古川氏「靖国神社に参拝を」 首相「公式参拝控える」 14日の衆院代表質問(4) - 日本経済新聞 (original) (raw)

防衛相発言

古川禎久氏(自民)

古川禎久氏(自民) 一川保夫防衛相が「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と発言した。安保の基本姿勢について、誤ったメッセージを送り続けるのではないか。

首相 防衛相の発言は一般の国民を代表する政治家が国民の目線に立って物事を判断していくとの趣旨だ。文民統制の徹底に万全を期す一方、平時からいかなる危機においても迅速に対応する態勢をつくる。

靖国神社参拝

古川氏 首相は8月15日に靖国神社に参拝しないと述べた。国のために殉じた方々に感謝と敬意を表さずに、日本の危機を克服できるのか。

首相 国に殉じた方々に感謝や敬意を表することは当然だ。他方で政府を代表する首相の立場として総合的に考慮すると、首相や閣僚が公式参拝することは差し控えなければならない。

外国人参政権

古川氏 永住外国人への地方参政権の付与は安保上の懸念があり、到底許容できない。

首相 様々な意見があり各党会派で議論をいただくことが必要だ。

古川氏 菅直人前首相や前原誠司政調会長への外国人献金が明らかになった。献金と外国人への参政権付与の動きはまったく無関係なのか国民は疑っている。

首相 政治家個人の政治資金の問題は政治家それぞれが説明し、適正な措置を講じるべきだ。菅前首相は国会答弁等で説明してきた。定住外国人の地方選挙権について、民主党は極めて慎重に検討している。