米軍、爆撃機B2でフーシを攻撃 中東イエメン (original) (raw)

(CNN) 米軍が16日夜、中東イエメンでイランの支援を受ける反政府武装組織フーシに対する一連の爆撃を実施した。米国のオースティン国防長官が明らかにした。ステルス爆撃機B2を使い、地下施設を含む兵器の保管施設を標的にした。

国防当局者3人によれば、施設に保管されていたのは高度な従来型の兵器で、これらは紅海とアデン湾を航行する軍用及び民間の船舶を狙うのに使用されるものだという。

当局者の一人によれば、現地時間17日未明の爆撃は、爆撃機B2で行った。米軍が同機を使用してフーシを攻撃するのは、今回の軍事行動の開始以降で初めて。B2はこれまでフーシの施設や兵器を標的にしてきたジェット戦闘機よりも格段に大きなプラットフォームであり、より大量の爆弾を搭載できる。

フーシへの攻撃は中東一帯での緊張が高まる中で実施された。イスラエルはイランによる最近のミサイル攻撃への報復を来月5日の米大統領選前に遂行するとみられている。イスラエルはまた、レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラと、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスと、それぞれ武力衝突を続けている。

フーシは過去数カ月にわたり、域内で商船や米海軍のアセットに対する攻撃を繰り返している。

イランによるイスラエルへのミサイル攻撃を受け、米国はイスラエルの防衛支援を目的とした高性能の対ミサイルシステム配備を発表。既に米軍の要員がイスラエルに到着し始めている。