『プレバト!!』6月20日「俳句・実物そっくりアート」絶不調の梅沢に新たなペナルティ!水田がようやく才能アリ (original) (raw)

2024年6月20日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・実物そっくりアート」の査定でした。

「実物そっくりアート」は初企画ですけど面白かったです。
色鉛筆のように本物そっくりに描くというわかりやすさがよかったです。

俳句では梅沢さんが絶不調でずっと「ガッカリ」が続いています。
2024年は15回中13回のガッカリとのこと!
今回新たなことが言い渡されてました。

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「雨の行列」

◆査定される人

特別永世名人 梅沢富美男

永世名人 村上健志(フルーツポンチ)

◆俳句の先生 夏井いつき先生

最下位5位(凡人)「高橋光臣」60点

梅雨晴れや
ぴょんぴょん跳ねる
親子傘

(子どもが2人いる。梅雨晴れの後の水溜まりを跳ねている。傘を持ちながら楽しげに、という句)

◆夏井先生の添削後

親と子の
傘のぴょんぴょん
梅雨の蝶

◆夏井先生の添削

大きな問題点は2つ。
頭で「梅雨晴れや」と詠嘆をしているのに最後は「傘」が出てくる。
なんで傘がいるのか?
もう1つは「ぴょんぴょん」があれば「跳ねる」はいらない。
(添削後)これをやれていたら才能アリ。

4位(凡人)「モモコグミカンパニー」67点

イヤホンに
囁く推しや
梅雨じめり

(ライブ前のお客さんがライブハウスの前に並んでいて、もう少しで推しに会えるけどイヤホンで聴いているという句)

◆夏井先生の添削後

イヤホンの
推しの囁き
梅雨じめり

◆夏井先生の添削

これはおっちゃんの指摘のとおり「語順」。
「囁く推しや」の詠嘆はすぐ上の言葉を強く詠嘆。
「推し」を詠嘆したい気持ちはよくわかる。
わかるがこの印象が強すぎて季語の印象に対して損をしている。
俳句は季語が主語。
(添削後)これにしていたら2位は確実だった。

3位(凡人)「小山慶一郎(NEWS)」68点

梅雨寒や
こぞって並びし
ワンタン麺

(実家がラーメン店。雨が降ったりすると寒さでラーメン店に集まってくる。行列ができて、音の馴染みがいいというのでワンタン麺にしたという句)

◆夏井先生の添削後

梅雨寒や
こぞって並ぶ
ワンタン麺

◆夏井先生の添削

おっちゃんの言う通り、中七は極力7音にする。
「並びし」の「し」は過去の意味になる。
過去の意味が入ると季語の鮮度が落ちる。
今並んでいるとした方がいい。
村上さんが指摘した通り、寒いから温かいワンタン麺が食べたくなるというのは凡人に軸足が残る発想。

2位(才能アリ)「水田信二」70点

夕虹の列
前の男の
傘当たる

(夕方に虹が出て晴れたのに、列に並んでる前の人が傘を斜めに持つから、それが自分に当たったり当たりそうでイライラしたという句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆夏井先生の添削

小さな迷惑も俳句の種になる。
「夕虹や」と上五を5音にすることもできるが、前の男との距離感がわかる。
「前の男の傘当たる」
虹が出てるのも気づかずに、傘差したままならもっと迷惑。
綺麗な夕虹に気付かない。
なかなか上手いもんだと思ったらなんとこの男だった!

1位(才能アリ)「IKKO」72点

タクシー待つ
単衣鴇色
雨曇

(大切な人に会うためにタクシーを待っていた。天気が急に変わってきて、仕立てたばかりの着物が濡れると悲しいという句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆夏井先生の添削

軽やかに良い句。
「タクシー待つ」で場所・場面・人物が出てくる。
効率のいい上五。
「鴇色(ときいろ)」がいい。
ほんのりとした柔らかい上品なピンク色。
「雨曇」で灰色になりピンク色との対比も出てくる。
読むと覚えてしまう調べが俳句の命。
これだけ出来たら上等。

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「IKKO」72点
2位(才能アリ)「水田信二」70点
3位(凡人)「小山慶一郎(NEWS)」68点
4位(凡人)「モモコグミカンパニー」67点
最下位5位(凡人)「高橋光臣」60点

永世名人 フルポン村上のお手本

◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)

五月雨の
傘をはみ出る
アンナヴァン

(アンナヴァンはバレエの型。習っている子がその形をしているのを見た。待っている間でもやっているという句)

◆夏井先生の添削後

五月雨の傘よ
片手のアンナヴァン

梅雨の傘軽し
片手のアンナヴァン

◆掲載の判定⇒ボツ!

【ボツの理由】どういう状況なの?

アンナヴァンがわからず調べてわかったが、その瞬間に「どういう状況?」
「片手の」と書くだけで親切。
読み手への配慮があった方が良い。
「梅雨」とすれば音数が節約できる。

◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)

【2023年】

【2024年】

特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本

遥かなる
長持唄の
喜雨をゆく

(雨が降っている時にお嫁さんが歩いているのを見たことがある。お祝いの意味も含めた雨。こういう風情はいいなという句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆「締め」に相応しいか判定⇒お見事!

【相応しいの理由】?

「遥かなる」はイメージとして使われがちな言葉だが、この句の場合は距離感として映像になっている。
遥か向こうの方から花嫁行列が動き出している。
「喜雨」は待ちに待った雨。
小耳に挟んだんですが、清水アナに「毎週作らされてネタがない」と愚痴ったと聞いている。
俳人として「ネタがない」は口が裂けても言ってはいけない。

◆梅沢さんへのペナルティ

10回連続ガッカリが続いた場合

  1. 特別永世名人の称号剥奪
  2. 句集廃版
  3. 今まで入った句集の印税を返金

今回ボツじゃなかったので浜ちゃんが苦笑いしてました。
来週からはボツにならないようにギアがはいりますかね?

実物そっくりアートの才能査定ランキング

◆査定される人

◆実物そっくりアートの先生:中島健太先生(写実画家)

— 画家 中島健太 (@oilpainternk) 2024年6月13日

紙の痕があるので境目がわかるのですが、本当に写真のようでした。
これまた色鉛筆とは違った楽しみ方ができそうです。

◆採点ポイント 30点満点

最下位5位(才能ナシ)「井上裕介(NON STYLE)」11点

◆作品タイトル「オレンジ」

◆採点ポイント

◆お手本あり。

◆中島先生の評価

4位(凡人)「小山慶一郎(NEWS)」17点

◆作品タイトル「ピザ」

◆採点ポイント

◆お手本あり。

◆中島先生の評価

3位(才能アリ)「ギャル曽根」25点

◆作品タイトル「太巻き」

◆採点ポイント

◆お手本あり。

◆中島先生の評価

2位(才能アリ)「高橋光臣」27点

◆作品タイトル「ロールケーキ」

◆採点ポイント

◆お手本なし

◆中島先生の評価

1位(才能アリ)「篠原ゆき子」29点

◆作品タイトル「ハンバーガー」

◆採点ポイント

◆お手本なし

◆中島先生の評価

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「篠原ゆき子」29点
2位(才能アリ)「高橋光臣」27点
3位(才能アリ)「ギャル曽根」25点
4位(凡人)「小山慶一郎(NEWS)」17点
最下位5位(才能ナシ)「井上裕介(NON STYLE)」11点

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