『プレバト!!』5月12日「俳句・陶芸」浜ちゃん不在の回 犬山紙子がまたもや波乱で特待生陥落 ハラミちゃんの陶芸がまたスゴイ (original) (raw)

2022年5月12日放送の『プレバト才能ランキング』は、「俳句・陶芸」の査定でした。

陶芸は久しぶりです。
約1年ぶりでしょうか。

そして今回の『プレバト!!』は、浜ちゃんがコロナの濃厚接触のためにお休みな回のようです。
『プレバト!!』は結構遅いんですね。
気になるMCはキスマイ北山さんでした。
『オオカミ少年』でもSixTONESの田中さんとジェニーさんでやってましたよね。

浜ちゃんはワイプでMC北山さんを見ての感想を言ってました。
面白かったです。
音声が流れていない場面もなんとツッコんでいたのかも知りたい(笑)。
副音声版がTVerで配信されたらいいんですけど。
『水曜日のダウンタウン』の帯番組の時のように。

そして、波乱の女王・犬山紙子さんがまたまた見せてくれました!
本当にいろいろ面白いです。

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「時計」

◆査定される人

永世名人 梅沢富美男

特待生3級 北山宏光(Kis-My-Ft2)

特待生5級 犬山紙子

◆俳句の先生 夏井いつき先生

最下位4位(凡人)「貴島明日香」50点

夏の灯に
子を眺めいる
時計台

(公園で遊んだ子どもたちの帰りを時計台が見守っている、という句)

◆夏井先生の添削後

夏の灯や
子ら帰りゆく
時計台

◆夏井先生の添削

「夏の灯に」ではなく「夏の灯や」としっかり詠嘆した方が季語が立ってくる。
「子を」と単数になっている。
これだと親が子を眺めているのかなと読み手は頭の中で思っちゃう。
親だったと思ったら「時計台」。
来やがったな、陳腐な擬人化。
擬人化がダメなんじゃなくて、擬人化はものすごい高度なテクニックが必要。
淡々と映像を書いていく。

3位(凡人)「郷ひろみ」55点

初夏や
白球と
母の握り飯

(兼題写真をずっと見ていると、僕が小さい頃に野球に憧れていた時代を思い浮かべた。蛇口のところでみんなで水を飲んだり、母がお弁当を作ってくれた。母の握り飯で最後は締めた、という句)

◆夏井先生の添削後

初夏の白球
母の握り飯

◆夏井先生の添削

言いたいことは書けているタイプの句。
季語が「初夏」ではなく別の季語でも成立するというおっちゃんの指摘があるが、工夫がある。
「はつなつ」「はっきゅう」「はは」という風に「は」の韻を踏んでいる。
「初夏」を置きたかった気持ちは分からないでもない。
「は」の韻を踏める季語は他にもある。「春風」「春空」。
それから音数の上で1音余る。
そこももったいない。
シーンを切り分けるテクニックを身に付けると、俳句がすっきりする。
(添削後)「初夏の白球」の後、シーンが切り替わって「母の握り飯」と着地する。
そうすると2カットの映像になり、ボールとおにぎりの丸い印象が2つのパーツをさりげなく繋ぐ。
これが取り合わせのとても大事な要素。

2位(凡人)「ZAZY」67点

蝦蛄の山
拓きし
祖母の指の反り

(夕方になると僕の祖父が漁師をしていて、蝦蛄を大量にもらってくる。それを祖母が夕方になるとひたすら剥いていく。祖母の指がずっと蝦蛄を剥いていたために変な方向に曲がっている、という句)

