西田敏行さん死去 道内からも惜しむ声 名寄や旭川を舞台にした映画に出演するなど様々なゆかり (original) (raw)

俳優の西田敏行さんが亡くなりました。76歳でした。西田さんは名寄市が主なロケ地となった映画「星守る犬」に出演するなど北海道にも様々なゆかりがありました。

2011年に公開された映画「星守る犬」。西田敏行さんが演じる中年男性と愛犬ハッピーの物語です。
映画公開を記念して名寄市で行われたイベントにも参加した西田さん。市の担当者が「名寄ふるさと大使」を依頼したところ、快く引き受けてくれたそうです。
当時、西田さんの案内などを担当した名寄市職員の池田さん。突然の死に驚きを隠せません。

■名寄市産業振興課・池田俊一課長
「我々としても本当にショックで、いちファンとても本当にショックで、本当に寂しく悲しい気持ちですね」

名寄市民に愛された西田さん。撮影終了後には、「名寄を第二の故郷に決めた」と話していたそうです。

■名寄市産業振興課・池田俊一課長
「撮影時に多くの市民の方に気さくに声をかけていただいて、我々が今までテレビや映画で見ていた優しい西田さんのオーラがそのまま伝わって、本当にいい生き方だなということで、今でも印象に残ってます」

西田さんは2009年公開の映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」にも主演。廃園寸前の旭山動物園が奇跡の復活を遂げる物語です。

西田さんが演じた園長のモデルとなった小菅正夫さん。映画が完成したときのことをいまも鮮明に覚えていると言います。

■小菅正夫さん
「映画の完成祝いを東京でやったんだよ。『俺が歌うわ』と言って最初から最後までずっと西田さん何曲歌ったか覚えていない。裏表のない方でしたね、まったく」

多くの道民から愛された西田さん。その優しい笑顔はいつまでも私たちの心に残り続けます。