スーフィズム(イスラム神秘主義)とコーヒー (original) (raw)
コーヒーの起源に関する伝説で有名なのが、「山羊飼い人カルディーの珈琲発見伝説」と「シェイク・オマールの珈琲発見伝説」です。そして、これらのコーヒー起源伝説には、イスラム教の僧侶でスーフィーと呼ばれるイスラム神秘主義の宗派に属する僧侶が登場します。
コーヒーが飲まれるようになって、イスラム世界でコーヒーが普及して行くのに、スーフィー(イスラム神秘主義)の僧侶たちが多大な貢献をしていると考えられています。
スーフィズム(イスラム神秘主義)とその宗派については、4分の1世紀に渡ってロングセラーを続けている臼井隆一郎さんの名著、「コーヒーが廻り世界史が廻る-近代市民社会の黒い血液/中公新書」に、スーフィズム(イスラム神秘主義)とコーヒーについての詳しく説明が掲載されています。
夜も眠らず修行に励むスーフィー(イスラム神秘主義)の僧侶たちにとって、飲むと食欲を減退させて興奮して眠れなくなるコーヒーという飲み物は、現世否定・禁欲主義のスーフィズムと相性が良かったのだと思います。
スーフィー(イスラム神秘主義)の僧侶たちは、家を持たず、各地の教会から教会を渡り歩いて彷徨う人たちだったので、その事もコーヒー飲用の普及に関係があったと考えられます。
この記事とよく似た内容の記事をnote に投稿している『珈琲発見伝説とコーヒー栽培の歴史』中に収録しています。
有料で読んで頂くタイプの記事ですが、ご覧いただければ幸いです。
2つの有名なコーヒー発見伝説、「シェイク・オマールの珈琲発見伝説」と「山羊飼い人カルディーの珈琲発見伝説」について興味があるなら・・・。
「山羊飼い人カルディーの珈琲発見伝説」について興味があるなら、下のリンク先ページで、「シェイク・オマールの珈琲発見伝説」に興味があるなら、もう一つ下のリンク先ページをご覧ください。
もちろん、「シェイク・オマールの珈琲発見伝説」に関する記事も、「山羊飼い人カルディーの珈琲発見伝説」に関する記事も、この「スーフィズム(イスラム神秘主義)とコーヒー」に関する記事も、note に投稿している『珈琲発見伝説とコーヒー栽培の歴史』中に収録しています。
どの記事も、『年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ』に掲載している記事とよく似た内容で、もう少し字数の多い記事となっていますが。