◆夏井先生の添削後

蝦蛄の山剥く
祖母の指
反り歪む

◆夏井先生の添削

この句と立ち上がった方のイメージがあまりにもギャップがあった。
表現しようと思っている内容は良い。
蝦蛄の山という映像から始めるという判断も非常に良い。
見かけよりもずっと常識的な方だと別な意味で感心している。
惜しいところが少しある。
「拓き」は土地を開拓する、開墾するという意味。
それはちょっと大袈裟。
もう1つは「拓きし」の「し」。
これは過去においてという意味。
あなた自身昔のことを思い出しているのは重々わかるが、俳句として読んだ時に、ここが過去になると季語の鮮度がちょっと落ちる。
今作業をやっていると書いた方が作品としてはずっと得。
「剥く」を書いた方が良い。

1位(才能アリ)「YOU」70点

蝉時雨
時もかき消す
アスファルト

(外の公園だったのでセミの音がすごくて、すごい暑くて。アスファルトは日光を受けて、暑すぎてあほみたいだという句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆夏井先生の添削

季語「蝉時雨」なので、激しい蝉の声が聞こえてくる。
季語を信じている。
「時も」ではなく、「時を」が良い。
最後「アスファルト」へ行くと上から下への立体的な光景になる。
俳句はとてつもなくすごいことではなく、日常のちょっとしたことを掬い取る、それで良い。

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「YOU」70点
2位(凡人)「ZAZY」67点
3位(凡人)「郷ひろみ」55点
最下位4位(凡人)「貴島明日香」50点

◆◇◆ ◆◇◆

「才能ナシ」が1人もいないというのも珍しいです。
浜ちゃん不在、北山さんMC、犬山さんなどいろいろあった回でした。
YOUさん1位を浜ちゃんの前で見たかったですね。
また次回1位を獲って、ぜひ特待生へ。

名人・特待生昇格試験

特待生5級「犬山紙子」1ランク降格⇒特待生陥落

午後も片乳
出したまま
窓は初夏

(兼題写真の時計が示していた時間が2時20分。お昼時。赤ちゃんを育ってているとうちの中で授乳しても出しっぱなし。仕舞う気力もないくらい。昼寝もしてくれない。家の中で恨めしく、窓の外の初夏の景色を見て、いつかは子どもとそこで遊べるのかなという期待もある、という句)

◆夏井先生の添削後

窓は初夏
寝ぬ子と
授乳の片乳と

◆昇格試験のポイント

「も」「まま」言葉の使い方の是非←誤解を招く

これは読んだ瞬間に困っちゃった。
まず「も」、これは片乳をずっと出したまま。
何のために出しているのかを書いていない。
「片乳をだしている」という状態しか書いていない。
おっちゃんのように、変態ジジイがずっと出している、と思う人は当然出てくる。
母と子の情景を描きたかったなら、そういう風に読ませてくれるキーワードを入れてくれないとダメ。
寝てくれない子どもがいることを書く。
(添削後)これなら変な爺さんだと思われることは絶対にありません。
あなたは本当に発想とか書こうとしてることはとても良いのに、時々とんでもない大ボケをかます。
丁寧に小さいところを押さえていたらやれる子ですから、もう1回上がってきて!

特待生3級「北山宏光(Kis-My-Ft2)」現状維持

夏蒲団
軸足の
ミサンガの跡

(時計ということで過去を思い出してみた。当時ミサンガを足につけてサッカーの練習をしていた。寝る時にふと自分の足の日焼けに気付いて、ミサンガの跡は日焼けの跡。軸足はサッカーの時軸足を使うのでサッカーをイメージ、という句)

◆夏井先生の添削後

夕涼や
軸足の
ミサンガの跡

◆昇格試験のポイント

季語「夏蒲団」の効果の是非←主役はどっち?

中七・下五はとても良かった。
「軸足」でサッカーかなと思ったし、「ミサンガの跡」でサッカーと思っているので日焼けの跡に違いないと映像として見えてくる。
季語が惜しかった。
「夏蒲団」から見えた足というのはわかるが、こういう使い方をすると、季語が小道具になってしまう。
主役が中七・下五になっている。
そこがもったいない。

永世名人 梅沢富美男のお手本

◆50句までの現在の状況:44句(残り6句)

公園の夕焼
煮詰まれば
帰る

(夕焼けの5時に時計が鳴る。子ども時は時間を忘れちゃう。だんだん夕暮れになってくるがそこまで遊んでいて帰った、という句)

◆夏井先生の添削後

夕焼が
煮詰まるまでは
まだ遊ぶ

◆掲載の判定⇒ボツ!

