ビジネス書籍や経営哲学や経営学などに関する話 (original) (raw)

こんにちは

クローバーです^^

今回は牛尾治郎氏・ゴードン・トム氏(元ダイソン日本法人社長)の人間学やビジネスなどの名言・格言集です^^

【目次】

牛尾治郎氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・私も工場を立ち上げる時は、いよいよという時にはここを売るしかないなと肚を括っていました。その決断のタイミングは、遅すぎても早すぎてもよくない。また、自分が生きているうちばかりではなく、後を託した人にも適切な判断をしてもらわなくてはなりません。経営者の最大の責務はそこですよ。

・(対談相手の)加賀見(俊夫)さんは、最初のコンセプトを守りながらも、適宜改善を加えてこられましたね。社内の意見にもしっかり耳を傾けていなければできないことだと思います。

・かつて成功した人ほどなかなか変われないんですよ。しかし未来の成功は、過去の成功よりも難しいという現実をよく理解する必要がありますね。

ですから、いま当社も新しい人を抜擢して経営判断に加わってもらいながら、大きく変化を遂げようとしている最中なんです。

・残念ながら、いまは世界をリードするようなリーダーがいませんし、民主主義も優れたリーダーを選ぶ力が失われてきているのが気がかりなところです。一人ひとりがしっかりとした見識を持って人を選ばなければ、将来は大変なことになりますよ。

・社員を伸ばそうとして上がことさら口を出すのではなく、チャンスを与えて、そのチャンスを社員自らが生かして伸びるのが理想ですね。見込みある人にはチャンスを二回、三回と与えることです。

・加賀見(俊夫)さんのいらっしゃるレジャーの世界(東京ディズニーランド)というのは、前例のない新しい分野だったわけですから、すべて自分で考えるしかない。そういう中でご自分が絶えず変化することを心掛けてこられたからこそ今日があるのでしょうね。

・私は創業者ですから、以前は自分がやらなければ成功しないという強い思いで会社を引っ張っていました。しかし最近は、なるべく自分がリーダーだと思わないようにしています。できる限り権限委譲を進めて、自分でなければできないことに専念しているわけです。そういうふうに、リーダーは常に変化していくことが大事です。

・常に枠を破っていかなければならないということですね。マーケットや顧客はどんどん変わっていきますから、枠を破らなければ生き残っていけないというのが現実なんですよ。

・私は創業の時から今日まで、常にいまが一番大変な時だという思いで会社を率いてきました。最後までこの真剣さを失うことなく走り続けていきたい。それが私の願いです。

ゴードン・トム氏の人間学やビジネスなどの名言・格言集

・(日本でダイソン掃除機が受け入れてもらえず)おかがで最初の数年はとても勉強になりました。いただいた声を一つひとつ拾い上げたものをベースに、二年ほどかけて日本向けの商品を開発しましてね。それを二〇〇四年の夏前に発売したあたりからすべてがうまくいき始めたんです。

・(家電量販店の店員さんへのトレーニングを実施した背景)どこもずっと同じような商品を出していたので、店員さんに敢えて商品の説明とか勉強会とをする必要もなく、実際何もしていなかったと思うんです。

そこで我われはダイソンの新しい技術を店員さんに完璧に理解してもらえるように勉強会を始めました。とにかく真面目に丁寧に、時にはマンツーマンのトレーニングを交えながらコツコツやっていったんです。

・私が大切にしてきたのが、現場を大事にすることです。私はいまでも結構店に顔を出していて、週末になると売り場の近くに立ってセールストークとかお客様がどんな商品に関心を持つか観察しているんですよ。

・現場から教えられることは本当にたくさんあって、現場を理解できなければビジネスの発展させるのはなかなか難しいのではないかと思います。

・(ゴードン・トム氏、自らが現場に臨むことを課していることに対して)最初の頃には私自身が店頭に立って売っていたくらいですから(笑)。でも、そうやっているとお客様の生の声が入ってくるでしょう。これがすごく勉強になりました。日本人の考え方や買い物の仕方が分かってくるんです。

・(家電メーカーのシャークニンジャの日本法人社長になり)私の個人的な思いとしては、他社のシェアを取りたいという考えはないんですね。競合他社の真似をすることでシェアを奪うこともビジネス戦略の一つなのかもしれませんが、それよりも市場全体をどうすればもっと拡大できるかと考えるほうがずっと面白いじゃないですか。

・競合他社の動きに興味はありますけど、相手がこんな手を打ってきたから、我われも追随しようとは思いませんでした。むしろ私がこれまでずっとしてきたように、自分たちが持っている商品の強みにもっと焦点を当てるべきだと思うんです。

・例えば一流のスポーツ選手を見ていると、自分の強みにフォーカスして試合に臨んでいると思うんですよ。対戦相手を研究する必要はもちろんありますが、それを踏まえて自分の強みをどれだけ発揮できるか否かが勝敗を決する。ビジネスの世界もそれと同じだというのが私の考えです。

もちろん、そのためには一流選手にそれ相応の実力が備わっているように、商品力があって、なおかつその強みにしっかり向き合えれば、どんな市場においても活路を見出せるのではないでしょうか。

・私はビジネスに臨む上で解決できない問題はないと思っています。解決できないとすれば、まだ十分に考え尽くしていないからです。考え尽くしてすべて試せば、必ず問題は解決できる。そう信じて様々なアイディアを実行していくことが、どんな枠をも破っていく力になるのです。