浅草フランス座聖地巡礼体験 (original) (raw)

ビートたけしの「**浅草キッド」を読んだ私は無性に笑いに命をかける漢たちを見たくなり、**浅草フランス座(現:東洋館)へ聖地巡礼に行って来た。たけし青年がエレベーターボーイをつとめたエレベーターで4Fへ上がる。

椅子がふっかふかなんだがいかんせん劇場の椅子なので、休憩のときは絶対立たないと腰がおかしくなりそうだ。あと劇場で弁当を食べるというのをやってみたくて、弁当を買っていった(持ち込み飲食OK)。そしたら弁当に「ひつまぶしにしろ」って、だし袋が入ってんのよ。だし汁を残さず飲んだら水分の問題でむくみが出るわおそらく。

せっかくだからと最前席に座ってるんだけど、かなりステージが高くてお笑い芸人の靴下が見える位置だ。おまけに最初に出てきたコンビが二人揃って背が高いもんだから時空が歪んで「こんなに高いの!?」と思った。後から来たコンビが普通くらいの身長で安心したわ。

漫才のほかにも「紙切り」という芸能があって、面白い喋りをしながら下絵無しで絵を切り出してお客さんにプレゼントしたりする。漫才協会関連のイベントということで、所属芸人からは「漫才協会=反社」「漫才協会=おち●ちん」などさまざまな評判が聞かれた。

芸人との距離が近いのも魅力で、下ネタで大笑いしているところを「お客さん一番笑ってますね」といじられるなど、大いに楽しんだ。その日は「オキシジェン」が頭一つ抜けて面白かった。劇場に行った甲斐があるわ。

下ネタで一番笑った客

ちなみにお手洗いはけっこう手入れが行き届いててキレイ。ただ、階段下りるか登るかが必要。上のほうが個室が多いが、1つだけなぜか全力で引かないとあかないドアがある。

生まれて初めてこういう劇場で漫才見たわ。2500円で午後まるごと楽しめるし**マニアックな場所だからそんなに混んでないし(失礼)**、また来よう。ごきげんよう~

浅草キッド (講談社文庫)