【ボツの理由】工夫が中途半端!

中途半端なものは中途半端なのです。
公園の夕焼けまで考えていて、煮詰まったら帰ろうとも読める。
ご本人は夕焼けのあの色を煮詰まると表現したかった。
そうならそうと分かるように書けば良い。
そうなると「公園」と場所を書くよりは、ストレートにあなたが1番書きたかったところをメインで書いた方が間違いがない。
「公園」と書かなくても、公園かなとあとで思わせれば良い。
最後「まだ遊ぶ」にすれば子どもと分かるし、公園かもしれないと思う。

◆50句までの現在の状況:44句(残り6句)

【2021年】

【2022年】

陶芸の査定ランキング

◆査定される人

特待生5級 ハラミちゃん

◆陶芸の先生 岸野和矢先生

◆採点

最下位4位(才能なし)「つるの剛士」9点

◆作品名:茶けしとミキtea
湯呑み茶碗

◆採点

◆お手本あり

◆岸野先生の評価

口づくりがとにかく雑。ザラザラ。
飲む器は口当たりが大事。
ギザギザした縁で新茶を飲むイメージをすると、口が切れそう。

3位(才能なし)「ZAZY」14点

◆作品名:一輪皿
一輪挿し

◆採点

◆お手本あり

◆岸野先生の評価

(一輪挿しの)穴が小さくて水を入れにくい。
(実演してみると)やはり入らないで外にこぼれてしまう。
スポイトで入れないと難しい。

2位(才能アリ)「YOU」27点

◆作品名:はまだゆう
筆立て

◆採点

◆お手本あり

◆岸野先生の評価

すごい丁寧な方。
厚さが見事に揃っている。
この真ん中の部分が薄いので、よくぞ接合した。
接合の時にどべを使うが決してどべだけで付くわけじゃない。
圧力をかけないと付かない。
それでひび割れを防いでいる。
完璧な処理をされている。
実用性としては、背丈が低い。
筆が広がってしまう高さになっていて、邪魔になる。

1位(才能アリ)「貴島明日香」29点

◆作品名:にゃんずボウル
猫のフードボウル

◆採点

◆お手本なし

◆岸野先生の評価

多分、ご自分が飼っている犬か猫がちょうど食べやすい高さに作られている。
大したもん。
傾けて置けるのは、エサがまとまって食べやすい。

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「貴島明日香」29点
2位(才能アリ)「YOU」27点
3位(才能なし)「ZAZY」14点
最下位4位(才能なし)「つるの剛士」9点

特待生昇格試験

特待生5級「ハラミちゃん」1ランク昇格!⇒【特待生4級】

◆作品名:音のある食卓
醤油差しと醤油皿

◆お手本なし

◆岸野先生の評価

(実際に醤油皿にお醤油を入れてみて)わぁ綺麗ですね。見事ですね。
美しい!
醤油差しの取っ手に8分音符があって、一見飾りかと思ったらすごい持ちやすい。
醤油差しの蓋が長い。これは押さえなくても落ちない。
丁寧な仕事をしている。
口の先端が1~2cmがほぼ水平。
これは醤油が後ろに回らない。
全て理にかなっている。
ビックリした。

◆◇◆ ◆◇◆

前回の初挑戦で特待生になった時のハラミちゃんの作品は、武道館ライブで飾ったそうです。

プレバトの作品は7枚目です。

その時の列が長蛇の列で大人気だったとか。
今回の醤油差しと醤油皿もとても素敵でした。

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