2024/10/16(水)曇り 喫煙所のこと、「死の棘」、ドラマ「黒革の手帖」最終話 (original) (raw)

〇島尾敏夫『死の棘』読む
〇ドラマ『黒革の手帖』の第6話見る

今日は月に一度、系列クリニック経由で出勤する日。とはいえクリニックは利便性がよく駅前なので、いつもより遅く家を出ればよいし、気分転換になるので歓迎。任務も簡単で、滞りなく終わる。

それはそうと、病院の喫煙所問題。病院は ”敷地内禁煙” とかなんとか言うことで、6年くらい前に喫煙所は完全閉鎖された。健康増進法とか云う、他人の健康に口を出し従わせる法案があるらしい。親切なことだ。

不健康には不健康なりの理由があるし、健康最優先で大騒ぎして、今度は長生きリスクがどうのと騒いでいる世間様を理解しかねる私にとっては束縛でしかないが、選択肢がないので従っている。まあ私はヘビースモーカーではないので、10時間くらい吸わなくても別にどうということはないけれど。

一方、系列クリニックは雑居ビル内にあるため、”その雑居ビルの喫煙所” というのが裏手にある。灰皿も椅子もある。私は毎月、任務完了後はそこに寄って、人間らしくゆっくり座って喫煙し、それから本来の勤務先である病院に向かっていた。

ところが先月行くと、裏手に回れないように柵がしてある。は! とうとうここにも手入れが入ったか! なんと世知辛い事だ。しかしもう一服する気になっていたので、意地でも吸ってから出勤するぞと、喫煙所アプリで探すとコンビニ内に喫煙所を置いているコンビニを駅前に発見したのでそこへ向かう。何も買わないわけにもいかないので、100円程度の飲む酢を買って喫煙所を利用させてもらったという出来事があった。

なので今朝クリニックのスタッフに「裏に行かれなくなっちゃったですか」と聞くと、不審者情報があったので柵を閉めているが、鍵がかかっているわけではなく普通に通れる、喫煙所の有無は知らないが、行くことはできる、とのこと。

早速向うと、かつての姿のまま喫煙所はあった。一服する。

ドル円は149円台をウロウロしてさほど下がらないが、私が持ってるペソがダダ下がり。そろそろ反転するとにらんでいるのだけれど。

BTCは1000万円台を回復しそうだけど、ETH他アルトコインは動きが鈍い。

島尾敏夫の『死の棘』。いま半分くらいのところ。トシオのアイディアでミホの気分転換のために、嫌な過去のある小岩からトシオの田舎に家族4人で避難してしばらく過ごし、小岩に帰ってくるとミホの病が悪化してきたあたり。

それまでは度々ヒステリーを起こしながらも家事はきちんとやっていたのに、全く何もしなくなってしまう。子供の世話も、掃除も洗濯も何もかも。そのミホの心理は伺うだけで、分からない。

私はこの島尾敏夫とミホの夫婦に、強めの興味を持って読み進めている。『死の棘』が映画化されていることは知っていたが、調べてみると島尾敏夫はこの『死の棘』のベースになる日記も出版しているらしい。それからミホ自身も本を出している。

近々日記の方を買い求めることにする。ほかに山田風太郎の戦中派日記第3弾も買うつもりだから、しばらくは日記ばかりを読むことになりそう。

帰宅後、ドラマ『黒革の手帖』の第六話を見る。

スターな田村正和はスターだから、元子を本当は好きなんだけど仕方なく騙すという具合に、若干イイヤツに変更されていた。スターだからだと思う。

終わり方は原作と同じ、ホラーな終わり方。怖い。怖いけど原作の方が怖かった。全体的に原作を大きく改変することもなく、かなり良い出来だったと思う。

ドラマもさることながら、初めてちゃんと見た山本陽子の美しさに感心。女優になる前は野村證券の社員だったらしく、当時の写真がネットに転がっていた。同僚と共に写るお姿を見ると、隣にいる凡百の女性陣とは雲泥の差、月とスッポン、笑ってしまうほどの差がある。元が良すぎた。

そして彼女がなんと80年代半ばに、沖田浩之と熱愛関係にあったことを初めて知ってこちらもびっくり。沖田浩之ねえ。そういえば十朱幸代と西城秀樹という年の差カップルが話題になっていたこともあった。年の差カップルが流行っていたんだろうか。

ところで昨日、第五話はYoutubeで見当たらなくてアマプラで見たが、よく探したらちゃんと第五話もあった。

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