彼岸花を見たくて…明日香村 (original) (raw)

2024年9月23日。稲渕棚田にて。

この日。

明日香村の方で、彼岸花祭り2024が開催されていた。

たくさんの彼岸花を見たいんや!

そう思っていた私は意気揚々と飛鳥駅へ旅立つ。

彼岸花祭りに行くのは、これにて2度目である。

前日にネットにて明日香村での彼岸花開花情報を閲覧した結果。

稲渕棚田は咲き始めとなっていた。

「大丈夫かな?」という気持ちを抱きつつ。

大阪市では、ぜんぜんまったく咲いていないし。大阪市内で探すよかいいだろうと思い。飛鳥駅へ向かったのだ。

無事に8時半ごろに到着。

この日は駅前のバス乗り場に、稲渕棚田直通の無料送迎バスが、臨時で発車オーライしてくれているので、ありがたく利用させていただくことにする。

2年前の時もそこそこ彼岸花祭りに向かう人がいたのだけれど。

今年はその時よりも2倍、2.5倍ほどの人がいたので、少し驚いた。

大学生の団体さんらしき若者たちの姿も多く見られ。

皆、そんなに彼岸花を欲しているのかと感慨深く、バスの車窓から眺めていた。

バスに揺られ。

外を見ると。

田んぼのあぜ道に、一週間前に甘樫丘展望台から眺めていた時よりも、彼岸花が咲いているのが見られた。

コレは期待できるかもしれない。

バスに揺られながら、ココロもはずむ。

そして到着。

からのガッカリ。

彼岸花が咲いてない…。

否、

入り口付近にチラホラとは咲いていた。

その彼岸花の写真がこの記事の最初の写真である。

私が思い描いていたのは。

青い空に、青い山、稲穂がこうべを垂れている田んぼをバックに、たくさんの彼岸花が咲いている風景。

でも現実は、

こんな感じであった。

せっかく晴れた青空の下、ただただ緑色が広がっていたのである。

彼岸花祭りは、稲渕棚田の案山子ロードを歩き、いろんな案山子を見ながら会場へ向かうという催しである。

が、

あまりに彼岸花が咲いていないので、会場の前まで歩いてみたが、案山子を見る気にもなれず。すぐさまこの場を離れることにしてしまった。

2年前はもう少し咲いていた。ちょこちょことちょっとした小規模ながら群生していたのだ。

「今年はあまり咲いてないわねぇ」という声が聞こえてきた。

きっと毎年見に来ているおばさんなのだろう。なんとなく聞いていると、年々数が減って行っているらしかった。

きっと咲き始める時期が遅れていたのだろう。

そして今年がこんな感じとなると…。

今後、

彼岸花祭りは日程を後にずらさないといけないだろう。

もしくはオリジナル案山子コンテストって銘打たないとダメかも。

彼岸花祭りとなると、どうしても彼岸花がメインとなってしまい。彼岸花が咲いてないと、メチャンコガッカリしてしまうのだ。

どうしてももっとたくさんの彼岸花を見たいと思った私は、歩いて石舞台古墳へ向かうのであった。

つづく