「同じことは自動化して二度やらない」時間節約術~『Fancy Hands』創業者の仕事術 (original) (raw)
敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第32回。医者の検索&予約サービス『ZocDoc』のCEOサイラス・マスミ氏に続く今回は、パーソナルアシスタント・サービス『Fancy Hands』の創業者テッド・ローデン(Ted Roden)氏にインタビュー。
旅行の計画、パーティーの企画、クリスマスプレゼント選び、歯医者の予約など、誰かにまかせてしまいたいことってありますよね。また、とにかく時間がないときも。そんなときはパーソナルアシスタントにお願いしてしまいましょう!
『Fancy Hands』は毎月定額で利用できるバーチャルアシスタント・サービスです。アシスタントは全米に散らばっていますが、メールを送るのと同じくらい、簡単に自分のタスクを依頼できます。Fancy Handsは「世界で最も役に立つスタートアップ」や「まさに天国」など、数々の賞賛を得ています。
今回は、『Fancy Hands』の仕掛人こと創業者テッド・ローデン氏に日頃の仕事術を聞きました。
氏名:テッド・ローデン(Ted Roden)
職業:『Fancy Hands』創業者・CEO
居住地:米ニューヨーク州ニューヨーク
現在のモバイル端末:iPhone 4S
現在のコンピューター:MacBook Air(11インチ)、ときどきAppleのモニター(27インチ)を接続。
仕事スタイルを一言でいうと:ダラダラと
「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは何ですか?
テッド:ほぼ一日中『Emacs』をいじっています。最高のテキストエディターですよ。プログラムの起動やファイル検索には『Alfred』を使っています。最近ではクリップボード履歴機能も使い始めましたが、世界が変わりましたね。スクリーンショットをたくさん撮るので『Skitch』を利用しています(ただしバージョン1)。ほかには、OmniFocus、Evernote、TextExpander、1Password、Chromeを使っています。
仕事場はどんな感じですか?
テッド:オフィスでは12メートルのテーブルをみんなで囲んでいます。私自身は、テーブル、スタンディングデスク、ソファを渡り歩いて仕事をします。自宅のアパートには超アンティークの机を置いています。部屋にはフィットしていませんが、大のお気に入りです。
(テッド氏お気に入りのワークスペース)
お気に入りの時間節約術、またはライフハックは何ですか?
テッド:同じことを二度しないように心がけています。何かを繰り返しやっているのに気づいたら、自動化できないか考えます(Fancy HandsやText Expander、IFTTTなどを使って)。また、「しなければならない」と頭の中で繰り返し考えているだけのことがあれば、自分がそれをやらないのは明らかです。ほかの人に任せるか、考えるのをやめます。
愛用中のTo-Doリストマネジャーは何ですか?
テッド:『OmniFocus』にあらゆるToDoタスクを詰め込んでいますが、日常的には使っていません。ときどき思い出したように開いて、タスクを片っ端からやっつけます。
携帯電話とコンピューター以外で「これは必須」のガジェットはありますか?
テッド:妻のカメラですね。私ではなく、妻がふたりの子どもの写真をたくさん撮るんです。ときどき職場で、妻のFlickrフィードをチェックしています。ほかの何よりも楽しみですね。手放せと言われたら、妻のカメラより先にiPhoneを手放します。
日常のことで「これは他の人よりうまい」ということは何ですか?また、その秘訣は?
テッド:iPhoneのバッジの数を無視するのが得意です。何件のアプリがアップデートされたか、未読のSMSが何件あるかなどまったく気にしません。
(テッド氏のiPhoneホーム画面)
仕事中、どんな音楽を聴いていますか?
テッド:オフィスには「Sonos」が置いてあり、誰でもアルバムを追加できます。ヘッドホンをするときは「Menomena」の曲ばかり聞いています。
睡眠習慣はどのようなものですか?
テッド:たいてい深夜0時から2時の間にはベッドに入ります。我が家には世界最高の目覚まし時計が2つあるので、決して寝過ごすことはありません。彼らは「ジュース飲みたい」とか「電車で遊ぼう」とか「砂場にいこうよ」などと言いながら、朝5~6時には私を起こしにきます。
これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。
テッド:「どんどん進みなさい。何かにぶつかったら...曲がりなさい」
Tessa Miller(原文/訳:伊藤貴之)