アリとキリギリス (original) (raw)

行きたい場所は?

今日の授業前に生徒と予定を確認し冬休みの予定も話しました。「先生、どこか行きたい所ありますか?」と聞かれたので「頂点です。」と返答すると大笑いしていました。(どこからどこまでが冗談でどこからどこまでが本気かわからないですね。)

こう返答した理由も3つあり、1つは本気でそう思っているからです。別の機会に他の生徒に対し「使う言葉が人を創る」という話をしたのですが、「自分がこうありたい」と思う言葉を使うように心がけていて「行きたい場所⇒頂点」という返答になりました。実際言っておきながら頂点が何かわかっていないのですが、毎日笑顔で誇りを持って1ミリでも前に進めるように、それが積み重なっていくと周りも自分も幸せになれるのかな、と思っています。

2つ目の理由が「笑顔」です。このように生徒に伝えて生徒が笑っているうちは元気なのだろうという生徒の安否確認でもあります。

3つ目は理由が「行きたい場所も行ききって、やりたいこともやり切った」ということです。これも別の生徒に話しましたが、「22歳で英語の勉強を始めて、そこから海外でアルバイトをして語学学校へも通って大学院にも行って、夢に見ていたロンドンで人生の目標の1つでもあった英検1級を受験し合格することができ、旅行でヨーロッパを一周し多くの人に出会いました。これ以上は望まないです。これからは皆さんの番ですよ。」と伝えたこともありました。

アリとキリギリス

1名の生徒の学習のパフォーマンスが低く「全力で学習に取り組んでいますか?」と伝えると「いいえ。」と答えたので、そこで授業を切り上げ別の日に来るように伝えました。

学年が低い生徒で、叱った所で何も変わらないので「全力を尽くしていないのに『頑張っている』と嘘をつくよりは、正直で良いと思います。・・・アリとキリギリスの話を知っていますか?」と尋ね「勉強でも同じことが言えると思います。今しっかり頑張っていると後で大変な思いをしなくて済みますが、今頑張っていないと後で苦労するのは結局自分です。今、しっかりやりましょう。」と伝えました。