【番外】東京せんべろウォーク - 王子~田端【後編】 (original) (raw)

三楽、立飲み、せんべろ、激渋

この日のメインイベント「三楽」の店内

今年初めての街を徒歩で移動しながら飲酒巡業する
「せんべろウォーク」。

今回は王子~田端の4~6軒目の後編です。

前編はこちら。

18:00 田端駅「喜多屋酒店」

田端、角打ち、激渋、立飲み。、せんべろ

「三楽」のほぼ隣の角打ち「喜多屋酒店」の雄姿

田端の「立飲みスタンド三楽」の次は
その隣にある角打ち「喜多屋酒店」。

これで4軒目。
こちらもかなり年季が入った激渋物件だ。
数年越しの懸案の未踏店でやっと入店できた。
昼から小売り部門は営業してるけど、店内飲食は17時から。

ここも店内は見事な飴色。
左手にカウンターに中央部分にアイランドテーブルがある完全立飲み。
ネクタイ組グループがテーブルで盛り上がっている。

角打ち、田端、喜多屋酒店、せんべろ、立飲み

手前のチー女将から飲酒チェックが入る

入り口引き戸は全開だから、この時期はまだ寒い。
入店早々入り口近くのチー婆様から
「飲んでるでしょ?
ウチは酔っ払いダメだけど、1杯だけね」
とくぎを刺される。

角打ち

1杯制限で各自好きな飲み物で。アテは110円の乾き物。

一挙に緊張感が走る。
恐縮しながらタカラ辛口ハイボールと乾き物1品もらってスタート。

うちらの目の前にチー婆様が陣取ってるから常時監視状態だ。
落ち着かない。
後ろのグループは何杯もお代わりして盛り上がってるのとは対照的だ。
よく見ると正面っカウンター奥には
女将と思しき大婆様が店内全体を見張っている。
どうやら大婆様から要注意グループのサインが出されているらしい。

角打ち、田端、喜多屋酒店、せんべろ、立飲み

正面カウンターには大女将が鎮座で店内をコントロール。この時は不在。

外から丸見えのオープンな店構えながら、
店内にはよそ者バリアが張り巡らされている店だった。

次は素面(ばれない程度の酔っ払い)ならもう少し監視が緩いかもしれない。
もう1杯飲みたかったけど、お代わりNGくらってるので
15分ほどで撤収。
結局缶チューハイ300円と乾き物110円で410円。
角打ちなのでここも都度払い型。
まだ19時前だしもう1杯やることにしよう。

地図にするまでないけど、歩きはこんな感じ。

わずか9mの移動。

18:15 ふたたび「立飲みスタンド三楽」

立飲みスタンド三楽,田端,激渋、立飲み、せんべろ

宵の口の「三楽」

田端の角打ち「喜多屋酒店」を半強制退場になってしまったけど
次の店が思いつかない。
この直前に行った「立飲みスタンド三楽」が居心地よかったということで
また戻ってみることにした。

でも酔っ払いお断りされるかもしれないので、
玄関から顔だけだし
「もう一回いいですか?」
と恐る恐る許可取り。
女将さんからは
「どうぞー」
とやさしいお言葉。
長い飲酒人生で、一晩で同じ店に入るのは初体験だ。

もうすぐ19時ということもあって、前回より客は増えてるし、
カウンター内には息子さんなのか、男性店員も登場していた。
初回入店時にTV下にいた先輩はまだ立飲み継続中だ。

立飲み

18時過ぎると賑わってきた

引き続き立飲みだけど、酔いも回って足腰の疲れも感じなくなってきた。
チューハイにししゃも、前回発注漏れした肉豆腐。
そして「80円」の表記がある「6Pチーズ」
チョーク画きで「1」が消えて「180円」の間違いと思ったけど、
1ピースの値段だった。

立飲みスタンド三楽,田端,激渋、立飲み、せんべろ

さすがに80円だと1pになります。

この日は寒くて酔いが回ってきた割りに、尿意を感じてなかったけど
ここでトイレを借りることにした。

トイレもなかなか年季が入った頭上タンクの和式水洗型。
蜘蛛の巣が張りまくって、きれいとは言えないが味わい深い風情だった。
男女共用なので、躊躇する女性の方は
駅前の公衆トイレの方が安心できるかもしれない。

立飲みスタンド三楽,田端,激渋、立飲み、せんべろ、トイレ

蜘蛛の巣も店の風情に彩を加える。

結局ここでは一人800円ほどの仕上がり。
店を出たら隣の「喜多屋酒店」はシャッターを閉めだしてるところだ。
19時半で閉店みたい。

時間的にも入店が難しいハードルが高い店らしい。
ここまで14時半スタートで延べ5軒。

ここまでのルートはさっきの逆でまた9m。

19:00 田端「だるまや食堂」

食堂、田端、ラーメン

こちら閉店直後のたたずまい

もうそろそろ撤収かと思って店を出たけど、
この後もう1軒とどめを刺しに行くことになる。

駅に向かってたら、「だるまや食堂」が暖簾を出している。
田端に着いた17時にはまだシャッターが半開き状態だった。

最後にラーメンだけ食って帰りましょう。酒無しで。
と一人が言い出した。
そういえば昼飯を食べてなかった。
じゃぁ、行きましょう。

食堂なので、麺類から丼、飯物もある。
つまみもぼちぼち食べてたので、ワンタンを頼んだらもう品切れ。
そうなるとラーメンだな。
なんと400円。

食堂、田端、ラーメン食堂、だるまや食堂

これぞ駅前食堂。しかも安い。

待ってる間に
やっぱりビール飲りますか
との提案が出た。
やっぱりの展開だ。

そうなるとつまみも、となって
もつ炒めと目玉焼きも発注。
ビールはキリン、アサヒ、サッポロからの選択制。
やはり下町にはプレモルは似合わない。

店内には小さい子連れの家族一組に
一人客がカウンターで晩飯を食べている。
この日はワンタンとカツが昼で欠品とのことで、
後続客がワンタンメンやカツ丼頼むとことごとく品切れ。
皆さんチャーハンを一択状態で召し上がっていた。

チャーハンは500円にカツ丼は600円。

食堂、田端、ラーメン、だるまや食堂

箸をつけてしまったラーメンで失礼します。

ラーメンはオーソドックスな醤油。
スーパーで売っているシマダヤの生めん中華みたいなやさしい味。
飲みの〆ラーメンにマッチする。

結局お店も欠品だらけで20時には暖簾をしまって営業終了。
一人1000円くらいの仕上がりだった。

ここまでのルートはこんな感じ。

まとめ

この「せんべろウォーク」をまとめるとこうなる。
(料金は一人当たり)

①14:30 王子「立ち飲みいこい王子音無川店」 1150円
②15:15 王子「王子名物大衆割烹 半平」 2300円
③17:00 田端「立飲みスタンド三楽」 1000円
④18:00 田端「喜多屋酒店」 410円
⑤18:20 田端「立飲みスタンド三楽」 800円
⑥19:00 田端「だるまや食堂」 1000円

飲み代合計は6660円なので1軒1110円の仕上がりで1000円以下達成。

今回は電車に乗ったので交通費が発生。

王子→田端(JR) 146円

あごあし合計で6806円の仕上がりでした。

最後にうろ覚えで描いた「だるまや食堂」の女将さんのハイブリッド型エクセル画で。

食堂、田端、ラーメン、だるまや食堂、エクセル画

マウスで描いた「だるまや食堂」女将のエクセル画ハイブリッド版

酩酊。

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せんべろウォーク-王子~田端【前編】はこちらから

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