することから始まり、最終的には市販の時計と同じように時間を設定する機能や、ボタンを押すと時刻から日付に変わる機能を備えたデジタル時計を作製しました。プログラミングのコードを覚えるだけではなく、自分が入力したコードを結果としてすぐに確認できる過程が面白かったです。これをきっかけにプログラミングでものを作るということに興味を持ち、ソフトウェア開発に携わる企業に就職したいと思うようになりました」
アルバイトとインターンシップで経験を積んで
「高校卒業後から現在まで、土・日曜日はほぼ、家電量販店でアルバイトをしています。主にレジ係を担当することが多いのですが、お客さまから充電器や電池・電球など細かな商品に対する問い合わせもあるので、商品の特性を覚え、なるべくすぐに答えられるようにしています。また、今年の夏は仕事体験型のインターンシップに参加しました。当日その場で出された課題に対する解決策を他の参加者と議論して、最後に発表するグループワークを行いました。効率・費用・利益などの多くの観点で求められているもの考え、提案することに面白さを感じました。このグループワークを通じて企業の仕事内容をより理解することができ、とても充実した時間を過ごすことができました。現役の社員に話を聞く機会もあり、実際に働くイメージを具体的に持つことができました」
プログラミングの勉強に力を入れたい
「今後は、興味があるプログラミングの勉強に力を入れたいと思っています。まだ電子工作程度ですが、自分の作りたいものを自分の力で作ることができるようになるのが目標です。将来的には自動ドアや自動改札、エレベータなど、身の周りにあるさまざまなシステムを開発している企業に就職したいです。以前から、目立たなくても社会の役に立つ仕事に憧れていたので、将来は人々の生活を陰から支えるような仕事に就きたいと思っています。そのためにもあと約1年半、大学で多くの知識や技術を学びたいと思います」