【人生の岐路】中日・中島宏之、息子の姿に答えを見た「…ただ、それだけですよ」 - プロ野球 : 日刊スポーツ・プレミアム (original) (raw)
【人生の岐路】中日・中島宏之、息子の姿に答えを見た「…ただ、それだけですよ」
中日は10月8日に中島宏之内野手(42)と来季の契約を結ばないことを発表しました。中島は球団を通じ「チャンスを与えてくださった球団、立浪監督、ファンのみなさまの期待に応えられず、悔しい気持ちでいっぱいです。1年間という短い期間でしたが、バンテリンドーム、ナゴヤ球場でたくさんの応援をいただき、感謝しています。野球が好きですし、まだまだ頑張りたいと思っています」と現役続行の意思を示しました。中島の胸に秘める野球への思い、現役続行の裏側に迫ります。
中日対阪神 6回裏中日無死満塁、立浪和義監督と言葉を交わす中島宏之(右)(撮影・森本幸一)=2024年4月13日、バンテリンドームナゴヤ
「またやりたいなと思ってもできなくなる」
中島は、球団を通じたコメントの中に「野球が好き」とシンプルな思いを込めた。プロ24年目の大ベテランだが、野球少年だったころと同じ気持ちを今も持ち続け、グラウンドに立っていることを物語る言葉だった。中日から戦力外通告を受け、現役続行か引退かで揺れたと普通なら想像するが、中島の決断に迷いはなかった。
「1回、辞めると言えば、またやりたいなと思ってもできなくなる。今は野球がやりたいって気持ちしかないですし、その思いがある間は続けたいなと。野球は今しかできないですし、もう野球はいいかなと思ったら、いつでも辞められるので」
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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。