『プレバト!!』7月25日「俳句・スクラッチアート」梅沢が今年4回目のお見事に 好きなラーメン屋を俳句 (original) (raw)

2024年7月25日放送の『プレバト才能ランキング』は「俳句・スクラッチアート」の査定でした。

スクラッチアートは夏休みと相性がいいですよね。
お子さんと楽しめそうです。
せっかく特待生が誕生していたはずですけど、今回は平場メンバーのみでした。

俳句は今年絶不調の梅沢さん。
なんと前回まで18回出演中15回のシュレッダーだそうで。
たった3回しか「お見事」を取れてなかったんですね。

永世名人のフルポン村上さんも久しぶりの「掲載決定」でした。

俳句の査定ランキング

◆俳句のお題:「ラーメン」

◆査定される人

特別永世名人 梅沢富美男

永世名人 村上健志(フルーツポンチ)

◆俳句の先生 夏井いつき先生

最下位5位(才能なし)「勝俣州和」5点

おすすめのラーメン屋:東京・東池袋「大勝軒」

麺の神
汗に塗れた
かたつむり

(東池袋「大勝軒」の山岸一雄さんが足の病気で立つことも困難になったが、暑い厨房で毎日ラーメンを作っていた。それが人の幸せに向かうかたつむりのようだがかたつむりは汗をかかない。山岸さんは人のために一生懸命汗をかいている、という句)

◆夏井先生の添削後

(ラーメンの神 山岸さんへ)
麺の神と
呼ばれて汗に
まみれけり

◆夏井先生の添削

久しぶりに意味がわからない句。
「麺の神」に何か書きたかったのだけはわかった。
かたつむりは比喩だったが、つまらない比喩はやめてください。

4位(才能なし)「岡田紗佳」30点

おすすめのラーメン屋:北海道札幌「麺屋雪風」

らあめん屋
外の蝉まで
舌鼓

(暑い日に外の蝉が鳴いている。ラーメンをすすっていると「おいしいね」と聞こえる、という句)

◆夏井先生の添削後

店外は蝉
ラーメンに
舌鼓

◆夏井先生の添削

まさか蝉まで食べちゃったんじゃないかと。
蝉を食べてないにしても、(話のとおりでも)幼稚な擬人化。

3位(凡人)「アンミカ」50点

おすすめのラーメン屋:東京・日本橋「ラーメンわかい」

盆の月
ラーメンの香に
父偲ぶ

(ラーメンの香りで父を思う、という句)

◆夏井先生の添削後

盆の月
かのラーメンの
香よ父よ

◆夏井先生の添削

季語「盆の月」で父の思い出を書く選択は良い。
季語を信じることができたら「偲ぶ」はいらない。
凡人は偲ぶ。

2位(才能アリ)「ヒデ(ペナルティ)」70点

おすすめのラーメン屋:東京・荏原中延「三陽楼」

空蝉や
雷紋消ゆる
鉢の底

(捨てられた食器の中にラーメンの器があり、そこに蝉の抜け殻があった。捨てられたものと育ったものと感じたものがあっていろんなセンチメンタルな思いを混合した句)

◆夏井先生の添削後

空蝉や
雷紋あせる
鉢の底

◆夏井先生の添削

季語「空蝉」を信じて表現したいことを書いた句。
可能性としては屋台のようなラーメン屋さんとも読める。
「空蝉」が寂しげな表情を持っているので、捨てられているものかもしれない。
そこはあなたの狙い通り。
この上を行くとなると、描写の精度をもう一押しを考えてもいいのではないか

1位(才能アリ)「蝶花楼桃」71点

おすすめのラーメン屋:東京・荻窪「春木屋」

前座二年目
具のない冷やし中華

(師匠と一緒の時はおいしいものを食べられるが、1人になるとお金を全く持ってないので家で食べられるのは具の無い冷やし中華。おなかがすいているのでそれもおいしい。前座修行の時を思い出した、という句)

◆夏井先生の添削後

前座二年目
具のない冷やし中華かな

◆夏井先生の添削

読んだ瞬間に意味がわかる。とても大事なこと。
具のない食べ物はいろいろあるが、季語でもある「冷やし中華」はとても素晴らしい。
破調だと悲壮感、悲哀へ一句のイメージが傾く。
あなたがその気持ちで作ったのであればこのままでいい。
そうでなく、あの時代は楽しく学んでいたのであれば最後に「かな」
これで悲壮感がなくなる。
あなたはどっち?(おいしかったので「かな」)
では「かな」をつけてあなたの一句。

