【書評】一流の達成力 原田メソッドオープンウィンドウ64 原田隆史 柴山健太郎 フォレスト出版 (original) (raw)

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【1.本書の紹介】

現在、米国大リーグのエンジェルスで活躍している、元日ハムの大谷翔平選手をご存じでしょうか?

彼は、投手と打者という二刀流で、一流の成績を残すことができる野球界の至宝とも呼ばれている選手です。

例えば、高校生くらいまでは、エースで4番が、甲子園まで引っ張って行く例がありましたが、ブロの世界に入ると投手か打者に専念しないと勝てない為、二刀流と言われるほどの成績を残す選手は滅多にいません。

そんな中で、超一流が揃う大リーグに於いて、目覚ましい活躍を成し遂げているのが、大谷選手です。

さて、その大谷選手が目標達成に向けて活用していたことで、とても有名になったのがこのオープンウィンドウ64(以下OW64)です。

ちなみにこちらは、マンダラチャートとも呼ばれています。

真ん中に目標を書いてその周りに8つの構成要素を書き、それぞれの構成要素を達成する為に、さらにその周りに8つの行動目標を記入したものです。

8コマ✖8コマ=64コマとなっています。

こちらは、大谷選手が高校1年生の時に書いたものがこちらになります。

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真ん中に「ドラ1 8球団」とあります。

残念ながら、ここでドラえもんは関係ありません。(笑)

これは、ドラフト1位指名を8球団から取るという、めちゃくちゃ高い目標を記入しています。

その目標を達成するために、何を磨いていくかと言うのがその周りの8つの項目です。

これは、先生が書いたのかと思うほど、素晴らしいお手本のようなOW64となっていますね。

中身を見て「これって直接関係ないんじゃないの?」って意外に思った項目はありませんでしたか?

そこが、このOW64の真髄となっています。

さて、このOW64はどうのよう作成すれば、目標達成できるのでしょうか?

【2.本書のポイント】

なぜ多くの人が目標を達成できないのでしょうか? それには次の3つの要因があります。 1つ目は立てた目標はあるものの達成するにはどう行動すればいいのかが明確ではないこと、2つ目は目標を達成するのに適したツールがないこと、そして、3つめは目標が偏ってしまっているためです。

人が本当に力を発揮するのは、家族のためであったり、誰かのためであったり、社会のためであったり、もっと大きなところでは国であったり、世界であったりします。つまり、自分を応援してくれる人を喜ばせるために、人は最高の結果を出せるのです。

時代とともにみんなが未来だとか夢だとかを語りだして「5年後はどうなっている」「10年後はどうなっている」というキャリアデザインが、職場や学校、家庭で普通に言われる時代に突入していることに気づいていないのです。

多くの人は、自信(自己肯定感や自己効力感)が下がっています。まずは、夢や目標を掲げる前に、私たちには心のケアが必要です。もっと自分自身を愛したり、認めたり、許してあげることから始めなければならないと思っています。

夢や目標の達成に必要な要素とは、「自分自身に対する目に見える夢や目標」と「他者や社会に対する目に見えない夢や目標」があり、この2つがあって初めて相乗効果を生み出す。

あなたの人生の目標も、土台は心を磨く、言い換えれば社会貢献できる人格を育てるために必要な目標「社会、他者・無形」を考えるほうがいいのです。

人間形成が先にくる考え方という時代に戻ってきているのではないかと感じています。

ルーティン行動を習慣化させるために、「原田メソッド」OW 64とは別のシートがあります。それが「原田式長期目的・目標設定用紙(セルフマネジメントシート)」「ルーティンチェック表」「日誌(ジャーナル)」です。

ゴールに自分の力でたどり着くためのイメージとプランを一枚にまとめたものが「長期目的・目標設定用紙」で、より具体的な行動を考えるためのツールが OW 64であると考えてもらえれば分かりやすいと思います。

日誌の持つ力は8つあると考えています。

1.タイムマネジメント能力を高める(前日に次の予定とエンドの時間を決める)

2.イメージトレーニング(明日を予測し、成功のための準備をする)

3.仕事の選択と集中(重要な仕事を事前に選択し、エネルギーを集中させる)

4.自己分析(1日の活動を振り返り、○と✖を分析し、気づきを得る)

5.自信を高める(自己効力感と自己肯定感を自分で書いて高める)

6.プラス思考の習慣づくり(失敗をもし、もう一度やり直せるなら?で考える)

7.成功の習慣作り(結果につながる自分のパターンやルーティンコードを続ける)

8.ゴール達成のための気づきを得る(達成目標をしっかり意識し、焦点化すると新しいヒントが見えてくる)

私達は成功は技術であると考えています。いわゆる達成力のある人には、次の5つのものが備わっています。

1.目的と目標を明確に定めている

2.勝利意識

3.プラスの習慣を形成している

4.毎日思考する

5.「心・技・体・生活」のバランスが取れている

【目次】

はじめに 目標を達成できないのはなぜなのか?

第1章 達成力を高めるために必要な「自信」

第2章 達成力を高めるための「目標の考え方」

第3章 オープンウィンドウ64の「書き方&使い方」

第4章 【事例】達成力を高めてくれる「知恵」

第5章 達成力を高めるための「習慣」

おわりに

【3.本書の感想】

OW64が、目標達成に有効だと思うのは、自分の目標を見える化するとともに、その為に必要なものは何か?そしてその必要なものを磨くにはどうすれはよいのかということが見える化されている点だと思います。

眺めていると、その遠くにある目標にたどり着くために、今やるべきことがしっかり理解できるということが、素晴らしいと思います。

そして、本書でも触れている通り、目標を「自分自身に対する目に見える夢や目標」と「他者や社会に対する目に見えない夢や目標」に分けて、自分だけでなく、他社や社会にとってもプラスとなるようなものを考えていくところがポイントですね。

そして、立てた目標に向かって、日々の習慣に落とし込むためのルーチンチェック表と、日誌を書くことにより、目標に向かって、まるで線路の上を走るように確実に進むことが出来ます。

こちらがルーティンチェック表です。

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こちらが日誌です。

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ルーチンチェック表も、日誌もよく考えられていると思います。

これをしっかり、自分の頭で考えながら作成していけば、目標は必ず達成できると思います。

一年の計は元旦にあり。

元旦は過ぎてしまいましたので、今更慌てて目標を立てても、あまり効果はありません。(笑)

ここはじっくり原田メソッドを学んで、目標を立てて、達成させてはいかがでしょうか?

今年は、充実した1年にするぞ!という方、毎年、目標立てるだけでなかなか目標達成できない方は、是非、ご参考下さい!

一流の達成力

【4.関連書籍の紹介】

こちらは、もっと具体的に手を動かして作成したい人の為のノートになっています。

原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER (スタープランナー) 日付記入式手帳

成功する為の心がけがかかれています。

www.fukuikeita21.com

米国産の成功本といえばこちら。

www.fukuikeita21.com

ドイツ産の成功本はこちら

www.fukuikeita21.com

大谷選手という至宝が活躍する野球界の名監督です。

www.fukuikeita21.com

最後までのお付き合いありがとうございました!

【5.出版社より】

フォレスト出版さんからいいねを頂きました!

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フォレスト出版【公式】@おうちで読書さんありがとうございました!

【6.読者の方より】

ブログを読んで頂いたさじ(id:conasaji)さんが、早速OW64を作成されました。

このブロブを読んで頂いて、ここまでできるとは驚きです!

とても上手に出来ていると思いますので、是非ご参考ください!

conasaji.hatenablog.com

さじさん、ありがとうございました!