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「蝶花楼桃」71点
2位(才能アリ)「ヒデ(ペナルティ)」70点
3位(凡人)「アンミカ」50点
4位(才能なし)「岡田紗佳」30点
最下位5位(才能なし)「勝俣州和」5点

永世名人 フルポン村上のお手本

◆50句までの現在の状況:35句(残り15句)

おすすめのラーメン屋:東京・恵比寿「手打親鶏中華そば 綾川」

味玉の
尻に凹みや
夏の夕

(ラーメンの味玉はお尻が窪んでいるという描写。涼しくなってきた時間帯のノスタルジーな時間とこの気づきは相性がいい、という句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆掲載の判定⇒掲載決定!

【掲載決定の理由】独自な目線が健在

本当に良く見ている。
ポンチくんらしい。
「味玉」「尻」「凹み」でそれを見つけた自分の嬉しいという詠嘆の「や」。
ポンチ節。素晴らしい。
「味玉」でラーメン店の匂い、熱気、ざわめきが詠嘆の後ろに入っている。
このタイプの句は最後の季語が何がきてもある程度成功する。
だから難しい。
「夏の夕」はいいと思う。
煮卵の醤油の色と夕暮れの空の色がかすかに触れ合う。
これはさすが。

◆50句までの現在の状況:36句(残り14句)

【2023年】

【2024年】

特別永世名人 梅沢富美男の締めのお手本

おすすめのラーメン屋:北海道札幌「麺屋 弘」

夜の秋や
色紙だらけの
ラーメン屋

(昼間は暑かったが夕暮れになると涼しくなる。ラーメン食べたいなという気持ちになる。ラーメン屋に入ると色褪せた色紙がたくさん飾ってある。きっとおいしいんだろうな、という句)

◆夏井先生の添削後

添削なし

◆「締め」に相応しいか判定⇒お見事!

【相応しいの理由】手堅く置きに来ましたね

本当に手堅く置きに来ましたね(笑)。
よっぽどシュレッダーになりたくない。
「色紙だらけのラーメン屋」がいい。
「だらけ」はいっぱいという意味と、ごちゃごちゃというマイナスのイメージがあるが、有名人がいっぱいくるおいしいラーメン屋に違いないと読める。
季語「夜の秋」が生きてくる。
少し涼しくなってラーメンを食べたいというしみじみとした自分の思いを表現。

スクラッチアートの才能査定ランキング

◆査定される人

◆スクラッチアーティストの先生:アカダチアキ(スクラッチアーティスト)

◆採点ポイント 30点満点

最下位5位(才能ナシ))「勝俣州和」14点

◆作品タイトル「Kokoro」
モチーフ:地球の共存

◆採点ポイント

◆お手本あり

◆アカダ先生の評価

4位(凡人)「小沢真珠」17点

◆作品タイトル「燃える薔薇」
モチーフ:薔薇

◆採点ポイント

◆お手本あり

◆アカダ先生の評価

3位(才能アリ)「横澤夏子」25点

◆作品タイトル「花火大会のかき氷」
モチーフ:かき氷

◆採点ポイント

◆お手本あり

◆アカダ先生の評価

2位(才能アリ)「岡田紗佳」26点

◆作品タイトル「猫上開花」
モチーフ:猫

◆採点ポイント

◆お手本あり

◆アカダ先生の評価

1位(才能アリ)「弓木奈於(乃木坂46)」29点

◆作品タイトル「風になって飛んでいけ」
モチーフ:アイドル

◆採点ポイント

◆お手本なし

◆アカダ先生の評価

上手いですね。
黒の残し方が上手。
普通に描くと鼻や目も線で削りがちだが、黒を残して表現している。
削る部分が大きいと色の変化が楽しめる。

◆順位まとめ◆

1位(才能アリ)「弓木奈於(乃木坂46)」29点
2位(才能アリ)「岡田紗佳」26点
3位(才能アリ)「横澤夏子」25点
4位(凡人)「小沢真珠」17点
最下位5位(才能ナシ))「勝俣州和」14点

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